電子限定漫画付き
「新婚さん!」 4割
「おクズの恋愛」 6割
【新婚さん!】
同著者の「俺達は新婚さんかもしれない」のどちらも大大好きですが、強いて言うなら個人的にはこちらの「新婚さん!」の方が好きです!!
外面はすごくいいのに性格に難アリの攻めを、唯一受け入れる受け。
一見は攻め→→→→受けで冷たく見えますが、実は受けもまんざらでもない雰囲気が最高でした!!
あと攻めのバブな一面がすごく可愛かったです。
一途すぎる、本当にいい執着攻めでした。
【おクズの恋愛】
新婚さんのスピンオフで、受けの友人のお話。
俺様童貞俳優×ビッチなバー店員で幼少時から続く主従関係のようなカプが最高でした!
「新婚さん!」とはまた違った雰囲気ですごく良かったです。
そしてその後に発売された「俺達は新婚さんかもしれない」に、二つの番外編が収録されています。
これがまた最ッ高でした。
ぜひ、併せて買うのをオススメします。
後作の『俺達は新婚さんかもしれない』の方は読了済でしたが、こちらは未読でした。
本の外見の情報からして別カプのお話だし何かの折に購入しようと思い続け、今回のQpa特典フェアの機会にようやく購入。
ちしゃの実先生の絵柄は癖(特徴?)のある絵柄なので、私の絵柄の好みからは少し外れているのですが、それでもお話の方は毎回萌える話が多いので “新刊は買い、既刊はフェアで検討”という基準の元、買っています。
カラーの塗りは好きです。厚塗り絵好きオタクなので厚塗りベースの重めな質感と配色にときめいています。
個人的な印象ですが、厚塗り寄りの方って絵柄(か物語)に癖のある方が多い印象。万人受けをそこまで意識しないからかな。
それからファンの方が信奉するつよつよBL作品を描く作家さんが多いような気がします……王道だから良い訳じゃないって分からされる(NTR哲学)。
絵柄の好みで購入に至らない人もいるかもしれないですが、絵柄なんて千差万別ですし、絵柄の好みから外れていても買わされてしまう…そんな萌えヂカラのあるつよつよBL本を描く先生に神を捧げます!
ちしゃの実先生の作品好きなんですが、京介はかなりぶっ飛んだ性格で、
狂暴で激しい性格ながらも、宝のことが大好きで、
喧嘩したり悪口を言ったりしながらも
二人きりのときは宝のことを「たかちゃん」なんて呼んだりして、
そのギャップが嫌いになれないということだとは思います。
物語の中ではそれで2人がハッピーなのでよいのですが、
相手を貶める京介の発言の節々にモラハラみを感じてしまい、
実際にこんな人いたら絶対にお近づきにはなりたくないな…と思ってしまわざるを得ない。。
ストーリー自体はまとまっていて面白いですし、キャラも立っているのですが、
残念ながらどうしても京介が受け入れられませんでした。。
京介がもうすこしマイルドな性格だったら個人的にはよかったのですが、
この作品としてはこれでいいのだろうなぁとも思います。
〖DMM電子書籍〗
修正 : 白抜き
カバー折り返し : なし
カバー下 : あり
帯 : なし
裏表紙 : なし
カバーデザイン : 不明
電子限定特典 : 描き下ろし漫画4P『新婚さんとホテル』『薮をつつく』
備考 :
ふた言 :たかちゃんも京介も素直じゃないけどお互いが相手じゃなきゃダメなんだろうなって思うくらい実はラブラブだし、周囲を巻き込んで痴話喧嘩してる感じがなんだか可愛いし、お似合いのバカップルだなって(褒めてる)。蓮田×冬未ちゃんCPも温かく見守っていきたい。
〖紙媒体〗
未読
理不尽なまでの I love you ! ハイテンションな俺のプレシャス‼︎
ぷぷっ。ちしゃの実先生の最新刊が出たので、再読してたんですが、やっぱり楽しい。
京介は、幼馴染の宝が憎い‼︎ 好き過ぎて憎い。多分、可愛い過ぎて憎い。その束縛愛と執着が度を超していて、憎い。その憎さをぶつけてくる理不尽さ。不器用過ぎて笑えます。幼ない頃、あんなに可愛いかったのに、いかつい面構え。いや、イケメンですけども。体格もガッチリしている。宝の事を想い過ぎて怒り狂ってるのですが、それでも。元ヤンの宝に素っ気なくされれば、子犬の様にしょげてしまう。大男の可愛いらしさ。
だから宝は放っては置けなくて。ツンツンしていても、自由を奪われても。結局許してしまう。このバカップル‼︎ 最初、京介の口の悪さには引いてたんですけど。読むほどにこれは味わい深かったりします。
とにかく、京介のこの顔面力で言われたら、もう許すしか無いよね。
同時収録は、宝と京介の同級生、バーテンダー冬未ちゃんの恋「おクズの恋愛」
私は断然表題作の方が好きだけど。こちらの中編の方が読ませる感じにはなっている。
表題作の方では、何かと宝の愚痴を聞いては、京介に妬かれるという大人な冬未ちゃんだったけれども。その一方で、やたらとダメンズを引っ掛けるビッチだったりする。冬未ちゃんは実は有名俳優の愛人の子。義理の兄弟で、今は人気俳優の洋一郎に執着されている。この男が、京介もビックリな不器用なトンデモ野郎で。やっぱり冬未ちゃんの事が好き過ぎて憎い。素直に言えなかったこの数年間。間を抜かしてプロポーズされては、何が何だか分からず。冬未ちゃんは、幼ない頃の様に下僕扱いされるのが嫌で、つれない素振りをする。
途中、洋一郎視点が面々と綴られるのだが、この男の勘違いっぷり、不器用っぷりが可笑しくて。そんなの伝わらないよぅっ!って、呆れてしまいます。
紆余曲折を経て、結ばれて。勿論読み手側をホッとさせてくれます。
何より、誘惑の多い芸能界において。冬未ちゃんと結ばれる為だけに待っていた童貞力のスゴさにはタジタジです。描き下ろしのイチャあまエッチもご馳走さま。
どちらも攻めの溺愛執着のうふふなネチッこさに存分に笑わせて頂きました。
骨格がしっかり描かれたその体軀にも惚れ惚れです。顎からえらのラインとかもいい。
エチは丸るっと白抜きなれど。飛び散る汁。受けのとんがり過ぎな乳首。と、何だか十二分にエロい。