茶鬼
Amzon限定のSS『温度差』は、篠宮兄弟の父親の葬儀の日の出来事が描かれています。
本編の中でも、彼らにとってもうすでにいない人となり切り捨てられている父親とういう存在でしたから、葬儀があったとはいえ、彼ら兄弟にとって何も心を揺さぶられる事ではないというのを、さらに裏付ける話となっております。
葬儀の日、尚はいつものように登校したことで周囲が驚きます。
親友の桜坂も聞いてきます。
いくらいろいろあったとはいえ血の繋がった実の親である父親の葬儀に出席しない事。
しかし、尚の言葉は「とっくに他人だから」
その言葉に親友だからこそなのか、冷たいやつとおもうよりスゴイとおもってしまう桜坂。
しかし、尚。
驚く周囲と冷静な自分に温度差を感じながらも、桜坂に対しては心配してくれて嬉しかったとまーちゃんに語っている。
その日の夜、まーちゃんは桜坂にちょっぴり嫉妬してみたり。
彼ら兄弟は、平常運転の日常なのでした。
尚にとってまーちゃんはもちろん特別なんだけど、桜坂もまた特別なんだなと思えるシチュエーションでありました。
番犬は襲い狼になる日は来ないのか?と、心の隅で期待しているのだが(笑)
まーちゃんvs桜坂
いつか見たいな~と期待している人は他にもいるだろうか?