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好きな作家です。「等身大男子高生たちの恋」といえば市川けい作品。続編が出るとわかって、もちろん続きを楽しみにお待ちしておりましたよ。
ラストまで読んで彼らについて思うのは、
とにかく「心から通じ合っていけるふたり」だということ!!
こういうカップルはなかなかいないですよね。生まれるジェラシー、気になっていること。それらが彼らをジャマしているのではなく、彼らの関係を作っていってるなぁ...いいなぁ、としみじみ。そして、キス止まりだった彼らが初めてセックスに"挑戦"したあとしばらくして…寺島の、"お前!!なんか怖ェんだよ!!" というセリフ。これがものすごくストレートというか、彼の気持ちがとてもよくわかる一言なんですよね。連呼してる感じが、ただパニックとかじゃなくて本当にそうなんだぁーーー!(わかってくれ)っていうのを表していて、こんなふうになっちゃう寺島が私はやはり好き。それと私がこのカップルいいなぁと思うのは、どちらもちゃんと自分を持っているところです。お互いそれぞれに悩み考えて自分なりの答えを出しては相手にそっとぶつけ、もしくはぶつけられるような状況を作ってあげて、少しずつ壁を削っていくようなところにググッときました。
もともとブルースカイコンプレックスは、きっとやんちゃな寺島のほうが強いんだろうけど(...と私が勝手に思っているだけです)、楢崎がいれば大丈夫なんだろうなぁと、うらやましくなっちゃうようなエンディングです。楢崎のほうがもう好きがあふれちゃってるし、彼にとっては寺島がいなければ、これまたなんだか曇り空になっちゃうしね。さて封入特典ペーパーは、寺島自身が「いかに楢崎を好きか」を周りから気づかされていることに気づいてない(←ややこしい)、という内容。大好物でした。
最後に。これは大きめの声で言いたい、セックスシーンが最高でした。彼らの場合、会話しながらっていうのがいいんですよねぇ。このふたりの会話好きだなぁ。今後しばらくはお互い好きすぎて止められないんだろうなぁと思います(ニヤリ)。「チカ」呼びはもっと欲しかった!!ですけどね。
久しぶりに神評価させていただいた作品です。
いやぁ、これは永久保存版です。
これ以下はかなりネタばらししちゃってるので、まだ読んでない方はやめといてくださいね。
なかなかキス以上をしてくれない楢崎でしたが親が年末に旅行するのを何だかんだと理由をつけて自分だけ残り、寺島をうちに誘うシーン。「お前さえ都合よければ泊まりにきてよ」で鼻血ぶー!!もうっ、そのさりげなさっ、振り向いた顔の口許がマフラーから隠れてる感じ、眼鏡越しの視線!ぎゃーっ!って一人でバタバタしてしまいました。
そして、ついにベッドイン。色々試してもう我慢の限界、楢崎が挿入してしまいますがそこで寺島に気持ちいいかどうかを聞くシーン。寺島の「やばい…」に読んでるこっちの方がヤバイです。なにこの表情。
で、ここまでがセックスするまでの二人の話で物語の前半部分ですよね。
で、セックスを知ってしまったあとの二人の気持ちの変化をテーマにしているのが後半。
気持ちよすぎて自分じゃないみたい、こんな自分気持ち悪いとウダウダ悩む寺島は、まぁ、これまでのキャラとそう変わらないのですがそんな寺島に距離をおかれているような気がして焦ったり不安になったりする楢崎が物凄くいいですね。親がいるから人がいるときはキスまでと冷静だった楢崎が寺島の元カノやゲイのバーマスターともう会うなと言うシーンの「俺いまなんかおかしい お前のことで頭いっぱいなんだよ」と言うセリフさらには「俺いま お前のこと抱きたくて 死にそう」でもう撃沈。
あの楢崎にこんなセリフをはかせる寺島って、本当にしあわせものですね。愛されてるわー。
2016年、まだ始まったばかりですが今年のベスト、出たなって気がします。
優等生の楢崎(攻め)と付き合いはじめた寺島(受け)。しかし楢崎は、いくら誘ってもキス以上のことをしてくれない。悶々とし、疑心暗鬼に陥る寺島だったが…。
市川けいさんの既刊作品はすべて読んでいますが、今までのエロのなさ、少なさは何だったの⁉︎ と思うくらいの糖度&エロ度でした。極端すぎます市川さん…!
いつもエロがなくても素晴らしいのですが、今回のエロはすごすぎてギュンギュンたぎりました。もしエロが朝チュンだったとしても神だったかも、と思うくらい通常シーンも良かったです。でもエロが…。堅物優等生の楢崎くんのガツガツっぷりが! 普段あっけらかんとした寺島くんのしたたるような色気が…‼︎
普段レビューであまり使わない「!」マークを多用してしまうくらい大コーフンしました。
エロのことしか書いてませんが、全体としてもとてもよかったです。
誘っても全然エッチしてくれない、と受けが悩むパートから、本番後には攻めが悩むパートに。あの飄々とした楢崎くんが、受けに避けられてると思って動揺したり、受けの元カノや仲の良い(ように見える)ゲイバーの店長に妬きまくったりするのがすごくきゅんきゅんしました。普段あまり動揺を見せないキャラが崩れるところって、どうしてこう萌えるのでしょう。
いやーよかったです。文句なしの2巻でした。
一巻では二人が恋人になるまでを丁寧に描かれていて、この二巻では恋人になってから始まりますが…
一巻にはなかった萌えが私の中を駆け巡りました!!
一巻最後の告白のシーンで男らしくはっきり好きだと告げたり、そういうことはまた今度と寺島をいさめたりする姿を見て楢崎が攻めかな?なぁんてぼんやり考えてましたが、がっつり攻めでした(笑)
普段の二人はまったくの対等でそのやりとりが好きなのですが、初めて致すシーンでの初めての快感に戸惑っている寺島の姿、そんな寺島に興奮してがっつく楢崎に大興奮でした。
アンタ、そのオスの顔隠してたのねとニヤリでしたよ。
平時はローテンションで言葉足らずな楢崎なのに、元カノやシンさんに嫉妬しておかしくなっちゃったり、そんな楢崎を見てしてやったり顔の寺島だったり、私が見てみたかった二人がすべてつまってました(笑)
あの楢崎が言った「お前のこと抱きたくて死にそう」の言葉にどれだけ悶絶したことか。
ほんと大満足の1冊です。
一巻は基本、寺島のほうがジタバタ恋にあがいていて、楢崎はさほど動じずって感じだったのが二巻目はだいぶ様子が変わってて、楢崎が嫉妬しちゃったり、寺島と連絡が取れなくて焦ったり、エッチしたくてたまらなくなったりともがく様子が楽しめました。
それを寺島がしてやったりの顔して見てるという。良かったね、寺島。楢崎もあなたに夢中だよ。
ようやく家族が不在となって楢崎の家にやってきた寺島。半年って地味に長いよね。そりゃあよく我慢したと思うの、寺島が。
じゃ、よろしくお願いします、ってベッドの上で正座で向き合ってお辞儀する二人がいいなぁ。
それで会話しながら進むっていうのも彼ららしくて実にいいし、スマホ片手に調べたりするのも楢崎らしい。
でも途中からポイントに触れて感じてしまったあたりから、会話が途絶えて・・・そこから先は・・・素晴らしい・・・
寺島がものすごく感じて悶えまくっててちょっと気の毒になるくらいのレベルでした。あんな顔しちゃうんだー。ブラボー。
この二人って言わなくてもわかるだろ、みたいな互いの甘えがなくてちゃんと会話して言語化しているところがいいと思う。
特に楢崎が無口で何も言わなそうなタイプなのに、ちゃんと大事なことは言ってるところが好き。
3巻がとにかく楽しみ!先日、連載中のを見たら凄い破壊力あるセリフを寺島が言ってた。
早く読みたいなぁ。