浄化するには、キスとセックスをしなければならない!?

小説

  • 和カフェ瑠璃庵の妖しな日常

和カフェ瑠璃庵の妖しな日常

wacafe rurian no ayashina nichijo

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表題作和カフェ瑠璃庵の妖しな日常

左近壮輔
26歳,和カフェオーナーで異能者
淀井真秀
20歳,大学二年生・霊体引き寄せ体質

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

無自覚ながら、あらゆる霊体を引き寄せてしまう憑依体質の真秀。
「鎮清者」と呼ばれる異能者である壮輔の店でアルバイトをすることになるが、相変わらず店を出た途端に憑かれてしまう。
なので壮輔に結界を張ってもらうが、その方法はハグ。
そして結界を破って憑いたものを浄化するには、キスとセックスが必要だった!
素っ気ないながらも、誠実に対応してくれる壮輔に真秀は……。

作品情報

作品名
和カフェ瑠璃庵の妖しな日常
著者
牧山とも 
イラスト
Den(den) 
媒体
小説
出版社
プランタン出版
レーベル
プラチナ文庫
発売日
ISBN
9784829626238
3.1

(12)

(0)

萌々

(6)

(3)

中立

(2)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
2
得点
35
評価数
12
平均
3.1 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

萌えツボをそろえてます

真秀(受)がメインですが、壮輔(攻)の視点もありますので、互いの心情が分かりやすいですし、状況説明もあって読みやすいです。

ストーリーはあらすじ通り。
パワーストーンも販売している和カフェのオーナー・壮輔は悪霊を祓うことができます。弟が連れてきた真秀は憑依体質なうえ、喋れる子犬・ミコトが気に入っていることから、放っておけないとバイトをさせます。しかし次々と霊を連れてくるので、ハグ、キスでガードするものの、遂にセックスをして祓うことになるという話です。真秀に憑いている霊の正体が予想外でしたが、それ以外は王道展開でした。

「メガネで理性的なクール攻め」「素直で清らかな受け」「可愛い子犬(実はイケメン神様!)」という萌えツボいっぱいの作品でした。イラストも「ハグ(身長差が素敵)」「跪いて手にキス」「頭ぽんぽん」「額ごっつん」と、これでもか!という甘さでしたよ。慣れている感万歳の攻めに、翻弄される受けも可愛かったです。

1

ライト感覚な除霊もの

2016年刊。
ライト感覚で読める除霊もので怖くない。
鎮清者(しずめもの)なる、悪霊を浄化できる能力を持っているが、本業は和カフェ+パワーストーンアクセ販売の店を経営している店長・壮輔。
バキューム級に雑霊を引き寄せまくる真秀(まほろ)に引き合わされて除霊したついでに、和カフェのバイトに雇う事になる。

といった展開で話が進んでいく訳だが…
壮輔のほうは人気の出るスイーツやアクセを作れて器用だなとは思ったが、真秀のほうに大いに引っ掛かりを感じた。

普段から雑霊を引き寄せている影響を知らず、日頃ツイてないのを気にしないならともかく、中級以上の厄介なクラスを除霊するには壮輔に身体を繋いでもらうしかないって言われてもあっさり了解するって…
アンタそこは多少なりとも動揺する場面だってば!!
展開上、奇しくも『身体から入る恋愛関係』になってしまったにしては壮輔も感情を抑えて事務的にやってるし、真秀は天然ってよりもかなりの鈍チンだし、モヤっとしてしまった。

そのわりに話のほうはそこそこ楽しめたのは、そんな二人をけしかける和カフェの看板犬・ミコトのおかげだ。
実は壮輔の家系に係わる霊妙なる存在…説明面倒くさいから一応"妖精"で通っているが(笑)

見かけは可愛い豆柴なのに、時代がかった口調で態度がデカいといったギャップがいい味出している。
ちなみに人の姿だと超美形というオプションも付いているが、お願い、ミコトさまはずっとわんこのままでいて(笑)

0

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