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ボコり愛BLの金字塔、待望の続編! 暴力大学生とドMのSMカップル、再び!!
前回から3年!ずっと続刊を楽しみに待ち続けていました!!期待通りの素晴らしい続編となっており、とても嬉しかったです。
まず、前回より暴力の度合いは減りました。相変わらず流血はしていましたが…しかしむしろ(前回と比較して)ラブラブなシーンが増えたと思います。
まさか攻めが、受けに暴力を振るってしまうことに悩む日が来るとは思いませんでした。そのことや就職のストレスで弱った攻めには前回とは違う可愛さがあり、それを包み込む受けの包容力にも、それに甘える攻めにも萌えを感じました。やはり受けが年上で、攻めが年下なんだなあと。(1歳違いですが)
暴力は振るわずにということでSMプレイを仕掛ける攻めに、嫌と言いつつも受け入れてしまう受け!このえっちシーンが一番盛り上がっていたと思います。
暴力度は前回より減りましたが、愛のあるエロいえっちは増えたと思うので、前回よりも読みやすくなったのではないかと思います。
また2人のラブラブ同棲生活を見てみたいです!
3年前に出た同タイトルの続編です。
1巻を読んだ時には、独特のちょっと昔っぽい(良い意味で)絵柄や、暴力とSMのギリギリのストーリーが少しとっつきにくいところがありました。
ラブも最後にほんのりと…という感じで、変わった性癖の受という印象だけ強かったのですが、今回はお互いの感情が丁寧に描かれ、ラブ度も上がっていて、十分に萌えを感じられました。
本作は表紙が暗示しているように攻の釧路にスポットライトが当たっています。
三崎は無事正社員として就職しましたが、今度は釧路の就職活動からその終わりまでを時間軸として、2人の関係が描かれています。
釧路の暴力は以前からですが、就職活動のストレスで自己コントロールが効かなくなる場面が出てきます。ですが、一方で釧路はそういう自分を嫌悪してもいます。
釧路が自分で自分を責めている時には弟が亡霊のようにイメージとして現れ、釧路の弱い部分を言葉で抉ってくるのですが、これは過去に弟と確執があったためのようです。
おそらく過去にも弟から似たような言葉が直接発せられたこともあったと思いますが、ほとんどは釧路の心の声なのかなと思いました。
そう考えると、意外と釧路って客観的というか、三崎のことを思いやっているんだなというのが分かってきます。この辺りが前巻と比べて新鮮だったところです。
前半は痛い描写もありますが、後半は2人なりのラブも増えていきます。
釧路が暴力以外の愛情の示し方や、対価がなくても自分を気にかけてくれる存在がいることに気づいていく過程はとても良かったです。
三崎が買ってきてくれたゼリーを食べるところや、頭をぐりぐり押し付けて甘えたりなど、今までは見られなかったかわいいシーンもあり、読んでよかったなと思いました。
ラストの暴力以外の解決策(?)、目隠し緊縛も必見です。やはり三崎はとことんMなんですね…(笑)。
3年越し・待望の「スニーキーレッド」続編ですね!!私はハマるのが遅かったために1巻・2巻通して読めたのですが、これを2012年から追いかけていらっしゃる方々は居てもたってもいられなかったのでは・・・!
2巻を手に取った日から何度も何度も読みかえしています。1巻の最後から2巻最初のみらいで過去の話になって、三崎さんの過去でハルのこれからである就活が描かれる。
フリーターと大学生だった二人が関わり方や生き方を変えることを表してるんですね。殴った、殴られたで始まった関係がお互いの気持ちが通じて続く中で時間が経過して、社会で生活していくためのまともな問題に直面して、超えて行かなければならない。子供時代の終焉=関係性への変容、ですね。
暴力で始まった関係を繋ぎ続ける難しさが描かれていてハラハラします…二人にとって必要な過程だからこそ就活にくっつけたんだ!すごいよたなと先生…!
ハルは実家を出たからにはちゃんと就職しなくてはならず、三崎さんも正社員試験を受けて責任が重くなり。二人とも急には大人に変われない、なるようにやっていくしかないがむしゃらな日々が描かれます。
相手を想いながらも気持ちのすれ違いや社会に出る事で変わっていく関係性など、リアルで辛くて、大切にしたいのに余裕が無く、ままならない感じが胸にドーンと来てしまい・・・
ハルに言葉が足りないんですよね…言いたくないんだから言わない。三崎さんがまた、聞きだす事も上手くできず、どう関わればいいのかわからなくて(ここ、私も正解が判らない…どうしたら良かったんだろう…)空気を読み違える痛々しい感じ・・・これも性格だからとか悪いとかじゃ無いんですよね・・・
就活の話なんかしたくない、只々恋人である三崎さんに会いたい、癒されたいだけのハルを、愛情深いがゆえに心配して話題に出して興ざめさせてしまう三崎さん・・・人間関係の難しさですよ!すごいわかる…
お互い悪気はないんだけど、配慮が足りない!読者は解るけどこの二人はこの時分かり合えなくて喧嘩別れみたいになる…
この状態が胸が苦しくて…1巻でもこの状態になったのですが、まるで自分が恋をして忙しい日常の中で恋人とすれ違っているかのように物語に入り込んでしまう力がスニーキーレッドに、たなと先生の作品にあるからですね・・・実写ドラマのように、現実に居る人物かのように三崎さんが、ハルが生き生きと感じられます。
色んな意味で無理をし続けて身体に不調が出てしまうハル。ああ・・・無理!って思いながら出来ない事を無理にすることが「普通」なら、その社会には長く居られないって解っててもするのが就活で就職・・・自分の事のように辛かったです・・・。
倒れて無理を止めたハル、読んでいてホッとしました。仕事を辞めて、自分が嫌いになってる状況で寝込んでて…三崎さんが居なかったらもっともっと辛かったはず。三崎さんが居て良かったよーー!
駆けつけた三崎さん勘が冴えてた!いや、ずっと家に行きたい!って思ってて、限界突破して行ったのがあの日なんだから必然ですよね!上がり込む勇気がここで出た、という流れが最高です!
一回家まで見に来て、でも何もせず帰っていく冬の日の描写が生きている!心の変化がこの日に起きて!うわーん!(号泣)最高です!!
そしてそして!中盤でツライ思いをずっとした分、終盤では恋人としてのやりとりの中で、お互いを素直に愛している姿が描かれていてたまらないです・・・!
恋人が隣にいる幸せ、心の支えになっているから穏やかでいられる様、相手を思いやる愛情にあふれていて、三崎さんは勿論、ハルが三崎さんを愛してるのがよーくわかるんですよー!
人は支えられて生きて行けるんですよね…こんな幸せなの、辛さを知らなければ分からなかったでしょハル!ミサキさんの、言いたいこと全部言う!って決めてからの愛情深い一言ひとことが、もう、すごく良いので読んでください!
一方、ハルは言葉でなく態度に全部出してすごく甘えるんです!今までの孤独感や、我慢が決壊したかのような怒涛のデレで、可愛い以外の言葉がありません…!かわいいーーー!!!
安心感による気持ちの変化で、口に出す言葉も、態度も本当に変わりますよね!ハルの甘え方が素直で可愛すぎて!!
愛を語ろう!好きと伝えよう!と自分でも実際に思ったんです。示さないと全く伝わらないんですよね…本当にこの作品は凄いです。起承転結が状況だけでなく心の変化でも完全にまとめられていて、読んでいて幸せすぎる!人の人を想う心って、こんなに素敵なんだーー!!
ハルの転職をきっかけに三崎さんからの提案で同棲を始める流れや、そこから二人で部屋を探して引っ越そう、というラストでもう、悶え転がってしまい起き上がれません…
なにこれ、なんて素敵なの!?もう結婚して!幸せになって!引越し先での続きはどこですか!!わーん見なくてもわかる!幸せなんでしょわかってる!ありがとう!もっかい読みたい!
みたいなことをずっと繰り返しています。
最近なんだか、具体的に光明が見えてまいりましたので、ハルと三崎さんの暮らしがきっと続編で見られる事を信じて、続きが実現する未来を心の底からお待ち申し上げております!
あーーーーーー!!見たいよーーーーー!!本当にお願いします先生――――!!
一作目はよかったのに、続編にがっかり…という作品もあるのでドキドキしながら開いてみた二巻です。読み終わった今、そんな不安はまったくの杞憂だったとわかりました。
一作目で一応結ばれたふたりの関係が、ちゃんと深まり発展していることに感動しました。
ハルにけっこう酷いめ合わされながら「激しいの久しぶりで気持ちよかった」とか思えてしまうミサキさんに脱帽です。
(完全合意の)SMプレイ含めてハッピーエンドなラストに満足感いっぱいで、何度も読み返してしまいます!
1巻を読んだときからずっと引っかかっているものがあって、それが何なのか自分でもよくわからなかったのですが、それが自分の中でストンと腑に落ちた2巻でした。
三崎さんが自分の気持ちを明言していないことによって生じていた、二人の間にあった食い違い(ハルが一方的に勘違いしてたこと)が解決したんですよね。
だから、1、2巻合わせてスニーキーレッドというひとつの物語だと思っています。
あと、変人なのは三崎さんの方だなという確信を得た笑
そのことについてこれから長々と述べます笑
読んでくださったら嬉しいです。
三崎さんは真性のドMだけど、別にハルはSなわけじゃない。たぶん家の環境のせいで荒い気性になっただけであって。
というのも、そもそもハルが暴力を振るうのは苛立ちからやストレスといった理由があったわけであり、何の気なしに殴りたい、いじめたい、傷つけたいみたいな願望はないし、暴力を振るうことに負い目を感じているなと節々から感じ取れるからです。
(1巻では「三崎さんに酷いことしようと心を痛めながら頑張ってる」、「暴力以外に応えようはないのか」のようなセリフがあるし、
2巻では特に、暴力を振るってしまう自分に嫌気がさしているハルが顕著に描かれていた。)
だから暴力云々のことで、1巻の時からずっと悩んで気にしていたのはハルの方だったんだなと。
1巻のときから2巻でぶっ倒れるまで、ずっとハルは、2人の関係には暴力が必要で、〝三崎さんにとっての自分の存在意義”は暴力だと思っていた。
(簡潔にいうと、三崎さんはMだから自分と一緒にいるのだと思っていた。)
(だから、「もう殴ってやらない」と言ったとき、三崎さんがそれをすんなり受け入れたことにハルは驚いたし、「じゃあ何をしに来たのか」のような発言をした。)
でも実は三崎さんの中で暴力は別に重要じゃなくて、〝ハルのそばにいるのはハルが好きだから”という単純な理由だったことがわかった。
ここでやっとハルの中で、
〝三崎さんが自分と一緒にいてくれる理由”がはっきりしたんですよね。
お付き合いを提案したのも、スキンシップをとるのも全部ハルからだったため、三崎さんの中では、「ハルは自分のことを好きでいてくれてる」っていう認識があったのかもしれないけど、
実は三崎さんがハルに対して思いを明言したシーンってないんですよ。
だからハルはずっと、〝三崎さんが自分と一緒にいてくれる理由”が暴力にあると勘違いしていた。三崎さんはただ、ハルが好きだからハルのそばにいてくれただけなのに。
それが2人の間にあった食い違いで、それを解消するための2巻だったのかなと。
ここでおもしろいのが、三崎さんはそもそも食い違いに気付いてないんですよね。
たぶんハルが暴力と自分の存在意義について悩んでるなんて、想像もしていない。
自分が肩を噛みちぎられたときの、ハルの呆然とした表情を見て、「どうしてハルがそんな表情をするのか」と思っている、つまりハルは暴力を振るったことを後悔するような人ではないと思いこんでいることが読み取れる。
三崎さんは、肩を噛みちぎられて初めて、「自分が止めるべきだったのか?」ということに思い至っている上に、「気持ちよさにかまけて...」とか思ってるし、暴力自体をあまり深刻に考えてなかったですよね。
まあ真性のドMなのでしょうがない。
1巻から読むと、やっぱりハルの方がインパクトが大きくてハルに目がいってしまうのは仕方ないけど、普通じゃないのはどう考えても三崎さんの方だと思うんです。
2巻でもハルは、自分のこと・暴力のこと・三崎さんのことについてハルなりに悩んでたけど、
三崎さんの中では自分のこと・暴力のこと・ハルのことって割と1巻の時点で解決しちゃってる。
Mだし、暴力を受け入れてるし、ハルから告白されたようなものだし。
だから三崎さんが2巻で悩んでることって「就活中のハルの助けになりたい」に尽きるんですよね。
そんなことよりも前に、ハルとの関係とか暴力とかについて普通はもっと悩むんじゃないかなと思うんです。
でも三崎さんは「好きな人の助けになりたい」っていう当たり前のことしか考えていない。
そこが三崎さんの、変人さであり最大の魅力でもあるんじゃないかなと思います。
とにかく今回のことで、心の中にわだかまっていたものがなくなったハルは、すっかり三崎さんに甘えきっていてひたすら可愛かったなあ。
三崎さんのことが好きなのがだだ漏れな表情してるし。
それから、三崎さんの話を素直に聞き入れて「人に頼る」ことを覚えたハル。出会ったばかりの頃のハルと比べると、うわ〜なんか成長したなあと感慨深いです。
私は正直、スニーキーレッドが「暴力」を売りにしてることに個人的にあんまりしっくりきていなくて。
確かに始まりはそうなんだけど、注目すべきはキャラクターの心情とか、暴力を軸にした上での二人の関係の変化や成長なのだと思っています。
こんな大好きになる作品には二度と出会えないんだろうな〜。スニーキーレッドに出会えたことに感謝です。