BLコミック&BL小説、業界最大級の品揃え!
表題作含め短編が6本入ってます。
全てショタ作品ですが、一応中〇生がメインです。絵柄が総じてショタいので、小〇生に見えなくもないです。
表題作含め全てにおいて犯罪臭漂う胸糞悪さがある作品ばかりです。理不尽に受けの少年が大人にいいようにされています。
そしてエロいです!
ショタい少年が大人にエロさの限りを尽くされています。最高か。
表題作はある意味ラブラブなのですが、それでいいのか?的なモヤモヤ感を読後味わうこと請け合いです。
その他は、最後のお話だけは、ハッピーエンドで終わっていて、救われなさの連続物語で涙目になった最後に救いのあるお話で良かったと思います。
エロい、ショタい、理不尽、
このキーワードがお好きな方にとっては最高の作品だと思います。
でもこの本どちらかと言うとBLというより、男性向けショタかな?とも思います。
個人的にはかなり好きな部類です。
2話は普通のエロティックな、ありがちな同人誌という感じで普通に楽しめます。攻めのがどんな人物なのか特に描写されていません。
6話はこの作品の中で唯一のハッピーエンド作品です。全体的に若干暗さを漂わせながらもコミカルでやさしい感じの終わり方でした。さらっと母にカミングアウトして、それに気づいてない(気にしてないのかも?)受けがかなり好きです。
1,3,5,話は一貫して身勝手な攻めが自分ルール的な倫理観で少年を犯しまくると作品です。この人たちは結局自己愛の延長線上でしか人を愛せないんだなあという印象で、その事は5話の攻めの「俺も東条(教師)もきっと狭山が好きで、だけどそれ以上に自分のことが好きなんだ」と言うセリフに集約されています。(この話の主人公は最高に狂っていてしかも開き直ってる感じが好印象です)特に表題作の攻めは他の攻めのように吹っ切れていなくて、中途半端な歪んだ善意を持っている分タチが悪くて最高です。責任を取るってそういうんじゃないでしょ。ていうか何人もやったのかい、と突っ込んでしまいました。ヘタレ鬼畜偽善者攻めとでも呼べばいいんでしょうか。
だらだらと書いてしまいましたが、取り敢えず久しぶりにショタものが読めて満足、という事だけ伝わればいいかな、と思います。
同人誌の再録短編集ということでショタが無理矢理大人に玩具にされている作品が多く、これをコミックスにするなんて出版社結構攻めてるな!と思います。
そしてその勇気に拍手を送りたい。
作品の結末がほぼメリバもしくはバッドエンドという救いようのない内容の割りに、絵柄がさっぱりとしていて可愛らしいので読後の後味はそこまで悪く感じませんでした。
さっぱりとは言っても致している時の絵、内容はしっかりエロいです!
作品ごとに男の子の笑顔や色気のある泣き顔、絶望顔などの表情がきちんと書き分けられています。
みんな可哀想だけどそれがまた魅力的で最高です。
無理矢理系のショタ作品をほぼ丸々一冊楽しめる事はあまりないので、それらが苦手じゃない方には是非おすすめします。
と、私の中のBL大好き井之〇五郎が唸った今作。
巷で見かけるショタ作品のショタといえば短髪野球小僧系やほぼ女児のような可憐なビジュアルの極端なショタが多く「ちがう…そうじゃないんだ…もっとこう…庶民派なノーマルショタがほしいなああああ」と困ってた人、私以外にもいますよね?!
でも大丈夫!今作にはそんなショタがたくさんいるよ!!!
短編集となっておりますが、全般的に攻めというか竿役の♂は下心やショタへの加虐心いーっぱいで何だか歌い手のバラッドの聖夜さんを始めク〇ラックス先生の作品を彷彿とさせますね(笑)
暴力描写は多少ありますが、過度な表現は無くその辺りは安心して見ることが出来ました。
真面目な話をすると昨今の児童に関する問題や世論的に未成年ぽい登場人物を取り扱った作品はより厳しくなりそうなので今作のようなショタ作品はとても貴重ですよね。
作者の方と出版社には大変感謝です!