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表題作鬼の王を呼べ 鬼の王と契れ 2

夜刀
鴇守と契約した使役鬼
矢背鴇守
鬼使い一族の最年少鬼使い,21歳

あらすじ

異形の鬼を使役し、歴史を陰から支えてきた矢背家。最年少の鬼使い・鴇守と、
最強の鬼・夜刀は、唯一無二のパートナーで恋人同士だ。
とある事件を経て鬼退治することになった二人。けれどうまくいかず
陰陽道を操る“修復師”の元で修業することに!! 現れたのはクールな美貌に毒舌な右恭。
「才能がない」と一刀両断され戸惑うけれど、
そんな時、矢背一族が相次いで鬼に襲われる事件が起こり!?

作品情報

作品名
鬼の王を呼べ 鬼の王と契れ 2
著者
高尾理一 
イラスト
石田惠美 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
シリーズ
鬼の王と契れ
発売日
ISBN
9784199007989
4.2

(79)

(40)

萌々

(25)

(8)

中立

(2)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
5
得点
326
評価数
79
平均
4.2 / 5
神率
50.6%

レビュー投稿数5

夜刀が今回もいい味出してます!

私的、鬼祭り開催中。
第1弾はこの作品!!

私は、ドラマCDからの前作【鬼の王と契れ】の小説を読み、今回の作品に至ります。
ドラマCDがね、本当に良かったんですよ!!未聴の方はぜひ聴いて頂きたいのですが・・・。

お話が逸れてしまいましたが、鬼使いの矢背鴇守くん(受け)と鬼の夜刀(攻め)のお話第2弾です。
前作で成長したかに見えた鴇守くんですが、ある意味夜刀に邪魔されて、鬼退治がなかなか進みません。独占欲と嫉妬心がかなり強い夜刀ですから、今回はさらにヒートアップしてます。

新しく、修復師の右恭も登場してまだ続くようなので、これからがお楽しみなキャラです。絶対鴇守くんの事、好きそう。でも彼は受けの匂いがプンプンしてますが。

相変わらず夜刀が可愛すぎます。言ってる事が小学生並みで他の鬼と目が合っただけで「浮気だ、浮気だ」言うし、「鴇守をいじめる奴はあれするぞ」ですからね。
二人の会話がすごく可愛くて微笑ましいです。

次回はどうなっていくのか予想が難しいのですが、二人が幸せだったらいいなぁ~と思います。

ドラマCDも第2弾よろしくお願いします!!

4

「鴇守は、鬼ホイホイ」

異形の鬼を使役してきた矢背家 
最年少の鬼使い/鴇守・・・「鴇守は、鬼ホイホイ」 鬼使いの二代目の資質を備えた先祖返り。
最強の鬼・夜刀・・鴇守誕生直後から傍に居る。鴇守が好きすぎて纏わりつく(あとがきで、セクハラと言っている)
陰陽道を操る“修復師”/右恭・・「鴇守は才能がない」と看破するが、当主候補と認めて、夜刀の「鴇守鬼化」を阻む。

段々面白味が増してきた。
鴇守が、鬼使いとしてしっかり才能を拓きたいと望むようになって、頼もしい。
六道の辻の騒動で、一度だけ夜刀と同調できて、右恭を鬼から守った鴇守。
鴇守のやる気を邪魔する夜刀の嫉妬振りが面白い。
逆に鴇守のほうが夜刀に嫉妬したり、二巻は随分進展がありました。
3巻の進展に興味津々。

夜刀が、エッチで、譬えが子供のような表現で分かりやすい。ピンチでもユーモアがあるのもいい。夜刀が言う「鴇守は、鬼ホイホイ」って、分かりやすい。
読みながら感心してしまった、夜刀のユーモアセンス、抜群に良いです。

この物語の鬼は式神ではなくて、どこかで生まれた異界の妖怪だから、なんでもありで面白いです。
「仕事の鬼」と言う様に、鬼はある一つの事に夢中になる性質のものだから、夜刀は鴇守を喜ばせることに夢中でそれ以外見えないから、しつこい。
夜刀の秘密の計画を右恭が看破・・・なんと、愛する鴇守を鬼化を粛々と実行していた。

 挿絵が無い電子版で読んだので、紙版を買おうか検討中。

0

相変わらずの2人でした

待ちに待った、『鬼の王と契れ』の続編です。夜刀の暑苦しい愛情は変わってないし、鴇守は相変わらず鬼にモテモテで、今回も面白かったです。おまけに、これで終わりじゃなくてまだ続くようなので、嬉しいサプライズでした!

今回は、鴇守たち鬼使い一族が鬼に狙われるという事件が起きます。
そのため、鴇守と夜刀が鬼退治の仕事を引き受けるんだけど、鴇守を鬼に見せたくない夜刀は大反対します。なんてったって、鬼と鴇守の目が合ったら浮気ですから(笑)
だから、夜刀が敵意をむき出しにするから鬼にモテモテな鴇守がいても、鬼は怖がって出て来れなくて仕事にならなくて。
それでも役に立ちたい鴇守は、鬼を倒すのに有利になるように夜刀と同調する方法(遠くに離れていても夜刀の目で同じ物が見れたりすること)を身に付けようと、鬼使いを陰で支える修復師・右恭に修行を頼みます。

そんな中、鴇守の祖父が鬼に襲われたという知らせを受けて、鬼が鬼使い一族を狙う理由を調べに、右恭と一緒に苦手な六道の辻(鬼の溜まり場)に行くことを決意します。
その理由は夜刀絡みだったんだけど、鴇守を前にした鬼たちが、そんなことなどスッカリ忘れて鴇守に迫るのが笑えました。でも、契約を結んでもらえないと知ると、鴇守を食べて一心同体になりたいと襲ってきたので笑ってられなくなります。
もちろん夜刀が守ってくれるんだけど、あんなに練習してもできなかった同調がすんなりできて、鬼をあっという間に倒していく様子は萌えました。

前作同様の、夜刀の鴇守への溺愛ぶりも全くぶれてなくて気持ち良かったです。あんなに鬼の世界では最強で敵なしという感じなのに、鴇守には弱くてすぐイチャイチャしたがるのが本当に可愛いです。
鴇守も、前よりも夜刀への愛情がヒシヒシと伝わってくるし、愛情表現も素直になってるしで、2人の甘々度が上がっていて萌えました。
おまけに、何やら夜刀の密かな(鴇守の鬼同化)計画も進行中のようだし、右恭も鴇守を狙っているようで、3巻ではどうなるのか楽しみです。

20

新キャラ登場‼︎

鬼の王と契れの続編です。
今回ものっけから夜刀(攻)には笑わせてもらいました。

どれだけ鴇守(受)が好きなんだか、普通は好きなら鴇守の為に一生懸命に鬼使いの為に働くのでしょうが、夜刀は鴇守が鬼ホイホイで目を合わせる事すらも浮気‼︎と騒ぐし、最強鬼オーラを振りまくから鬼は寄って来ないし、鬼退治どころではありません(笑)

でも鴇守には切実な思いが…
矢背家の請け負う、もっとも重要にしてスタンダードな仕事は要人暗殺であるが、鴇守には絶対に出来ないし、したくありません。
次期当主の座を免れ、当面の仕事としての鬼退治も三カ月で成果が無い鴇守には肩身が狭く、1日も早く成果を挙げたかったのです。

鴇守は当主に鬼との同調の方法を伺いますが、鬼使い本人の資質によるもので、資質の無い鴇守一人での開眼は難しいので、補助に付けるように矢背の修復師の隠塚右恭を指導役として紹介されます。
修復師の名や存在は秘匿されており、一番力の強い修復師は、矢背家当主の対となり、生涯離れず身命を賭して仕えるのが存在意義でした。そして、現矢背家当主の正規の修復師は、右恭の父親でした。

同調の修行が全く上手くいかない中、鴇守の祖父が鬼に襲われます。
夜刀が駆け付けた時はすでに片足の膝下が食われた後で一命は取りとめたものの、鬼に対して 過度の反応と、鴇守への責めへと変わります。
あれ程、鴇守が小さい頃から、鬼が怖いと泣いていた時には弱虫と侮っていたにも関わらず、勝手に期待し、勝手に失望し、勝手に満足し、鴇守の気持ちは微塵も考えていなかったのです。

鴇守と夜刀、そして右恭は、六道の辻に開けられた障壁の原因究明と、その修復をしにいきます。
そこで、火事場の馬鹿力か、あれ程出来なかった同調が成功しますが…

今回、六道の辻での奮闘により、鴇守の次期当主として望む思いを現当主は強められましたが、修復師である右恭を補助に付けた時から、もう決めていたんですよね。

右恭も、初めは自覚の無い鴇守にイライラしていたみたいですが、決意を評価し協力を申し出ます。
しかしこれも右恭ははじめから鴇守が右恭の存在意義だと思っていたのですが。

それにしても今回、驚くべき事が発覚しました。
夜刀は、鴇守を人間から鬼に変えてしまおうとしているのです。
それは右恭も言っていますが、信頼している夜刀が自分に嘘をつき、さらには忌み嫌っている鬼に変じさせようとしているとは、全く思ってもいないでしょう。

これから、鴇守の鬼化を望む夜刀と、それを阻止しようとする右恭のバトルが始まりそうです。
それにしても右恭はツンデレですね(笑)
一度だけイラストにも登場しますが、滅茶苦茶カッコイイです♡
鴇守を鬼化しようとする夜刀には私的にも同意しかねるので、次巻では右恭に頑張ってもらいたいです。

4

夜刀の鬱陶しさにうんざり

2015年刊。
鬼の王と契れ、2巻目。
物語の全貌を掴む途中で夜刀と鴇守の関係に苛つきが酷くなってしまい、途中で放り出したくなってしまった。

鴇守(ときもり)は自身が鬼嫌いだから、矢背家の次期当主は荷が重いからと言って仕事を選り好みしているし、それでも彼なりに頑張ろうと鬼退治の役割を担うも、使役鬼の夜刀(やと)が常に焼きもちを焼いて邪魔をする様子には読んでいてうんざりしてしまった。
鴇守が鬼を瞬時に惹き付ける稀有な能力を持つ為に、他鬼には一切関わらせたくないとする夜刀の独占欲は鬼特有のものだろうが、他者にもいちいち口を挟んで鴇守を庇うのは鬱陶しくて堪らない。

そんな苛つきの限界を感じた中で流れを変えたのは、鴇守が望んだ修行の為の指導者として右恭が登場してからだ。
彼は矢背家の当主を陰で支える修復師の一人なのだが、鴇守の駄目なところを辛辣に切り込んでくれて、夜刀が無駄に庇うのも一切無視してくれたおかげで苛つきもすっきりした。
夜刀って鴇守を大事にしているつもりでも実際は彼の成長を妨げている状態で、つくづく主人を駄目にする守護者だと感じていただけにね。

恐らく矢背家の考えでは、鬼使いと使役鬼の関係は"主従関係"であるはずなのだが、鴇守が望んでいるであろう"対等な関係"を夜刀と築いていくのは相当厳しいかと思うけれどね…
そもそも矢背家は鬼使いとして長年鬼と契約してきたが、未だに共存の道がない。
これでは一族が前途多難になるのも無理はない訳だ。

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