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陰謀渦巻く婚姻で暴かれる真実の愛
大 大好きな作家さんです。
既刊は全て読んでいたので新刊を首を長~くして待っていました。
いつもと違う感じの時代背景で えっと思いましたが、そこはやっぱり
義月先生 健気な受けと 勘違い、無神経攻めでした。このカップリングがたまりません。
中盤から受けがドンドンかわいそうな展開になり 涙が止まりませんでした。
最後は誤解もとけあまあまになりますがもう少し今後のカイの幸せぶりが読みたかったです!!もっともっと作品書いてくれると嬉しいです
義月粧子さんの花嫁モノは初読み。
(既刊に「宿命の婚姻~花嫁は褥で愛される~」という作品があるようですがそちらは未読)
花嫁モノらしい甘さもありますが、俺様攻め×健気聡明受けという義月作品おなじみのカップリングは健在で、受けの暗躍による頭脳戦っぽい展開も楽しめる一冊です。
王宮の事務官・カイ(受け)は、侯爵の息子で近衛隊隊長のギルバート(攻め)に花嫁として嫁ぐことに。
王暗殺計画容疑のかかったギルバートを守るため、自らを犠牲にしてアリバイを証明するが……
カイにとって、ギルバートは幼い自分を火事から救ってくれた命の恩人。
そのことを打ち明けず、花嫁として彼にひたすら尽くすカイはただただ健気。
スパイと疑われ彼に見放されても、連行され拷問にかけられても自白しない芯の強さが素敵なキャラクターでした。
ギルバートは、王位継承者候補で、カイとの結婚は彼が後継者を持てぬよう国王が命じたもの。
スパイと噂されるカイに用心しつつもその健気さ、美しさにメロメロになっていきます。
カイに裏切られたと誤解して強姦→見放すまでの流れはすごく義月作品の攻めっぽいですが、その後カイを助けに行き満身創痍の彼に付きっきりになる等、基本的にはいつもの義月作品の攻めキャラより優しい印象でした。
全体としては甘くラブラブな雰囲気で、カイは本当にスパイなのか?というミステリっぽい要素もあり、ひと味違う花嫁モノとして楽しめました。
あくまでも私の主観ではありますが、
タイトルに『花嫁』とか『伯爵』とか付くと、
どうしてもTLっぽい印象を受けます。
TL読んだことないので何とも言えませんが、
あくまでも私の中のイメージで……!
今回の作品は、義月さんどうしちゃったの?
と、思わず表紙を見返して作者を確認したくらいらしくない感じが……
文章も直球で、ストレートすぎて面白みがない。
とにかくカイが健気で、
とことん尽くす可愛くて強い(←ここ大事!)受けなので
彼の想いが成就されることを願いつつ、どうにか読破という感じ。
前半のギルバートはちょっとヤな感じですしね。
やはり、私の趣味からすると
タイトルに『花嫁』と付いている作品は避けた方が無難そう。
全体的に、BLなんだけどBLっぽくない印象。
後半の展開にホッとしたので、限りなく趣味じゃないに近い「中立」評価で。