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17歳のときに記憶を失った啓杜。
30歳になり「チョコレート杜」というお店をオープンさせました。
ある日、いつものようにお客さんが来たのですが
そのお客さん(高宮)は啓杜のことを知っているようでー…。
読み進めるにつれて啓杜の過去がわかっていくのですが
繰間がほんとに酷くて虫唾が走りました。
あの時啓杜はどうするのが正解だったんだろう。
高宮のことも傷つけたの事実だけど
それ以上に実は啓杜が傷つけられて傷ついていたわけで…。
すごく悲しくて複雑な気持ちになりました。
最後はちゃんと失った記憶を取り戻したし、
二人の気持ちは通じ合うけど
やっぱり繰間だけは許せませんでした。
辛い過去があった分これから高宮と
素敵な思い出を作っていってほしいと思いました。
高宮がずっと啓杜を思い続けてくれていてよかったです。
高校の時の事故が原因の記憶喪失で、過去をすべて忘れている啓杜(受け)と、同級生で容姿端麗な小説家の高宮(攻め)が、再び出会うことから、脆く続いていたお互いの生活が一変する、シリアス色の強い作品です。
啓杜がショコラティエとして営む小さなお店で偶然の再会をした二人。恋人同士だったという高宮の告白に動揺する啓杜。それから高宮は「友達としてそばにいたい。昔みたいに二人で過ごそう」と、啓杜に甘く接します。それに戸惑いつつも、啓杜は惹かれていきます。
高宮と過ごしていくうち、記憶を取り戻せたらと初めて過去に向き合おうとした啓杜は、疎遠にしていた親や友人から話を聞きたいと地元に向かいました。それを知った高宮は「思い出さないで」と啓杜を監禁していまうのです。
ワンコな可愛い執着を想像していたのですが、全然違いました(笑)。
愛しているはずの受けを監禁して、「啓杜の全部をもらう」と、尿道責めをし、おもらしをさせ、ドライオーガズムを感じるまで攻めまくり、写真を撮りまくるなどなど、病的で異常な執着に内心折れそうになりました。
しかし、読み進めていくうちにじわじわ響いてきたのは、啓杜も高宮を愛して赦して、受け入れているから。そして自分も赦してほしいと願っている、という深い愛情でした。一見異常なのですが、二人のお互いへの想いが伝わるから、それすらも美しくさえありました。
そんな超執着の本編でしたが、番外編では、啓杜に裸エプロンをさせて、キッチンで…という甘いその後のお話もありますので(もちろん高宮の変態っぷりは健在です)、お口直しな感じで、読み終わってみれば大満足でした。
神と迷ったのですが、啓杜が記憶を無くし、高宮の心を歪ませた原因のきっかけになった高校時代の出来事が痛かったので、萌え2とさせてもらいました。
愛するが故の異常な執着を見せる攻めに萌える方にオススメ。
電子書籍にて。
挿し絵はありませんでしたが、表紙の二人は私のイメージよりも可愛すぎるので却って無くて良かったような気がします。
久しぶりの執着物だったのですが、全体的に楽しく読めました。
ただ、高宮が啓杜を監禁凌辱するシーンは凄く良かったのですが、思ったよりも短めだったのでそこに物足りなさを感じてしまいました。
二人の心が通じ合って甘々な日々を読むのも楽しかったのですが…
高校時代に啓杜が繰間先生に凌辱されるシーンは読むのが辛かったです。
できれば読みたくなかった…
その後の繰間先生の動向が少々気になりましたが。
✨葵居先生のBlogで番外編の「執着ブルーデイズ」を読むことができました。
高校時代の高宮視点のお話でした。
あらすじ:
高校生のときの事故で記憶をなくし、今は小さなショコラトリーを営む啓杜(けいと・受け)。
ある日、高宮(攻め)という作家が店にやって来る。
雅悠は、彼と自分が幼馴染みで恋人同士だったと言い出し……
高宮は、現在の啓杜にひたすら優しくする一方で、彼が記憶を取り戻そうとすると酷く狼狽する。
啓杜もまた、高宮の小説を読んだり昔のことを思い出そうとすると酷い不快感に襲われる。
高宮の優しさに惹かれていくにつれ、何とか彼のことを思い出したいと願うが…
啓杜の失った記憶が物語のキーとなるのかと思いきや、その謎より高宮のヤンデレぶりと彼とのエロエロ監禁生活がメインとなるラブサスペンス。
物語中盤からラストまでねっとりエロ描写が続き、良くも悪くもお腹いっぱいになる一冊です。
なぜ親や友人が過去のことを知らないのか?
という疑問が湧いてきますが、そこは高校時代の啓杜のエピソードにより解決。
啓杜が高宮とのことや、ある人物から受けた性的暴行のことを自分の中に抱え込んでいたため、真相は闇の中に葬られてしまったのでした。
啓杜を一度失ったことでヤンデレに目覚めた?高宮は、啓杜が昔のことを思い出さないよう、彼を監禁。
縛って身体の自由を奪ったり、ブジーを尿道に差し込み排泄を我慢させたり、高校時代の爽やかさはどこ行った?ってくらい色々やってます。
啓杜が辛い目に遭ったことを知っていながら何故こんな鬼畜プレイに目覚めるのかいまいち理解できず、高宮のヤンデレ化には釈然としないものが残りました。
ラストは啓杜の広い心と愛情により丸く収まりますが、本当に今の高宮でいいの?
高宮への想いをチョコレートに喩えて"日常生活には必須じゃないけどあえて欲しくなる存在"と言っていましたが、その「あえて」の理由が弱い気がしました。
前半のミステリアスな雰囲気と啓杜のクールな佇まいが好きだっただけに、その後のエロ推し展開はやや残念。中立寄りです。