ボタンを押すと即立ち読みできます!
獣シリーズより千春x一輝カップルのお話です。
お話は一輝がマーキュリーに研修に出て約1ヶ月経った頃から始まります。
仕事が忙しい千春と、1年で日本に戻ると約束して研修中も日本に帰らないと決心した一輝は、一輝が日本を発ってからまだ一度も会えずにいます。
予想はしていましたが…やはり千春がとんでもなく怖くなっていて(笑)、それを充分分かっている一輝が男前でした。
一輝はシリーズが進むにつれて男前度がどんどん上がっている感じですね!
毎日電話で話しているとか、離れていてもラブラブなのを見せてくれるカップルです。
遠距離恋愛という事で、今回はその醍醐味が詰まった1冊になっています。
普段会えない分、会えた時には近距離恋愛のカップルより濃厚な時間が過ごせたり…。
私も経験があるので、今回は2人の心境が非常によく分かりました。
会えたとしても別れる時が非常に辛いんだよなぁ…そのシーンは分かっててもグッときました。
描き下ろしの漫画は今回初登場で一輝の「お友達」(?)になったバリーと一輝のお話ですが、一輝の天然ぶり(?)が可笑しかったです。
一輝が千春とあるために決めたアメリカ行き。
それは、5年間(当人たちは1年で終わらせると考えている)の別離をもたらすものだが、シリーズ前作『相方の愛し方』でも見られたようにそのストレスは周囲も巻き込む超怖モード。
今回の始まりは、そんな千春が仕事のトラブルでもう社内辛抱たまらん状態になり、とうとう社長から仕事という名目を与えられて一輝に会いに行けるというところからです。
千春といえば、最初のイメージでまあ、犯り殺すほどの(笑)獰猛な、まさに題名通りの獣ではありましたが、
シリーズ進行とともに一輝が猛獣使いでそれに従う(時々暴走)ライオン?
な感じになり、今回は犬になったライオンな感じ?
久々の(といっても一か月)エッチにがっつくかと思えば、そこはご主人様である一輝が主導権を握り、そのエッチにやさしさがにじみ出ているような?
この千春のエサは一輝の穴舐めとか、なんか色っぽいんだかお笑いなんだか、普段の会社での強面がぺちゃぺちゃ舐めまくってるそのギャップがたまらんね♪
さて、このNYで一輝は同い年の起業家バリーと出会います。
このキャラクターもいい味出してユニークではあるのですが、彼によって一輝が自分で道を切り開くものと与えられた道を行くものの違いを感じ、刺激を受けています。
一輝も一見チャラいように見えて千春が教育係でしたからもちろん優秀です。
実力主義の会社において、一輝が次代を継ぐ為の一番の敵は千春であると知っています。もちろん千春だって。
でも別れられない二人はひょっとすると何が最善かわかってるのかもしれないですね。だからこそのアメリカ行きでしたし。
シリアスもありながら適度なユルさもあり、エロもあり・・・が最近そのエロがあまりエロくなくなってる感じはするがそれでもまあ、小玉スイカ並みのプリケツと千春のタンガショーツ姿とかオスの色気は満載なんでwいっか~
そのラストの締めがこれまたグっとキました。
二人の束の間の逢瀬の後の別れシーン。
一輝の涙にやられた!
「獣シリーズ」早く続きを読みたかったよーー!
そう思って食いついてみたものの、う~~ん、
ふたりがラブラブする姿を見れて嬉しい反面、
正直ちょっと堂々巡りな思考すぎて盛り上がりにくかった、かな…
次期社長になるためのスキルを身に着けるべく一輝が渡米して、
遂に千春と一輝は離ればなれ、
この本は、遠距離恋愛になって1ヶ月経った頃からのお話です。
千春が時間を作ってアメリカに会いに行くはずが、
千春の息のかかった関連会社が不始末を起こして身動きが取れない。
こまめに電話し合ってテレフォンHもしてるけど、
全然足りなくて日に日に会えない辛さが募って、限界が近い千春と一輝。
それが、一輝の父の計らいもあって、
仕事で千春が渡米して一輝の元にくることになって…
久しぶりに会えてすぐに求め合う様子、
だけどあくまでも一輝を優しく抱こうとする千春には、キュン♡
1週間ちょっとという期間限定の愛の日々、
もちろんセックスしまくりですw
(いつも~な感じなので特別エロくはないけど)
今回は一輝と同い年の、起業して社長をしてる新キャラが登場、
そんな彼と話して改めて一輝は、
自分が社長になるために千春の存在は最大の障害だと思うけれど…
なんか、この辺の思考があまりに堂々巡りな感じで、
さすがにちょっとうんざり~となりそうでした、
盛り上げるためなのかもだけど、念押ししすぎじゃないかな…(;´・ω・)
そんなんで、途中気持ちが萎え気味になったんですが、
最後の千春が日本に帰る別れのシーンは、
なんだかんだ言ってもグッときて、切なくてよかったです。
一輝の泣き顔を見ないようにして背を向け去っていく千春、
その背中はものすごく寂しそうだし、
残された一輝が歯を食いしばって流す涙には、胸が締め付けられました。
ふたりが最終的に幸せになるためといっても、
やっぱり離ればなれは辛い…
色々文句めいたことを思っても、
やっぱりこのシリーズ、このふたりが好きみたいです、
続き、早く読めるといいなぁ~早く幸せになってほしいよぉ~
(内容&期間共に間延びしてウンザリ…なんてなりませんようにー!)
「獣」シリーズ15作目。
ガッツリ千春x一輝で1冊です。
さて、一輝の渡米から1ヶ月。
もう千春は限界値突破です。
それも、一輝がいない事で仕事を詰め込みすぎたための弊害で。
一方、一輝の方が大人ですね。
当初は千春が一輝を過保護に育てて一輝もそれを当然の事と受けていたけど、最近の一輝の成長ぶりはなかなか。
見かねた社長から振られた仕事にかこつけて、アメリカに飛んでくる千春。
そして当然やりまくる千春。
これで千春もしばらくは落ち着く?と思いきや、一輝の前に同世代ながら起業して精力的に人脈作りをする「バリー」というチャラ男が出現する。
バリーの考え方、行動原理を知り、自分の殻を感じる一輝。
バリーは屈託なくグイグイきて、あっという間に一輝を「友達」扱い。一輝は戸惑いつつバリーのペースに巻き込まれてなんとなく連むが、その交流で自分の立場、千春の弊害に改めて気づくのです。
千春はいつもながら、一輝の周りに誰かがいる事に嫉妬。またストーカー気質発動か?
千春のアメリカでの最終日、別れに涙が出てしまう一輝がいじらしかった!
「藤堂一輝のオトモダチ」
千春との激しすぎた夜を過ごし、昼間ボケ〜〜っとする一輝。
声をかけてくれるバリーにトンチンカンな受け答え。バリーと一輝ってなんだかんだ気が合っていい友達みたい。
離れ離れになって1ヶ月。
カオルの疲労っぷりに、内へ内へと閉じこもっていく千春の表情の硬さ。
冷ややかな職場の重苦しさは容易に察することができます。
そんな日々の疲れからか千春の弱音を吐く姿に、背中で語る不安と寂しさに、切なさが募りました。
人を信じない男が一輝を信じて1年待つ。
その溜まっていくフラストレーションが前作ジュンへと降りかかり、日が経つごとに社内だけでなく関係会社の存続にすら及ぼうとしている。
冷ややかな視線にゾクゾクするほどに、頑固な2人の逢瀬を今か今かと待ちわびてしまいます。
全く失念していたのですが、スーツ姿の一輝に社会人として住居の管理が出来ていることに驚いてしまいました。
しかし千春のラフな姿に脈絡なくときめいてしまい、またあっけなくいつもの一輝とお世話係の千春に。
海外に出た事で、西條千春という盾を外してみて分かる世界の広さに、たった1ヶ月とはいえ、一輝の成長を充分に計り知ることも出来ました。
けれど広がっていく一輝の世界を垣間見て、笑顔が消える千春。
まだまだ危うさのつきまとう2人の関係に終着地点を見られる気配はありません。