Renta! 限定特典ペーパー付き
花村は上司である左井に好意を寄せていた。
けれど佐井の結婚を知り、失恋を自覚。
ひっそりと涙を流し落ち込むところを敏腕デザイナーの高瀬に見られてしまう。
失恋したことを指摘され、「満たしてやろうか」と言われて半ば強引に体の関係を持ってしまった。
高瀬に翻弄されながらも、高瀬が持つ魅力に次第に惹かれていく花村。
体の関係はあるものの、高瀬は恋愛しない主義だと聞いた花村は、この気持ちは知られてはいけないと決意するが───。
強引俺様な高瀬も、Mッコ健気な花村もすべてがツボ。
高瀬のメガネがまた男前度を上げています。
ぼすこさんの描く赤面とか泣き顔とかよがる顔ってどうしてこうきゅううううんってなるんでしょう。
ひたすらかわいいです、花村くん。
高瀬は案外早い段階で花村に惹かれていたと思うんですが、いかんせん俺様で愛想なしで伝わってなかったという。笑
でも、花村がぐるぐると悩みながらも高瀬から与えられる甘い快感にずるずると引っ張られるところもかわいいなぁ。
嬉々として攻める高瀬。そりゃイジメがいがあるよねぇと思ってしまいました。
書き下ろしにて、幸せいっぱいの高瀬が普通の人に見えて怖い、不安だと部下に言われてます。
今までどんなドグサレ野郎だったんだと思わず突っ込み。笑
今のところ花村のほうが翻弄されているけれど、花村が甘え上手になったら高瀬の方が翻弄されそうだわ。
その後もいーーっぱいのぞいてみたい!と思ってしまうほど、萌えがつまったお話でした。
『隣にいさせて』
幼い頃習い事で能楽をやっていた青。
そこの先生の息子、和人が大好きだった。
一人暮らしをしようと部屋を探していた青は和人が同居してもいいと言ってくれて、現在一緒に住んでいる。
久しぶりに再会した和人は大人でどこか遠いと感じてしまった青。
ささいな触れ合いに戸惑うも嬉しくて──。
ぼすこさんは昔のほうがおっとなーな絵を描くなぁ…。
今の絵も大好きですけど、昔の男くさい絵も好き。
幼なじみになるのかな?
微妙に出来てしまった距離にじれる二人の葛藤が見れておもしろかったです。
すごく丁寧に書かれていて絵が綺麗で見やすく、雰囲気もいいしエロもあるしで全体的にすごく好きな作品です。が…、タイトルに記したとおり、セリフの文法・単語の選択におかしなところが数箇所あって「ん?」と読み返してその都度流れが止まってしまったので、星3つにしました。絵だけではなく、セリフも丁寧に書いて貰えたら嬉しいなぁと思いました。
誰も(?)気にならないレベルだと思うので、本当に個人的な意見です。
セリフのネタばれなので、未読でセリフを知りたくない人は読まないでくださいませ。
まず、冒頭で「どうも俺はあの人を『そういう意味』で好きだったようで」という受け目線のナレーションがあります。尊敬している上司の結婚話で自分が男を性的な意味で好きだと気づいたようなセリフだったのでそのつもりで読み進めていたのですが、なんと受けはア○ニーをしているようで…!「え?ア○ニー?風俗に行くキャラでもないし…男が好きな自覚あったの?あれ!?」と思わず冒頭を読み返しに行ってしまいました。
そして、攻めと受けがセックスをしている時に攻めの「俺がドロドロになるまで愛してやるよ」というセリフがあるのですが、ざっと読んでいるせいか「俺がドロドロになるまで」を繋げて読んでしまい、「…いやいや違う違う、状況的にナイって分かるでしょ、俺がお前のことを、ってことでしょ、お前がドロドロになるまでってことだ、そうだそうだ私ってバカだわ」と脳内で納得させたりすることでまた流れが止まりました。
「っていうか、『俺が』って要らなくない?比較対象者も出てきてないのに…」などとまで考えてしまい(軽い逆ギレ?w)、「あー、最中に上司の話とか出てたっけ?」とまた読み返してしまいましたw
加えて、受けが職場も上司も捨てて攻めの元へやって来たときに言うセリフが「デザインしたい気持ちと―――あなたのことが離れなかった」。「…んんん?んーーと…頭から離れなかったってことだよね?うんそれしかないもんね?あ、前のページに『頭から…』ってセリフあったのかも…」と、また立ち止まり、読み返してしまいました…。
「あなたのことが、頭から…。」とかだったら、脳内で「離れないのね、うんうん」と頷いて、つまずくことなく読めたのですが…。
うーん、こんなことは初めてで、自分でも戸惑っています。
そして元恋人?の相原と攻めの関係も、よく分かりませんでした。当事者からははっきりと語られず、受けは第三者から「今はもうそういう関係じゃないと思うし」と知らされます。そして『攻めは恋愛しないしセックスに二度目はない』、ということも聞かされます。二度目がないのは、引き抜き組みに対してだけってこと?かしら??
相原は会社の創設メンバーで攻めの合鍵をいまだに持っている。「オレ以外であの部屋に入れる人間がいたとはね~」というセリフから、自分が攻めの特別である(あった)ことをよく理解している。だけど、相原と攻めがどんな恋愛してたのか全く想像つかない。相原が「昔のお前はつまんなかった」って攻めに言うってことは、恋愛というよりもセフレに近く、ある程度は割り切った関係で公私を共にする「良きパートナー」って感じだったのか?それともそれなりに恋愛してた?んーでも、攻めは「『恋人』ってのはいなかった」って言ってるし…うーん、モヤモヤ。いなかったって、いつから?攻めにとって受けは初めての恋人なの?じゃあ相原は?パートナー?モヤ…。
さ、最後に(まだあるんかいっ)、受けのセリフでどうしても萌えられなかったものがひとつ…「奥まで固いのいっぱい はめて・・・・・」
はめて かあぁぁぁ。ハメるって、自分の感覚では男×女でも男×男でも攻めが言葉攻めで使ったり、猥談で使ったりする言葉だと認識しているからか、違和感ありました。
攻めにはすごく効いたようで何よりですが…。
長々と、申し訳ないです。今まで、漫画はどちらかというと基本的に絵で読み取ってセリフは補足という感覚だったので、文法なんてよくよく読まないと気になったことはほぼなかったのですが…(今まで読んだ作品は気にならない程度には文法がきちんとされていた、ということなのかもしれませんね)。
もちろん完璧な文法なんて求めていない(自分自身も分からないし)ので、もう少し引っ掛かりがなくスムーズに読めて、関係性が明瞭だったら、神評価にさせてもらってました。まだ3作目?今後に期待いたします!
エロ度はエロエロつけていいくらい毎話エロエロしてたと思います。書き下ろしもエロい。
初っ端からエロエロすみません。
tnkは薄ぼんやり修正ですが、尻穴や結合部が無修正でスバラシイで賞を贈りたい!
『たどるゆび』
攻の高瀬はデザイン会社社長でスーパー俺様。
受の仕事の才能と上司への恋心を見抜き、受に近づき身体を繋げます。
仕事は出来るけど恋愛にはドライで恋人をつくらない主義。無愛想なので、最初から受のことを可愛いと思っていますが何しろわかりづらいので伝わらず、受が最後までぐるぐるしてます。
受の尚也は、控えめに見えて実はどエロの淫乱ちゃん。
デザインの才能を好意を寄せていた上司に上手く利用されたあげく、失恋していたところを攻に興味を持たれます。
攻の会社に転職し、夜は身体を開かれ、公私ともに攻と過ごすにつれ攻のことを好きになります。
途中、尚也の元上司•佐井や、高瀬の元恋人であり会社の創設メンバー•相原が出てきてゴタゴタしますが、ストーリーは王道。
しかし、普段はビシッと隙のない攻が、捨て犬のような危なっかしいところがある受に必死になる姿はニヤニヤしますね。
案外、高瀬のほうが尚也に振り回されてるのかも。
そしてこのふたりのエロがね!
ぼすこ先生の万人受けする綺麗な絵で、
○受が自分の尻穴くぱぁでおねだり
○お風呂で騎乗位しながら公開072
○受が後ろほぐされながら自分の乳首弄くりまわすetc…
が楽しめます!
総じて汁だく感がとてつもなく素晴らしい!!
高瀬に言葉責めされながらエロエロに身体を開発されていく尚也は、快楽に従順なうえ卑猥なおねだり&喘ぎのオンパレードで、普段の大人しい姿とのギャップが大変よろしいです。
書き下ろしの恋人になってからのふたりが微笑ましかったです。
恋愛経験の極めて低い尚也が、高瀬とどう接すれば良いか戸惑う姿や、可愛い恋人が出来て花飛ばしてフツーの男になっちゃう高瀬がとても可愛かった^ ^
『隣にいさせて』
年の差同居モノ。
受は攻を兄のように慕っていますが、近頃攻の態度がおかしくて受がドキドキ☆
攻は受に欲情して辛抱たまらんくなって、受に実家に帰るよう言いますが…
エロは手コキ止まり。
「お前が中に欲しくてどうしようもなくなった時お前の中に入る」とな。
見たかったのはソコでーーーーーす!!!!
エロは表題作に計5回あり、どれもなかなか濃厚。
綺麗なエロを見たくなったら、ぼすこ先生のエロで眼球浄化されましょう!
ぼすこさんは「いとしい、ということ」を表紙買いしたのだけれど、それがどうにもこうにもツボに入らず(イヤ、失礼!)ずっと手に取ることはなかったのですが、この作品はちるちるさんの作家インタビューで拝見して面白そうだなと思って読んでみました。
さて、内容をざっくりと。スミマセン、ネタバレしてます。
大手メーカーに勤める花村くんは、上司の佐井に認められたくてデザインを描いていますが、それはすべて佐井のデザインということで世に出回っています。自分が描いたものなのに佐井の手柄にされてしまうことを嫌い仕事を辞めていく同僚もいる中、花村くんは佐井のために仕事に打ち込みます。
ある日佐井の婚約話を聞かされた花村くんは、そのことをきっかけに自分が佐井に対して恋愛感情を持っていたのだと気づくのですが、そんな中、仕事相手としてデザイナーの高瀬と知り合います。
高瀬はデザインを描いているのが花村くんだということ、そして彼が佐井に対して恋愛感情を持っていることを見抜き、そのことを指摘されて動揺し、また失恋して落ち込んでいる花村くんに付け入るような形で体の関係を持つのですが…。
というお話でした。
なんていうか、どんどんストーリーが進んでいってしまって置いてきぼり感があるんですよね。
そもそも花村くんが佐井に好意を持っていることに自分で気づいてないって、どんだけニブチンなんだっていう話なのですが、いやまあそれは別にいいんですよ。けれど、高瀬とイタす経緯が簡単すぎるっていうか…。
これが花村くんが自身がゲイだという認識があって、で、失恋して落ち込んでるところに付け入られる形で高瀬としちゃう、っていうのなら分からなくはない。でも花村くんにはそういう自覚はなかったみたいなのに何で簡単に男としちゃうのか?っていう…。そもそも仕事の打ち合わせっていうことだったのに、仕事もせずにそんなことしてていいのか?っていうね。
花村くんが会社を辞めて高瀬の会社へ勤めるようになる経緯も「?」だったし、高瀬の会社の同僚(女性)から「高瀬さんは恋愛しない・二度目はない」っていう話を聞くのだけれど、その割には体の関係だけは続く二人にも「?」でした。二度目はない、って体の関係は遊びと割り切って、一回だけ、何回も同じ人としないよ、っていう意味じゃないの?とかね、なんだかちょっとよく分かりませんでした。「高瀬さんは恋愛しない」っていうだけで良かったんじゃないのかな。
自身の仕事を認めてくれて、かつ、快楽を教えてくれた高瀬に、恋愛ごとに不慣れな花村くんが惹かれていくのはよく分かりましたが、高瀬はいったいどこで花村くんに惚れてたんだろう、というのも不思議でした。
確かにちょっと「俺さま」なところはあれど、基本花村に対してはすごく優しくて初めから好意があるのがダダ漏れなんですよね。ゆえに甘々な空気にはなってるのですが、好きになったらこの関係は終わっちゃう、という花村くんの切ない恋心とは全くリンクしてない。花村くんの幸せ慣れしてない、健気な感じを出したかった作家さんの意図は理解できましたが、なんていうかちぐはぐな感じっていうか、設定が生きていないというか。
絵柄はきれいだし、エチシーンの描き方もすごく良い。花村くんの健気なところも凄くツボだし、ドSといいつつなんだかんだと包容力のある高瀬もかっこよかった。
良かったのだけれど、もう一ひねり欲しかったな、というところで☆3つで。
もう一つ「隣にいさせて」という短編がひとつ入っています。
幼少期からの知り合いで、現在は能楽師の喜多見×大学生・青のCP。
喜多見の青に対する愛情がいっぱいのお話でした。相手への距離感をつかみつつ、ちょっとずつ近づいていく可愛いCPでした。
とても有名な作家さんなので期待して読みました。
黒髪、健気、美人受。
完全に好みのハズなのにイマイチ萌えられず…。
いくら失恋したばかりでも、オチるの早すぎないですか?受。
Hの時だけエロい言葉連発するのはなぜなの?そのギャップには萌えられないです。ごめんなさい。
攻の「恋愛はしない、二度目はない」設定も見た瞬間展開が読めてしまいました。王道過ぎる王道ですね。
そしてこれは最近どの本を読んでも言っている気がするのですが、受の顔が時々女のコに見えるのがどうしてもダメでした(特にHの時)。
私他のジャンルのマンガも読むので、NLは間に合ってます。BLが読みたい。男性×男性のBLを読ませて欲しい…。
そしてこの受は健気というより、なよなよしていて女々しい(←言い方悪くてすみません。他の言葉がみつからなくて…)感じがして、特に嫌いな人物ではないのですが、これといった魅力も感じられませんでした。
最後のページで花背負った攻が出社してきたシーンは面白かったです(笑)。
読み易いし、キライではないのですが、あまり刺さらず。
ちょっと期待しすぎたのかもしれません。