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表題作のモーションエモーションは、攻めの本多が受けの鈴木を愛しすぎてちょっと怖いくらいです。
鈴木に高級車のひとつでも買ってくれそうです。
ものすごく王道の話ですが、いつもリアルな話を描いていた方なので このお話だけはファンタジー色が強いと思いました。
Murderous youthは絵がとてもかわいい。
最近のたなとさんの絵と比べて、人物が幼く見えます。
お互いを好きになりすぎて苦しむところが愛しいです。
Seachangeの2人は、少しモーションエモーションの関係性と似ています。
でもこちらはあまり怖くないです。
わたしはたなとさんの大ファンですが、この単行本のことで友達と語ったら、意見が対立しました(笑)
友達は、本多かっこいい!本多かっこいい!の一点張りで
わたしは本多が怖い、鈴木の話聞いてあげなよ…と思いました。
さらに友達は、前作のスニーキーレッドはちょっと暴力描写は怖いけどいい話だよね。(本当はモーションエモーションの方が好き)なのに対し
わたしは
スニーキーレッド幸せ…泣ける…かわいい…
と感じます。
何をリアルと感じ、何を怖いと感じて何に萌えるか、その感覚の違いによって漫画の印象が違うんでしょうね。
ここまで違うカップルの、違うテイストの話が描けるたなとさんはすごいと思います。
次はどんな漫画を描いてくださるのか楽しみです。
スニーキーレッドに出てきたサブ二人のお話。
順番としてはスニーキーレッド1、2→コレ→スニーキー3という感じがオススメです。
いや〜ド執着イケメン年下攻め×平凡ノンケ受けって不変的な良さがありますね…何でこんな刺さるんだろう。
たなと先生が描く受けは本当にどこにでもいそうな平凡さがあり、そこがすごくイイ。ちゃんと普通な容姿なのにそれ以外が可愛い(最高)
攻めの本多くんはたなと先生の作品の中でも割と分かりやすくイケメンに描写されてるなと個人的に思ってて、受けの鈴木くんとの落差が美味しいです。
えっちは激しすぎずナチュラルな描写なんですが、それ故にエロいというか…リアルなんですよね(最高)
そんな中でも攻めのねっとり重くて瞳の奥に揺らめく情熱を感じるような愛が伝わってきて…エロい。
本多くんが鈴木くん好きすぎるのを見せつけられる一冊となっており大変美味しゅうございました。
スニーキー3巻読んだ方はモーションエモーションの番外編もぜひ読むべし。3巻でお話してる下剋上?が楽しめます。短いけど可愛くてキュンキュンできますよ♡
最初のちょっと頼りなさげな感じから徐々にスパダリに成長していく本多と外堀ガンガン埋められてる鈴木…たまらなすぎる…。
「絶対なんですよね?」「100%…股開くんですよね?」
このシーンの本多の詰め方がたまりません!!何回読み直してもここでギュン!!ときます。
「スニーキーレッド」のスピンオフです。私自身はそちらは未読です。気になりつつも、なんか痛そう…と手を出しかねてました。あと、絵が個人的に好みじゃない…。
しかし、こちらは内容がどストライクという事で購入。すごく面白かった!! そして、読み始めたら好みじゃなかった絵が、急に好きになってきたのです! 絵の印象って、やっぱり感情に左右されるものなのでしょうか…。先入観は、やっぱ良くないなぁ…と改めて思いました。
内容としては、お調子者で鈍感な鈴木(受け)が、温厚なイケメン後輩・本多(攻め)と恋バナで盛り上がり、「お前ならどんな奴でも100パー股開くっしょ!!」と言っちゃった事から、その言葉がのちのち自分の首を絞める事になり…というものです。
受けはごくごく普通のフリーター。明るく面倒見のいい性格ですが、お調子者で危機管理が弱い…。
攻めは温厚なイケメン。仕事も真面目で、先輩に対しては控え目という非の打ち所が無い好青年。しかし、かなりの執着系です。執着系のジワジワ追い詰めワンコですね。一度ロックオンされたらもうどうやったって逃亡不可な感じでしょうか。こんないい男が、ごくごく普通の受けに何故そこまで執着するんだろう…と疑問でしたが、エッチの最中に懇切丁寧に好きな所は言ってくれました。
見所としては、受けがジワジワと追い詰められる過程です。攻めは自分の存在を意識させる為に、不自然にならない程度に接触を続けるのです。タイムカードを押す時は受けの背中から覆い被さり、人混みでは「見つかって良かった!」と肩を抱き寄せる。駄目押しにさわやかな笑顔! かなりの策士かと思いきや、本人は意識してもらうために必死と健気なんです。
そんな訳で、単純な受けはまんまと意識しはじめる。更に鈍感な為、攻めの気持ちには全然気付かないまま「さっさと好きな子に告白しろよ」と煽っちゃうのですね。ここで辛抱のきかなくなった攻めに「好きです」と告白され、更に言質をとられ「100%股開くんですよね」とやられちゃう。この時の攻めが、笑顔なんだけど、とても怖い。引き攣った顔の受けと対照的です。追い詰められた受けは泣きながら好きだと認めるはめになるのですね。
その後はまだまだ逃げ腰の受けと、じわじわ囲い込む攻めの攻防戦でしょうか。かわいそうだけど、もう諦めてー!!とニマニマしちゃいました。
エッチはかなり濃厚です。最中でも憎まれ口をたたく受けですが、その表情はエロい!! そしてお願い口調なのにグイグイと強引な攻め。必死に掻き口説くワンコっぷりがかわいらしくてキュンキュン来ました。
他、初期の短編と続き物が2作です。初期の短編は執着ワンコ攻め。表題作と似た感じのジワジワ追い詰め系です。こちらの方が、より怖い。続き物は、正直流れがよく分からなかったです。
ジワジワ追い詰める攻めとロックオンされた受け、という設定自体に非常に萌えましたが、キャラクター達もとても魅力的。すごく面白い作品です!
たなとさんと言えば「ヤンキー」、「暴力」などが有名で、やや人を選ぶ作家さんだと思われがちですが、今作はひたすら王道でイチャイチャしていました。特に受けがかわいい!
ノンケのはずの受けが流され過ぎな感が否めないので、珍しく心理描写の繊細さが弱い印象は感じますが、攻めの執着、強引さが妙な説得力を醸し出しています。「股ひらくんすよね」は名言ですね。
RIKU
本多が怖い人であるというのはそうだなと思いますが、これがファンタジー色が強いかというところで私も意見が分かれそうです。
何故なら本多の片思いは作中よりももっと前からで、本巻開始当初は就活前の二回生の終わりころ(服装的に冬から晩冬かな?)だからです。脈が全くない相手に片思いしててその時期まできたら焦るよ~と思うし、この作品結構時間飛んで最終的には身なりから就職して1年近く経過したのが窺える。つまり、付き合うまでにしても付き合ってからにしてもページ数のわりにかなり長期の時間経過が多くてしかも鈴木視点だから本多の成長と愛の深まりがとても見えにくいからだと思います。時間経過を意識したらまた少し感想が違ってくるかも?