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いろんなシチュのいろんな"H"お見せしますv
ピンクの帯には『カワイイ顔してどスケベぞろい』。
この本に登場するカップルはすべて表紙にお目見えしていますが、話は4作品それぞれ独立しています。そしてすべての作品にコミックス描き下ろしとして「その後」の話を収録。どの人物も似通った顔立ちではなく、カップルとしても特徴がはっきりしているので作品ごと切り替えてすぐに入り込めました。どのお話もよかったですけど、私は表題作がやっぱり好きだったなぁ。
※以下、ネタバレ含みます(攻め受けについても)。
■『放課後はいつもふたり』(表紙左から二番目)
舞台は和歌山(あとがきより)。方言が自然でステキでしたし、景色だけでもゆったり時間が流れているように感じます。ここで共に育ったのに、中学からは別々の学校に通うふたり。電車の中で同じ高校の子に声をかけられると相手がそっちにいっちゃって寂しかったり。待ち合わせというより「駅のホームで待ってる」っていうのがいいんですよね、しかもこの子(白シャツ)が。顔だけじゃなく、脱いでも見えるソバカス可愛い!可愛かった!
■『初心者のための旅行ガイド』(一番左)
あとがきによると商業BL誌初掲載の作品だそう。なかなかワイルドなふたりです。褐色攻め、よかった!旅行初心者はもちろんメガネの子(大学夏季休暇中)で、スパイスの香り漂う国にバックパック1つでやってきたが、乗り物でボッタクリに遭い…。そんなときに出会ったのが褐色のイケさん。とても親切な人だけど……?流されちゃうけれど好みの流され方でした。満点の夜空の下、狼の遠吠えをバックにって...この受けくんは案外順応性のあるタイプとみえるので、卒業したらこっちに来てもいいんじゃないだろうか。
■『トイレの魔法使い』(一番右)
このメガネくんが、みんなの先生みたいなんですよ、みんな同級生なんだけど(笑)。そしてこんなにエロい展開になるとは思ってなかったなぁ、もちろん個室エッチありです。いやぁ、この子(右)すごいなぁ。面白いです!
■『クノイチさんと』(右から二番目)
体格差エッチ。そしてなんと、"はじめの"うちは小柄の方が「攻め」です。確かにアクロバティックなHシーン描写にもおお!と思いましたが、心理戦(いろんな)も入っていたりして。背の高い子がおバカで強引なのも、脇役の子がツンデレっぽくてかわいいのも作品にぴったりでした。彼もいい人に出会えますように。3話+描き下ろしで70頁ほど、一番長い作品です。
いろんな場所でエッチしてましたね。裸体のあばらの浮き上がりとか、肉付き具合にも目が行きました。そして背景、特に風景、景色がとても素敵だったなぁ。お話も含め、ほかにはない感じで好印象です◎そういえば「イケさん」しか書きませんでしたが、キャラの名前がどれも印象的でしたよ。
可愛らしい表紙に惹かれて読んでみたら、中身はかなり個性的で独特。
「放課後はいつもふたり」
高校生BLであり、方言BLであり、初体験BLである。
なんとも甘酸っぱい。
攻めの子が小柄で可愛らしいのに「どスケベ」で、受けの子はそばかすだらけの微妙なルックス。で、ちょっとヘタレ。
でもそれって「初体験」を大切にしたくてグルグルしてるんだよね。
まだ大人になる前の、脇腹に浮く肋骨とか骨ばった足とか尖った背骨とか、非常にリアル。リアルすぎるくらいでちょっと引いちゃった。
「初心者のための旅行ガイド」
これはストーリーが微妙。
というのは、このガイドさん。不慣れなバックパッカーをヤっちゃう常習犯なんじゃないの…?と思わせるから。
草一くんの表情などは良かったです。
「トイレの魔法使い」
高校生BL。
いじめられっ子が、ボクに力を与える儀式をして、と何故か乗っかってきて…
事後、急に気だるげな色気を振りまくのがこわいやら面白いやら。ほんとに力が宿ったんですかね?
「クノイチさんと」
リバあり。
大学院のマルチメディア工学を専攻していて、遊びで仮想空間のゲームをプログラミングしていたアズマ。
ある時そのゲーム空間で、ハッカーが何か情報交換をしていた痕跡が。
相手はハッカーのクノイチ。アズマはセキュリティを上げるがまた侵入される。
怒ったアズマはプログラムにトラップを仕掛けるが…
この話、すご〜い好み!リバと関係なく好み。
クノイチさんのルックスは、正直定形っぽい。小柄でメガネで、大人しい感じ。
だけどそんなクノイチさんの方が攻めで、明るくて元気なアズマに挿入するのです!でもアズマはそんな事全然気にしてないの。
クノイチさんは大学の職員だけれど裏ではハッカー集団の1人で、アズマと知り合った事で組織から抜けようとする。だけど組織側はあまりにも素っ気なくて、自分に価値など無かったのだ…と思い知るクノイチさん。
そんなクノイチさんを恋人として必要としているのが、アズマ、なんです。
そして、アズマはクノイチさんに入れたい、と。
ビバ!リバ!ヤッホー‼︎
こちらもクノイチさんの体つきは脇腹に肋骨が浮いてて骨盤がゴツッとしてて、ちょっとコドモの体みたい。
このCPは時々攻受交代しそうですね。ヨシヨシ!
どの話もtnkが小さめなのがミョーにリアルだと思いました。
カラーチャートをキミにがとても良かったので、既刊のこちらも購入しました。
風呂前有先生の描く男の子たちはかわいくて、表紙の4組のCPのお話が1冊に入ってます。
そばかす顔のかずとちょっと小さめのテル。二人は幼馴染で、恋人。
お互い相手のことを思っていて少し行き違いがあったりもするけど、すぐに仲直り。
カラーチャートをキミにでも思いましたが、受けの子の泣き顔が本当に印象的でかわいくて仕方ないです。テンポの良い関西弁の会話も心地良いです。
小さいほうのテルが攻めで、大きいほうのかずが受けというのもギャップがあって萌えます。
次はアジアか中東のどこかの国を旅行中の草一と現地ガイドのイケさん。イケさんに連れられて見晴らしの良いところに連れて行ってもらう草一だけど、行きのタクシーに荷物を忘れイケさんと野宿すること。イケさんにいきなりセックスしようと言われて最初は拒んでいたのに襲われる形になったものの、何故か気持ちよくなっちゃって嫌じゃなかった草一くん。2回目は草一から誘う形になって、イケさんのこと好きになっちゃた草一くん。
3つ目はトイレに入っていた松永に川が、古代の儀式みたいに神様と繋がると力が分けられるからと座っている松永に川の乗っかるというちょっとぶっ飛んだ内容でしたが、ちょっと面白かったです。
4つ目は大学事務員の志方と大学院生の東くんのお話、仮想世界でハッキングしてきたクノイチさんを捕まえたところ事務員の志方で、何故か付き合うことになり、Hすることに。
まさかの小さいほうのクノイチさんが体格の大きい東くんに入れるほうで、多分4CPの中で一番体格差のこのCPに萌えます。2回目は東くんがクノイチさんに入れることに。
リバ苦手な方はNGなんでしょうが、リバありでも平気なのでそれはそれで好きです。愛があればどっちがどっちでも逆になっても大丈夫です。
普段眼鏡で堅そうなのにHになるともうクノイチさんがエロエロで東くんが夢中になっちゃうのもわかります。
4CPのお話なので短いものから、長めのお話までどれも良かったです。
個人的には一番最後の東くんとクノイチさんの話が好きでした。
もう大きな東くんの膝の上にちょこんと乗ってるクノイチさんがかわいくて、体格差がキュンとしました。
デビュー作なんですね。
短編がいくつか収録されています。
個性的な絵で、きちんと描き込んである味のある絵がよいです。
表題作は、くりっとした大きな目の小柄な男前(攻め)と、ソバカス大柄男子のカップル。思い返すとソバカス男子はあんまり読んだことがない。というか初めてだった。ちょっとぐるぐる悩んじゃうんだけど、かわいいキャラ。そこへ、ぐいぐいくるイケかわいい攻めっていう、意外なカップルで、どっちも大好きだけどあまあまじゃないというリアルな感じがよかったです。
他に面白かったのは、「クノイチさんと」。大学が舞台で、情報系の研究室に所属してゲームなどを作っている底抜け元気マンと、地味な事務員が、ゲーム世界で罠の張り合いの末に。。
というお話。時間をかけて両思いになるお話で、こちらも珍しい設定で面白かった。脇の親友もいい味。
他の短編はHまでが少し性急だったかな。
好きな作家さんです。
放課後はいつもふたり
関西の田舎の幼馴染のふたり。かずとテル。ほぼかず視点で話は進み、本当にテルが大好きでなるべく一緒にいたくて。かずの勉強部屋で会ってもいつもテルはかずの体を求めてきて。早く入れたいって。
でもかずはそんな特別なことはテルの誕生日にしたいとオアズケしてて…。心の準備も出来てないし…。
田舎の様子がほっこりしますね、テルがすっかりかずの親とも仲良くて好物作ってもらったり。
かずは自分だけがこんなにテルのことを好きなのかと悲しく、かといってテルを怒らせた?とアワアワして。
会ったら泣いちゃうし。
かずから川で告白して去年のテルの誕生日も川でお祝いして。
でも実はテルは可愛い顔をして外堀を埋めてきたらしい。ここが萌萌ポイントでした。
かずのそばかすもキレイや!って見惚れてるし。これはテルがぐっと背が伸びて大きくなってスパダリになる予感。
初心者のための旅行ガイド
なんかすぐ全財産すられそうだなと思っていたら案の定。貴重品は大丈夫だったけど変なお兄さんにつかまって。きっとそっちだろうなあと予想通りで。
主人公がチョロ過ぎて、でも意外とあっさり旅行しなくてお兄さんと一緒にいたいって。気合入れて一人旅来たんじゃないの?