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比良木家に後妻の連れ子として入った竹蔵は血の繋がりのない兄忍が出来るけれど、深い嫌悪と憎悪に満ちた視線で竹蔵を見下し続ける。どれ程忍に冷たくされても恋心と欲情を募らせていく竹蔵。ある日火傷で目の見えない状態の忍に、正体を隠し義姉の香水をつけ触れてしまうと、溢れ出た欲望は抑えられなくなり…。
一度は離れて距離を置いた2人だけれど、忍が竹蔵の元に現れて抗えない熱情の渦に呑み込まれていくのが実にエロティック。
薫りの記憶は何より鮮明で心に染みついて離れない。熱を帯びて発酵し匂い立つ薫りに、読んでいるこちらも包まれて閉じ込められてしまう。
求め合う2人の想いと残酷な現実に、切なくて涙が止まらなかった。余りにも悲しくて愛おしい、胸に残る余韻が忘れられない作品。
義理の弟×兄のインモラルBL
行為を始める合図として静かに目隠しをするのにグッときた…
あれだけ蔑んだ目で見ていた人間に犯されてるのに快感を覚えてしまうことや、見えていないから暗闇と行為をしていると自分に言い聞かせていることが何もよりも好きって証拠…
甥っ子は最初から不穏だったけど、2人の行為を見てからもう後戻り出来なくなった感じで最高だった
ストーリー構成が本当に良くて、上手いこと過去の出来事が挟まっていて、もうこの頃からね…という気持ちになった
性描写の緊張感、美しさが本当に素晴らしい。
正統派耽美の系譜に連なる表現だなと思います。
絵柄が苦手という方でもこの表現の秀逸さは是非一読して欲しいです。
フェティッシュ満載なこの作品、
もちろん目隠しも非常にいいのですが、
とにかく食事シーンのエロティックさが最高です。
食べる姿がエロティックな作品はいい…。
メリバの代表作として超有名な作品ですが、ハッピーエンドをこよなく愛する者としてはなかなか手が出ずにいました。
兄弟ものにも特別惹かれないタチなんですが…
明日美子先生の独特な作画と、作品の雰囲気が見事にマッチしていてもうあっという間にのめり込んで行きました。
兄弟、不貞、近親相姦とタブー溢れる設定だし、濡れ場も多いんだけどエロいというより官能的という言葉がピッタリくる。
目隠しをして、誰にされているか分からない設定にしないと成り立たない関係にゾクゾクなりました。
この先自分的には辛い結末が待っていようとも、この作品を読み始めた事を絶対後悔はしないだろうなと確信しています。
電子書籍の上下セット版で読んでます。
単行本未収録カット付き…というのは明日美子先生デビュー15周年記念の要の一枚イラストです。
ザ官能の作品。ストーリーはまぁ徹頭徹尾よくある話なんですけど、よくある話であっても神作品にできるのが真の神作家ってわけで。明日美子先生の絵柄と余白と目力の勝利。よくある話と言いつつも、要ポジションの存在は珍しい気がする。子どもにあの役回りを任せるのは、テレビドラマなんかだとかなり難しいですし。その名の通りの要。