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目が話せない展開からの最終巻。表紙袖に満郎のヌードのサービスショットがあります( ´艸`)クフ。一番人気キャラだったのに、出番が少なかったからと、カラーで大出血サービスだそうです!
玉ちゃんからのキスを思い出して股間に「神が降り賜うた」鉄央。巻頭から玉ちゃんで妄想に耽り、トイレに籠る始末。そしてとうとう玉ちゃんと・・・!
鉄央と玉ちゃんも目が離せませんが、二人を見て家を飛び出した遥、遥を追いかける風間。遥が出て行った理由を聞く満郎。次から次へと展開するストーリーが面白いです!これまでも鉄央に傷つけられてきた満郎ですが、ここに来て更なる追い打ち(T_T)。それでも冷静で優しくて、本当に泣ける。鉄央のことを一番わかっているのはやっぱり満郎ですよ。それとね、遥の初体験がまた良いんです。中学生だからショタになるのかな?苦手な人は回避したほうがいいけど、このシーンがまた泣けちゃうの。
そして鉄央が一番後悔している遥の母との過去。若気の至りというにはあまりにも切なかったです!
カップリングに納得がいかないという意見が多かったという作品ですが、私はこれでよかったと思います。「好奇心の初体験」「ゲーム感覚のSEX」を繰り返してきた鉄央が、恋のやり直しをするためには、相手はこうなるのが自然だったんじゃないかな。
一つだけ心残りがあるとすれば、満郎を泣かせてあげたかったなと言うことです。冷静で大人な満郎が切なくて素敵で困りました^^;心をさらけ出して泣ける相手が出来たらいいなぁ。その相手はもう現れてるかもしれない!?満郎でスピンオフが読みたいです!
『できのいいキス悪いキス』シリーズ最終巻になります。
他に『花組仁侠伝』の外伝が収録されていますが、このお話はやはり本編の方を先に読んでいた方が分かりやすいと思います(私は『花組~』は未読だったのでキャラの立場とか背景が余り良く分からず軽く読み飛ばしてしまいました…汗)。
『できのいいキス悪いキス』については、私はこのシリーズ1巻目からずっと中立評価だったのですが、それは最後まで変わりませんでした。
やはりこのシリーズの主人公の鉄央が好きになれなくて…汗。
この巻ではやっと人としての普通の感覚(親としての自覚とか恋愛で本当に人を好きになるとか等)が少し分かってきたのかなと思う展開でしたが、やはり色々問題が山盛りのような気がします。
カップリングに関しても万人向けではないなという感じで、私もう~ん…という感じでした。
若くて純情なキャラもいるのに、なぜそう体の関係の方に走るかな~?と個人的には共感できないストーリー展開が多かったです。