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口止め料、フェラ一回。
とらのあなさんで開催された『オメガバース作品3タイトル発売記念フェア』に乗っかって、「蛇のセイカツ」と一緒に購入してみました。
さて内容をざっくりと。スミマセン、ネタバレしてます。
良家の子息である日下くんの通う高校に、ある日水谷くんが転校してきます。儚げな雰囲気を持つ彼のことが気になり、出来心でバイトに行くという彼の後をつけていくと、そこは風俗店で。
風俗店で働いていることを内緒にしてほしいと口止め料としてフェラしてくるのですが、そういうところで働く水谷くんのことが気になり始め…。
というお話でした。
二人の通う高校の先生(こいつがクズ)や、友達たちも惑わす小悪魔的な魅力を持ち、自分のことは語ろうとせず身寄りもいない水谷くんに、良家のお坊ちゃんで世間知らずな日下くんがどんどん溺れていく様はすごくリアリティに溢れていました。
水谷くんの過去に大きく関わっている日下くんのお父さんの件ですが、いまどきこんな時代錯誤な話はないよな…、と思いつつ、α・β・Ωといった階級が存在する「オメガバース」ならではのバックボーンが生きています。
一目見ただけで惹かれあう、都市伝説とも言われている「魂の番」。彼ら(誰の事なのかは読んでからのお楽しみということで)の間にはあったんだな、とちょっと萌えた。
表紙も帯もエロエロで、でもそれらを裏切る二人の純愛が非常に良かった。だがしかし、この帯はリアル書店ではレジに持って行きづらいよ…、と老婆心ながら思ったりもしました。
あと表紙をめくってすぐのカラーの扉絵。これ、すごく良いですよねえ…。二人の表情も、首輪のカギを外そうとしている姿も。これから幸せになってね、と願ってやみません。
とにかく純情でまっすぐな攻めと
打算的で、でも計算通りにはいかない、純情な受け
受けがとにかく美少年で、性的な魅力の強い少年ですが、
最後はもどかしいくらい綺麗な関係に終わるのがすごくよかった。
あとお母さん?が個人的には好きです。
美人薄命ってこういうことなんだなと・・・
女体化は本当苦手だし、オメガバースは地雷臭しかしないので避けていましたが、何となく好みそうな話なので購入。
ああ、こういうお話、好きですー。
濁を描いて、清を表現するような。
しかし、矢張りオメガバースの魅力がよくわからないのです。
喫煙室に自ら入って、煙い!タバコ嫌い!って叫んでる行為と同じなのは承知してますが、この話にオメガバースの設定がなくても良かったんじゃないかしら?
そうすると水谷ママは女性になりますが、別にそれは問題ないような。
特殊設定抜くと、結構王道なお話ですよね。王道、好きです。
そういう意味では、日常ものにオメガバースってなんかとってつけたようになるから合わないような気がします。
活かせる話なら、面白いのかもしれないですね。
私は日常BLが好きなので、オメガバースはもういいかなあ。
もう一冊別の作家さんの漫画を一緒に買ったので、そっちも読んでみます。
そして今気付きましたが、あらすじがかなりのネタバレなんですが(汗)
オメガバース。
良家の息子である攻めは、美少年な転校生(受け)の世話を頼まれ、勉強を教えている。ある日街中で受けを見かけ、出来心で後をつけると、受けが入って行ったのは受けのバイト先である風俗店だった。清純そうな受けがそんなところでバイトをしていたことに驚く攻めは、口止めと称してフェラをされる。それ以来受けが気になって仕方ない攻めだが、実は受けが攻めに近づいてきたのには訳があり…。
あんまりオメガバース関係ないような気がしましたが、いい話でした。良家の息子でアルファ、というエリートなのに、非常にいい子な攻めのキャラクターのみで話が決まったかんじです。
受けは、たった1人の肉親を亡くしたオメガで、風俗でバイトをしています。このバイトと、担任の教師の設定がよくわかんなかったな。生活のためのバイトで、担任の教師は偶然そこの客だったのかな? 受けに執着しているキモい教師なのですが、客だというだけの割には受けと仲よさげだったし、いまいち立ち位置がよくわからない。
綺麗に話はまとまっていたし、今後も仲良く人生を送りそうな受け攻めで、ラストにはほんわかしました。帯が「口止め料、フェラ一回」という衝撃的なものなのに、内容はすごくしっとりでした。でもやっぱり、あんまりオメガバース関係ないようなかんじです。(笑)
切なくて甘いオメガバース作品でした。
攻めでαの日下が真っ直ぐで、一途に水谷を想っている様子がとてもよかったです。
受けでΩな水谷の、母親との話が切なくて…。
復讐のために日下に近付いたけれど、本当に好きになってしまい涙を流すシーンもぐっときました。
嫌な奴だと思っていた日下の父親にも事情があって、切なかったです。
最後はハッピーエンドで、書き下ろしも甘くて幸せな気持ちになりました~。
本編ラストの水谷の笑顔がとっても素敵です。