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刑事(アンタ)のカラダは買ったから、たっぷり俺のナカに出して貰うね?
襲い受けや誘い受け等々、受け様主導のエロってだけでも萌えが滾ってしかたないのに、この作品はさらに調教!それも受け様がマスターなんて、もう〰️っ、私の趣味をそのまま具体化したんじゃないかってくらいめちゃくちゃはまりました。
不可抗力とはいえ、組の若頭を殺めてしまった元刑事の氷上と、亡くなった異母兄を恋愛感情込みで慕っていた若頭補佐のアレクという敵対し合う立場のうえに、罪悪感と憎悪の念を抱いている二人。やばい、おいしすぎる。
姪の莫大な手術費用を捻出するために、アレクと取引をする氷上。ところが、ヤクザの犬として情報を提供するのでも、暴行の果てに半殺しにされるでもなく、求められたのは性奴として存在すること。くぅ〰️、いいねぇ。
自慰から始まって、乳首ピアス(うっとり…)、お道具を使っての放置プレイで散々痛めつけられても、自分が巨額の手術費用と引き換えにアレクに飼われていることから目を背けることなく、何度も逃げるチャンスはあるのに、側で言うなりになっている氷上。そんな氷上をアレクの方は自らの犬としてボディーガードのように連れ歩き、昔の同僚や、組の人間から蔑まれるような状況にも同行させる。それでもなお態度を変えない氷上に対し、恋愛感情とはまだ言えないものの憎しみとは違った感情を持ち始めていく。きたきたきた〰️っ。憎しみが過ぎると愛情にかわるってやつかなぁ。
氷上の方も、日々、手を拘束されながら、性玩具のように腰を振らされる恥態を求められながらも、アレクの冷ややかな態度とは裏腹な身体の中の熱さに、もっと熱い感情を呼び起こすことはできないかと考えるようになって…。あぁぁ〰️おいしすぎる展開。
散々いたぶってきた氷上なのに、身を挺して自分を助けたり、「おまえのために生きてやる」なんて言われちゃったら、孤独を抱えて生きてきたアレクにとっては、たまらない一言だったろうなぁ~。アレクの方も自分に寄り添って生きてほしいからこそ、あれこれ嫌がらせのような仕打ちをして試してたのかなぁとも思えました。
受け様主導のエロエロで始まった話でしたが、それ以上に攻めの氷上のぶれない骨太の男前の部分が光りました。個人的には萌えがこれでもかって詰まったおいしすぎる作品で、めちゃくちゃ楽しめました。よかったです!
いやー素晴らしい!
攻めがここまで痛めつけられる話は初めて読みました!
水壬さんは需要を心配していらっしゃいましたが、少なくとも非常に私得であったことは間違いありませんw
水壬作品の受けって女王様に見えても実は純情で…みたいなパターンが多いように思いますが、今回の受けは最初から最後まで鬼畜な美人さんで、そういう点でも面白い作品でした。
刑事の氷上(攻め・30代)は、ヤクザ組長の息子・アレクセイ(受け・28歳)に買われ、彼の「犬」として監禁される。
乳首にピアスを開けられ、アナルを指やバイブで開発され、尿道には針を差し込まれ……
氷上が快楽と男としての矜持との間で悶える姿が辛抱堪りません。
喘いでもイっても男らしいのが◎
CP的には氷上×アレクですが、エロシーンではほぼアレクが主導権を握っているため、精神的にはアレク×氷上という感じです。
合体シーンでもアレクが上に乗り、氷上の方が派手に喘がされているような…w
アレクの目的は、氷上に殺された腹違いの兄(ヤクザ)の復讐。
しかし、まっすぐな氷上に兄の面影を見てもいるようで…?
兄を失った喪失感を、氷上を所有することで埋めている節もあり、ある意味氷上に非常に執着しています。
氷上の方も、ストックホルム症候群なのか快楽故なのか、アレクの「犬」としての生活に心地よさを感じ始め…。
このあたりの互いの気持ちの変化は、もう少し掘り下げてほしかったかな?
しかし、最終的に互いに命を預けるような関係になるとは言えあくまで「主と犬」、恋人とは言えない特殊な関係の二人なので、この程度の描写で丁度良い気もします。
犬としてアレクのそばにいることを決めた氷上ですが、後日談Hでは珍しく正常位でアレクを攻めており、立場の逆転が新鮮です。
長髪美人のアレクは、女王様も良いけど抱かれてる姿も色っぽいですねv
攻め受けの関係性やエロ描写が斬新で、久々にガツンとくるBLに出会えたなという感じです。
黒田屑さんの挿絵がまた非常にシャープで美しく、作品の世界観によく合っていました。
因縁のある元刑事を金で買い取って
性奴隷として飼うロシア人の血を引く美貌のヤクザ。
ここまではありがちな設定かとも思うのだが、
特筆すべきなのは、刑事が攻め、ヤクザが受け。
繋がれていたぶられる30男が攻めなのです!
この設定はとても新鮮で面白かった。
美しくクールで孤独な女王様アレクも
ハーネスをつけられ、乳首にピアスをつけられ
犬として飼われ調教されていきながら
潔くぶれない男前振りを発揮する氷上も、
どちらもキャラがすごく好み。
エロは内容分量ともに充実で、脇役も味がある。
それだけでも満足なのだけれど、
残念なのは肝心のストーリーがちょっと物足りない点。
後日談まで読むと、互いの強い結びつきが生まれ
アレクの嫉妬や抱かれる可愛さもほの見えてきて
単なるご主人様と犬じゃない関係に踏み出したかに見えるのだが
その辺りの変化が描き切れているとは言えない。
そこが書き込まれていると、心揺さぶられる作品だったかと思うが
設定とキャラだけでも読み応えのある作品だった。
スリリングな人生を歩みそうな今後の二人も、読んでみたい。
絵師は黒田屑さん、
中の挿絵はちょっと荒いかな?と思う部分もあったが
総じて作品世界と合ったカッコイイ挿絵だった。
「エロとじ 艶」に掲載された「舌とピアス」を大幅加筆修正されたそうです。
刑事・氷上は、捜査中、後輩をかばって、ヤクザの若頭を殺してしまう。氷上には心臓移植が必要な姪がいた。姪を助ける費用を作るため、氷上は我が身を、自分が撃ち殺したヤクザの異母弟・アレクに売り渡すのであった。……
今、私の手元には読んだはずの「エロとじ 艶」がなくて、比較ができません。うっすらと覚えているのは、おおまかなストーリー展開と、容赦のないハードな作品だったなという印象でした。
細かい設定や描写は「舌とピアス」よりずっと増えたように思います。
スラッシュノベルズだから、エロいんだろうなあとは思っていましたが、予想以上でした。
とにかく攻めの氷上が徹底的に嬲られ、いたぶられます。
攻めがひどい目に遭う作品はたくさん読んだことがありますが、大概当て馬かその他の方々からでした。氷上をいたぶるのは、受けのアレク。と、その舎弟。
アレクは私が今まで読んだ中で、一番冷酷な襲い受けです。
襲い受けって、大概自分の気持ちや欲望を満足させる目的とかが多い印象ですが、アレクの目的は復讐。
また「飼い犬にするための調教」なんですね。でも、これはプレイではない。アレクは、あくまでも氷上が殺した亡き兄の復讐のために、氷上を貶め続けるのです。殺すなんて簡単なことはしない、苦しみ続けさせてやる、と。
エロシーンもハード。甘々は一切ありません。
ドラマCDになったら、かなりの異色作になると思います。何しろ、うめきあえぎよがる攻め。
最後に、二人の気持ちが歩み寄ったのかな? これはラブかな? をほのめかして物語は終わります。
読み終わって、まず「続きが読みたい」と思いました。
「エロとじ 艶」の「舌とピアス」は既に読んでいたので、前半のストーリーは大体把握済み。期待は、後半と書き下ろしの「飼い犬の仕事」へ。「なるほど、二人はこうなっていくのかあ」と新鮮な思いがありました。だが、いかんせん、短かったのです。もっと続きが読みたいっ!!
二人がラブラブにならない(今後もならないと思います)までも、ヤクザ社会という地獄を今後どう渡っていくのか。アレクの実家・深高組の後継争いはどう展開していくのか。アレクの飼い犬となっても、男の矜持は揺るがない氷上は、これから、どのようにアレクに添うていくのか。……
実に続きが読みたいなあと思いました。
口絵の舌舐めずりが全てを表しているかと…。
美しき獣、嶺路・アレクセイ。彼は銀髪のロングヘアをなびかせて男を喰らう「受け」。
腹違いの兄を殺した刑事の氷上をカネで買い、自分のイヌに調教する。
氷上は姪の心臓の移植手術代金をカタにアレクに買われる(飼われる?)ことを受け入れる。
このあたりの乳首ピアスや尿道プレイ、バイブでの調教は、読み応えたっぷりです。氷上ははじめからアレクの言いなりになることを受け入れており、2人のHシーンは主従であり、調教としてのSM的なものでもあり、肌を合わせることによって生まれる情も滲むような、複雑で、愛憎が絡まりあって一層離れがたくなるような、そんな性愛シーンです。
『死ぬまで…、俺を支配するといい。俺がおまえを守ってやる』
美しく、失うものの無い狂った獣、アレク。彼に寄り添うことを選んだ元刑事。
BL界にまた1人燦然と輝く「アレク」、という造形が生まれた作品です。
「飼い犬の仕事」
前半アレク視点。
ただ1人信頼していた兄を殺した刑事。彼をカネでなぶる。つまらない男だったら殺してやろうと思っていたけれど、彼と肌を合わせることに不思議な安心感を覚える…
その時氷上が感じていたことは、自分のすべてでアレクを守りたい、ということ。性の快楽で飼い慣らされたというだけではなく、アレクという孤独で唯一無二の魅力を持つ美しいひとに魅かれたのでしょう。
2人はこれからヤクザの世界の中で甘美な共犯者になっていくのでしょうか…