日本最大級のハイブリッド書店
シリーズもののうちの1冊。あらすじだけで胃が灼けそうに!
声だけで相手を墜とせる前生徒会長「たらしの野上」と学年一の美貌の持ち主で副会長だった「花の宝蓮華」。どんなときも黙って補佐をしてくれた宝蓮華が、自分が知らないうちに外部進学することを決めていたことに動揺する野上。動揺した時点で気付け!と言いたくなるくらい、ずーっと自分の気持ちに気付かない。焦れったくてせつなくて痛くて締めつけられる。
このシリーズは攻視点で話が進むものが多いです。遊び人だったり朴念仁だったり、何故か鈍い攻ばかり(年下攻はさすがに一直線だけど)。自分の気持ちすら気付かないのに、受の気持ちに気付くわけない。最後にハッピーエンドになることはわかってるんだけど、攻の気持ちに同化して無自覚な片思いしながら読みました。あー苦しかった。
最近わかってきた傾向。オレ様もしくは傍若無人な攻が、クールビューティーな受にメロメロになる話が好きらしい。受のほうもめちゃくちゃ大好きなんだけど、口にも態度にも出さないような。は~っ、おもしろかったです。でもやっぱお互い以外は相手にしないでほしい~。