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このオレがヒーヒー言わしてやるからな!
浅野(受け)は、いつも自分にだけイケズで、営業成績もいい後輩の片岡(攻め)が気に入らない。そんなある日、夜の町で男とキスしている片岡を発見。これをネタに屈服させてやる! …と思ったのもつかの間、なぜか部屋に連れ込まれ、ヤられてしまった。こいつは俺が好きだったのか、と思ったが「好きじゃない」との返事。ムカつくあまり「お前は俺を好きになる!」と啖呵を切ってしまったが…。
年下攻めのリーマンものです。
基本可愛いんですが、受けの子供っぽさがあり得ないレベルでした。ちょっとこの人大丈夫かな…と思っちゃった。もうちょっと大人だと良かったな。
対する攻めも子供っぽい。受けが子供なので、せめて攻めには大人な対応してほしいのに、こっちも子供。
この2人が営業成績1位と2位なのが納得いかなかったです。そもそも職場で事務仕事ばっかりしてましたけど。
まあでも、処女童貞でキス体験も恋愛経験も皆無だったお子ちゃまな受けが、エロになったらやたら色っぽく、トロトロになっちゃうのには萌えました。内容的に物足りなさはあるけれど、エロと可愛さで萌×2に。
1冊まるっと表題作。
爽やかイケメンドS後輩×ツンデレ童貞先輩のリーマンラブ。
ん?受がツンデレというよりも、ただのおバカな気がしないでもありませんでしたらが…。
気にくわないイケメン後輩の片岡が男とキスしているのを目撃した浅野は、それをネタに脅そうとしますが、逆にお持ち帰りされてそのまま掘られ、あろうことか気持ちよくなっちゃってトロントロンにされちゃいます。
負けず嫌いで挑発にすぐ乗るタイプの浅野は、「あなたなんか好きじゃない」と余裕綽々の片岡に、「ぜったいお前は俺を好きになる!」と、恋愛経験ゼロのくせにデカイことを言っちゃいます。
それ以降、片岡の口車に乗せられつつも、身体を使いあの手この手で自分に惚れさせようとする浅野ですが…
片岡がわりと早い段階で浅野を好きになるんですけど、浅野は自分に惚れさせたら片岡が自分に屈服すると思ってたのですね。
でも相変わらず片岡のペースに乗せられっぱなしで、エチも主導権は常に片岡にアリ。
あれ?思ってたのとちがう…?と、恋愛未経験の浅野は片岡の「好き」がよくわからなくてもだもだもだもだ…
う〜ん、ちょっとキャラもお話の流れもピンとこなかったなぁ。
受がおこちゃまといいますか、売られたケンカはすぐ買っちゃって痛い目見すぎといいますか。あまり萌えキャラではなかった。
あと、エロはエロいのに受の感じてるアヘ顔がいやらしくなくてなんか可愛くない…これは個人的な意見ですが。
攻もなんで受のこと好きになったのか…セックスしかしてないよね?受は感じやすくてエロいけど、ぎゃんぎゃん言ってるだけだったし…どこに惚れる要素が…?と考えてしまいました。
本人たちは「魔法をかけた」から好きになったと言ってますが、なんとも腑に落ちず。
エロはなかなかエロかったです。
お部屋のベッドでオフィスで会社のトイレで…とシチュは様々。
両思いエチはオモチャ使って受はアンアン。
受が素直になったぶん最後のエロはラブ度がアップでした。
もう一度読めば違う見解になるかもしれないので、また時間があるときに読んでみよう。
エロの回数がわりとあったので、オマケして萌評価で。
痛いこともないし、絵も嫌いじゃないし、地雷みたいなものもないのですが、ごめんなさい、あんまりピンと来ませんでした。
威勢のいい浅野がたまにする、あかんべーとか、なんか引っ掛かるんですよね。そして、いくら漫画とはいえ、ギャーギャーうるさい先輩の口に手をあて、タクシーに乗せ、鍵を開けて、自分のマンションのソファにぽいっ!と言う流れが、なんか、あり得なさすぎて。お酒でふらふらならともかく、あんなに威勢よく後輩を脅してたのに、それはないような気がしました。しかも、27まで童貞だとばらしてしまって、あなたにはできないことをーなんて言葉にノンケの浅野が上に乗るまでやるなんて、ちょっとね。
好きになる魔法をかけた、とか言う可愛らしい台詞は、好きだし、威勢のいいツンデレも好きなので、もう少し二人が好きになる流れが納得できるものだともっと入り込めたかなぁと思いました。
ラブコメなので、こんなもんだよと言う気もしますが、好きな作家さんなので、ちょっと期待しすぎてハードルが上がってしまったかな。
次に期待します。