Renta!限定おまけ付き
初読み作家さんです。
2015年リンクス7月号に掲載された「ナマイキ男子とたくらみ彼氏」を読み、「これはいい!」と思いました。こちらはスピンオフなので、本編「イマドキ男子のカタブツ彼氏」が表題作の本書を購入しました。
読んだ結果、やっぱり私のツボを押してしまうのは、本編を退けて、同時収録されているスピンオフ作「ナマイキ男子とたくらみ彼氏」の方でした。
表題作「イマドキ男子のカタブツ彼氏」は、イケメンでリア充、イマドキのSNSを駆使する高校男子・志村くん(弟)が、学校図書館の司書・高宮さんに恋をするお話。リア充なのに、大人なのに、実はお互い恋愛初心者だったという、かわいいお話です。
で、置いておいて、私がツボった「ナマイキ男子とたくらみ彼氏」について。
超ブラコンの志村(兄)は、弟から恋愛相談を持ち掛けられる日々。弟が男と恋仲になるのは本当は許しがたいが、弟は助けてやりたい。実はバイの志村(兄)、情報収集のために、弟の恋人の友人・羽川に近づきます。身体の関係に持ち込んで篭絡しようとしますが、反対に好き勝手にされて……
私は本当にツンデレが好きなんですよねえ。志村(兄)は理想的なツンデレです。
攻めの束縛系ドSの羽川も、すごく好きなタイプです。羽川の台詞、
「俺はただ (ピ――― 自主規制)ように押さえ込んで ひたすら(ピ―――)だけを与え続けて (ピ―――)って言って泣きながら (ピ―――)が見たいだけなのに」
に、全力でうなずく私。そらたまらんわ。
私は、受けを掌でコロコロ転がしちゃう攻めが好きなので、「ナマイキ男子~」は短い作品なのに、実にツボです。このお話だけで、萌×2にいたしましょう。
コミックス最後のおまけマンガでは、また羽川が台詞一言でやらかしてくれました。
「あんまりききわけがよくないと ふたりの前で(ピ―――)よ?」
もはやラスボス。このコミックスの主役は誰なのでしょう。
ところで、特典ペーパーは、羽川と志村(弟)が意気投合してしまうお話でした。
楢崎先生の作品は「恋の勉強おしえます」を読んで以来、会話のテンポやお話のノリ、そしてなによりもキャラクターの絵にはまって少しずつ作品を読んでいるところです。
今回の作品は、リア充っぽく見えている高校生と、いわゆるリア充系ではない図書館の司書の男性との不器用で、一生懸命っぷりがちょっと面白くて、そしてかわいい恋愛模様が描かれています。
個人的にとても嬉しかったのは、リア充っぽく見えた高校生も童貞、そして地味な受け様もちゃんと童貞であった点です。
その分、二人のピュア指数が大UP!!しかも、お互いに経験がない事を悩んでぐるぐるしている姿とか本当に見ていて可愛かったです。
一方で、同時収録カップルのお話は、経験豊富なCP。
「イマドキ男子・・・」でのリア充かと思ったら童貞だった攻め様・・・のお兄様と、受け様の友人とのお話。
基本経験豊富受け・・・は苦手なのですが、この受け様は、ブラコンが行き過ぎて、弟の交際相手の事を知る為に敢えて、同類の香がした、受け様の友人に近づいて、体の関係を持ったが為に、ドSな攻め様に翻弄されることになる・・・という、可愛いところ(?!)のある受け様でした。
なんかもうその翻弄され加減がなかなか楽しいんです。
Hシーンも良い具合にHで・・・
キャラ的には苦手意識が出ちゃいそうなお話だったのですが、全く大丈夫で、実は「イマドキ男子・・・」CPよりある意味萌えてしまった気が・・・