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「きのう何食べた?」は、10巻になりました。ついに二桁台です。今回もおもしろかったです。
「きのう何食べた?」は巻が進むごとに、エピソードよりも、お料理のレシピの頁の割り合いが多くなったような気がいたします。気のせいでしょうか。
今回もまたおいしそうなんですぅ。
私はすぐに、コロッケパンとタイカレーを作りました。
買って来たての生の食パンに、揚げたてのコロッケをのせて食べるなんて! こんなおいしいこと、何故見逃していたんだろう。ただしコロッケの調味はマイレシピでやりました。
タイカレーは、作りたては後味が辛かったです。でも、翌日からはココナツミルクの甘さが効いてきて、マイルドになりました。私にはちょっとナンプラーの匂いがきつかったかな。スライスしたタケノコがすごくおいしかったです。レシピでは「赤ピーマン・黄ピーマン」と書いてあったのですが売ってなかったので、パプリカを使いました。レシピの半量で作りましたが、カレー用の鍋いっぱいに出来上がりましたよ。(増量の理由はパプリカか?)
そして、ぜひ作りたかったのは、「リコッタチーズのパンケーキ」! ふわっふわでおいしそう!!
でも、作れない、リコッタチーズがお高いのだもの。ああ、私のうちにも「成城石井」の小日向さんに来て欲しいです。
他のメニューも少しずつ試していきたいと思います。
このマンガは、お馴染みのみなさまのエピソードの時間が、きちんと流れております。
最初の頃、まさかの平成生まれ二十歳そこそこだった志乃さんも、お年頃になり、ついに結婚話が……。
また、前巻で「深刻なことになったな」で終わったお母さんの肺ガンの、その後の手術のエピソードは、さらりとしていて、ホッとしました。
しかししかし、今回一番衝撃的だったのは、やっぱり小日向さんとジルベールのなれ初めです。
そうか、そういうなれ初めだったのか~~~…
ぜひ、小日向さんに出会ったころの、ジルベールのビジュアルが見たい! と思った私でございます。
悪魔な性格のジルベールですが、彼が出てくると物語が波立つので、私は小日向さんとジルベールの登場回が好きです。
シロさんが50歳ということは、ご両親は70代後半~なんでしょうね。ご両親には長生きして欲しいなあ。「死に」エピソードは読みたくないなあ。
最後のエピソードの大先生が、とても可愛かったです。
このコミックが出てすぐの「モーニング」を読みましたら、シロさんのヘルシーメニューのためのマイルールが掲載されている回でした。
「なるほど」と膝を打ったものの、いざ実行しようとしたら、このルールなかなかに難しい。
もう少し検討したいので、このエピソードが掲載されるであろう11巻が、早くも待たれます。
のんびりまったりおっさん同士の日常。
自己管理が基本とはいえ、パートナーの体も気にかける。
食べるもので形成されていくとは良く言われますが、手を抜きつつも2品3品と食のバランスを考えた献立の数々。
さりげない気遣いが隅々に広がり継続されていく毎日の優しさに、ほっこりほろりとしてしまう作品です。
今回はチーママ志乃の結婚話から始まり、彼女らしい食へのこだわりと顔には出さない苦労を受け止める強さに感じ入ってしまいました。
そして佳代子さんの孫の成長の早さに目を丸め、そのあとに続く両親の終活にケンジの頭部の変化に、時の流れ、老いを意識せずにはいられませんでした。
ゲイとして子どもを成すことのない筧の覚悟は最初から感じていましたが、ようやく両親にもその覚悟が伝わったんだと悲しくも嬉しい複雑さ。
しんみりと心に留まってしまう読後感となりました。
しかし、それとは別に、3巻でもおかずクレープでキャッキャしてましたが、ジルベールたちも参加したパンケーキパーティ。
乙女心が刺激されるはしゃぎぶりにこれは作らねば。
負けじと女子力を発揮せねばという気分にさせられました(笑)
そんな献立の数々。
コロッケパン。
タイカレー。
牛肉とズッキーニの炒め物。
えびと春雨のサラダ。
リコッタチーズのパンケーキ。
かれいの甘酢あんかけ。
かぼちゃとベーコンのみそ汁。
豚肉のみそ焼き。
白菜とホタテのクリームスープ。
豚ばらキャベツにら春雨のモツ鍋風。
まぐろの山かけ。
かぶの肉みそいため煮。
などなど。
ナンプラーやグリーンカレーペイスト、リコッタチーズなど使いにくい、手に入りにくい食材が増えた気もしますが、佳代子さんの言葉通り輸入食材屋が増えたのも事実。
立ち寄った際には思い出して挑戦してみようと思います。
志乃さんの結婚が自分のことのように嬉しかったです。若いのに苦労を苦労とも思わず、家族に対しても職場でも飄々としている所が格好いい女性ですよね。そんな彼女が高校時代に父親の弟子に告白していたなんて、可愛いなぁ。人を見る目もありそうだし、良き夫婦となることを祈っています。
メインの2人がもう40歳を過ぎているところも、このシリーズの魅力の1つだと思っています。髪が薄くなったことに悩んで短い金髪にしたケンジも、ジムで運動を怠らない史朗も、老いへの向き合い方は人それぞれだなぁと。肥ること以外にも、いろいろ見た目は変わっていくでしょう。2人とも互いの変化を楽しめるようなカップルのままでいて欲しいですね。
10巻。
お料理レシピの充実が前提として、この巻はケンシロを取り巻く皆さんたちのエピソードが多かった印象。
職場の志乃さんの結婚話や。
佳代子さんちや。
史朗母の入院や。
小日向さんとジルベールの馴れ初めや。
美容室の店長の話や。
枝葉ではあるけれど「何食べ」ワールドに厚みとリアリティをもたらすエピソードたちです。
そして、ケンジのイメチェン!
イメチェンといえば聞こえはいいけど、その真相は薄毛隠しという…
ケンジ!加齢は誰にでも来る!それにその金髪ボウズはとっても似合ってる。ポジティブに行こうや!
そしてラスト。
史朗が大先生から今後への姿勢に対してダメ出しされる!
確かに〜。そりゃあ伴侶と将来どうするとか詳しく言う訳にいかないんだろうけど、周りは意味わかんないよね。
大先生の勝ち!