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始まり方がとてもシリアスで意味深で、最初から惹き込まれた作品でした。
あらすじを読んで、『複雑な家庭』って母子家庭とかかな?と軽い気持ちで読み始めたので、複雑が小さい頃からの義両親による虐待だと分かり、
あまり辛いものを読みたくはない気分だったので、一旦途中でやめようかと
思ったのですが、暁海の親友である信介がとてつもなくいい人だったので
それを救いとして読み進めていました。
ですが島に移り住んだあとからは、昴の可愛さにひたすら癒され
葵の寡黙ななかでの見守って支えてくれる男らしさに
いつしかやめようと思っていたのも忘れ、思わず読み耽ってしまいました。
主人公の暁海は、虐待を受けていたのもあり消極的な性格に育って
しまったんだと納得はしていたのですが、基本的には受け身スタイルを
貫く主人公はあまり好きではないので、もう少し男見せてよ!と
不満もあったのですが、最後の最後に頑張ってくれたので
親心のようにこちらも安心してしまいました笑。
もふもふ・家族ものが読みたい方には、少し重い場面もあったりはしますが充分に楽しんでいただける内容かと思います。
養父母に虐待を受けて育った受けが、友達の助けで離島に避難し、そこで不思議な青年と子供に出会う話です。
表紙からして獣耳が生えているし、本のあらすじにも明記されているとおり、青年(攻め)とちみっこは人狼です。人目の少ない離島で人狼2人で暮らしていたところに、義父母から逃げてきた受けが合流、という流れ。
正体がバレるのはページ数が3分の1ほど経過したあたりですが、バレる前も、バレたあとも、受けとちみっこのやり取りがすごく可愛らしく微笑ましく、ニッコニコしながら読んでしまいました。ちみっこはあまり片言しゃべりではないのですが、セリフがすべて平仮名で書かれていて、ちょっと発音たどたどしいのかな、と思ったりしました。
あと、オッドアイなのを隠すために眼帯をしていたり、ふわふわの金髪だったり、その描写がcielさんの美麗なイラストで描かれていて、大変眼福でした。
ちみっこスキーとしては、もうちみっこが可愛いというだけでほぼ満足なのですが(笑)、攻めと受けのお初までにもっと恋愛感情の交流があったらもっと萌えたなぁ、と思いました。ちみっこが受けを「つがい」として狙っていたことが判明するのですが、むしろ成長したちみっこが攻めでもよかったのよ? とか思ってしまった。
とは言え、甘々、もふもふ、ちみっこ、欧米人攻めと、個人的な萌えツボがてんこもりな作品で、大変楽しく読めました。
受けの義父母に対しては憤りしかなかったけど…。最終的にザマァな展開になったのはよかったな。でもこれで「実はまた登場」とか言われたら超怖い気がする。
はるぽん様
こんばんはー。
だめだよ、はるぽん様、また腹抱えて笑っちゃっいましたよー
まぢで「実はまた登場」は怖すぎるーーーー(爆)
でもなんかふんわりした終わり方だったですもんねえ。。。
やだな、続編でたら。
ちみっこ成長美青年攻めなら大歓迎なんだけど(笑)
つがいになりたい と のたまう ちみっこにノックアウトされました。
なんたって、ちみっこ可愛い!(松幸先生、ちみっこ、得意技なのね・・・)
何でも群れのボスになると、受けさんとつがいになれるんだそうで、
攻めさんに勇ましく喧嘩売ってます(爆)
猫より犬 というそこのお姉さま、いいっすよー、これ。
(いやほんとは狼の血筋らしいんだけどさ、本編でも犬って書いてあるんだよな)
雷にトラウマもってる受けさんが、びびって動けなくなってる時に
そっと寄り添うアラスカンマラミュート!(もふ化した攻めさん)
ああ、雨に湿ったもふもふの匂いまで想像できる・・・・
うーん、ぎゅ したいーーー
他のお姉さまがお書きになられているように、
鬼畜義父母が出てきます。
そやつらの後始末と、宝くじの件は 盛大につっこみ入れたいところですが
まあなんせ、犬とちみっこに第三ラウンドぐらいにノックアウトされてるので
許す!
人間ホッカイロみたいな 昴(ちみっこ)と私も一緒に寝たい~
初めて「もふもふ」と言われる分野?に手を出しました。
短いお話ということもあり、一気にサラリと読むことが出来ました。
うーん、それにしてもこの話は、「ラブストーリーか?」と
問われたならば、「うーん…」と考えてしまいます。
なんか、BがLしてないような気がするのです。
やっぱりラブストーリーなら、BがLして欲しいのです!(笑)
◆◆ ◆◆ ◆◆
《CP》
人狼の末裔・葵 × 養父母から追われる青年・暁海
幼い頃、事故で両親を亡くし、
その保険金を取り上げて生計を立てていた養父母に、
虐待されながら育った暁海(受け)。
社会人になってからも、養父母に金を無心され続けます。
あまりに執拗な養父母から逃げるため、暁海は親友のツテで、
ある島に行くことに。
そこには、葵(攻め)という青年と昴という幼い子供が、
ほぼ自給自足で暮らしていました。
心穏やかな生活を手に入れる暁海。
葵という青年に不思議な懐かしさを感じて……?
というのが、序盤から中盤の流れです。
とにかく葵(攻め)と昴の登場が遅い!!
暁海(受け)が今までどれだけ不幸だったのか、
どれだけ養父母に虐げられているのか、描写に時間をかけすぎです。
ラブストーリーなのに、相手が全然登場しないなんて!
ジリジリしながら、葵(攻め)の登場を待ちました。
けど、やっと暁海が島に上陸して、2人が出会うのはいいものの、
葵の存在感が薄い! まるで空気のよう!
まるで幼い子供の昴のほうが、島の主役のようです。
昴はホントカワイイですまさしく「ちびっこもふもふ」
寝てしまうとつい小さい狼の姿に戻ってしまったり、
暁海を食事に誘ったり、絵本を読むのをねだったりするところは、
きゅ~~~ん♡となるほど、カワイイです。 ちびっこ、バンザイ!
葵との距離がぐんと近くなるのは、満月近くになってから。
満月近くになると本能が抑えられなくなると言って、
葵(攻め)はいきなり暁海(受け)を激しく抱きます。
うーん、正直コレは和姦とは言い難いかもしれません。
暁海(受け)が気持ちを自覚していないのに、本能のまま
何度も暁海を犯す葵(攻め)にあまり同調できません。
クライマックスは、ラブシーンではなく、
養父母が島まで乗り込んできて、葵や昴とともに、
島の動物たち総掛かりで、その養父母を追い返すところです。
まさしく、養父母は、ラスボス!!(笑)
この本の読みどころは、養父母をどれだけ憎めるかどうかに
かかっているか、かもしれないと思ってしまいました。
◆◆ ◆◆ ◆◆
サラリと読めた今作。
でもやはり、葵(攻め)と暁海(受け)のラブがもっと見たかったし、
ラストにもう一回、気持ちがつながったうえでのエッチが
あるかと思ったら、それも無かったのが残念。
ちみっこはとっても可愛くて、読んでいて癒やされましたが、
やっぱりラブストーリーが読みたかったな。
自作は、ラブ濃い目でお願いします!
表紙がもふもふというだけで購入動機になるくらいのもふもふ好きなんですが、そこにちみっこが追加されると、とんでも化学反応起こします。
ちょっと前までは子育てものとかあんまり興味なかったんですが、好みとは変わるもので、最近ではちみっこも美味しく頂けます。
そんなちみっこもふもふものですが、今回は受の境遇が凄まじかった……。
幼い頃に両親が事故死し、引き取られた先の親族夫婦から虐待されて育った受。
社会人になった受の元に、働かず遊び暮らして年がら年中金の無心にくる養い親を見かねた友人が、受を助けてくれることになったんですが、その匿い先の島には不思議な住人がいて……というお話です。
島で隠遁生活を送ることになった受の面倒を見てくれることになるのが、もふもふ属性の攻と、その甥っ子のようなちびもふさん。
もうとにかくこのちみっこが可愛くて可愛くて、始終だらしなく緩んでしまう顔の筋肉を制御できません。
狼の血を引く2人は、受の友人の祖父にこれまた助けられてこの島に住んでいるんですが、あまりのゆったりライフに、ついつい受の境遇を忘れそうになります。
最初はそっけなかったはずの攻が、実は過去に受と面識があり、そのころから想いを寄せていて、というありがちな話ではあるんですが、非常に読みやすく分かりやすい設定でするすると読めてしまいます。
養父母ネタは正直胸が悪くなるほど不快ではあるんですが、ある意味すっきりなラストに溜飲が下がります。現実問題ありえないような落とし方ではありますが。
終盤までは結構楽しく読めてたんですが、そういったありえない展開に少し気持ちがすっと冷えてしまったというか、あまりに都合良く纏まりすぎてしまった点が残念でした。
あと挿絵が美しいのですが、ところどころ文章と違う描写が見られてガッカリ……。
服着てないはずが着ていたり、耳が生えてるはずの攻の耳が消えてたり!!(←この耳が重要な萌えポイントなんですよと叫びたかった)
不満な点もありましたが、その辺をカバーできる程にちみっこに癒されたので萌です。