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堅物真面目なパティシエ受けと、ゆるゆるチャラいゲイの攻めのお話です。
パティシエの受けが働くケーキ屋に、販売員として元バーテンダーの攻めが入ってきます。店長は「攻めの接客を手本にしろ」と言うけれど、ナンパまがいの接客に拒否感しか覚えない受け。でも一緒に働くうちに、良いところ、優しいところが分かってきて、どんどん惹かれていきます。
攻めはセフレが複数いるチャラいゲイ。生真面目で融通の利かない受けと最初はぶつかりますが、攻めに慣れてきた受けの一見分かりにくい可愛らしさに気付き、こちらも恋に落ちます。可愛らしさのあまり、うっかりキスしそうになってしまい、ぐるぐる悩む受けに避けられてしまうように。
もともと不器用な受けの不器用さと、人当たりもよく社交的な攻めの恋ゆえの不器用さが可愛い作品でした。特に、手馴れているはずの攻めの純情が何とも微笑ましく、キュンキュンしちゃいました。
1冊まるまる同じのカプのお話なんですが、エッチは最後にちょろっとだけ。でも十分萌えられました。
描き下ろしの番外編が収録されていて、そちらは付き合ってから4年後の2人。4年も経ってるのにこの初々しさ⁉︎ というような、ラブ甘なカップルの日常話です。
タラシのケーキ販売員×真面目なパティシェ(眼鏡くん) という、苺のショートケーキみたいに間違いない組み合わせ。
一見相容れない二人が周囲を巻き込みながら、同時に助けられながら歩み寄っていく こういうお話、私はかなり好きです。
藤崎君(受け)の手は、パティシェなので甘いケーキの匂いがします。仕事で扱っているものの匂いが体に染み付いていて、それを相手に嗅がれたりペロッとされる描写もかなり好き(笑)
あらすじです。
藤崎の勤めるケーキショップに新しい従業員として宇野(攻め)がやってきた。元バーテンダーの彼の接客は勉強になると店長の御田さんは言うけれど、藤崎には「ナンパもどき」にしか見えない。
でも、クレーム対応が苦手な藤崎の代わりに場を収めてくれたり、作りすぎたプリンを売り切ってくれたりと「意外と優しい」宇野の一面に、そわそわする自分もいて・・・
お仕事の描写と恋部分のバランス配分が、ちょうど良く感じます。
ゼリーや焼き菓子はすぐ覚えた藤崎がパイ作りには苦戦している理由が、とても彼らしいなぁと感心してしまった。
描き下ろし以外で唯一、宇野視点で進んでいく4話は二人の過去、御田さんの思い、自分の本当にやりたい事、相手に気付かされた気持ちなどが描かれており読み応えがあります。
恋の始まりを二日酔いと勘違いしていた藤崎の(いろいろな意味で)成長した姿が見られる描き下ろしは最高!身も心も深く触れ合える恋人がいる彼の作るケーキは、どんどん美味しくなっていくのかなぁ。
毬田先生は「ダブルセクション」を読み、ツボに入り、既刊本も読みつつ、新刊も勿論チェック!!ということで、この作品も迷わず手に取りました。
毬田先生の作品は、お話も勿論のこと、絵やキャラの表情がとても豊かで私的にはツボで大好きなんです。
この作品でも、たくさん素敵な表情を見ることができました。
今回はケーキ屋さんでのお話。丸々一冊このカップルのお話になっています。
回顧シーンに登場する、店長さんのきっぷのいい、優しい肝っ玉奥様が、最近亡くなったという設定は、悲しいですが、それも含めて、辛い思いをした人たちの再生の物語という面も感じられました。
受け様は受験に失敗し、ケーキ屋さんに心が救われて、それでそのお店で無理矢理頼み込んで修行させて貰っている身。入店当初はケーキ作りが下手で、でも持ち前の生真面目さで少しずつ頑張って作れるようになってきているという感じで・・・なので、どうみてもみもちがゆるくてチャラット系の攻め様は、受け様にとって異質で、嫌悪を抱くのも当然。
でも、そこで、全く違う2人に起こる化学変化が魅力であり、見どころでもあったりします。
店長さんも良い人だし、身重の店員さんも良い味だしていて、こんな魅力的なケーキ屋さんがあったら今すぐ買いに走る!!!とか思いながら、読んでいました。
あま~い感じであんまり深く考えずに読めるもの、を探して本屋に入って手に取りました。
すっごいキュンキュンくる!やばい!みたいな感じではなかったですが、
求めてた通りあま~い内容で満足です。
攻めもセフレだなんだ、と言ってますが、真面目に働いてるし、良い奴なので好感度高め。
受けはちょっと頭固いけど、素直で初心な感じがとても可愛い。
キャラ二人とも愛せちゃいます。これって大事ですよね。
お互いがお互いを好きになる過程、流れ、ポイントが分かりやすく、
「相手のここに惹かれたんだろうな」っていうのが理解しやすくて
ストレス無く読めました。
なんてことない話、と言われれば確かにそうなのですが、
そんななんてことない話の中の、「恋」を感じられるお話でした。
二人の気持ちが近づいていくのを丁寧に描き出す、安定の毬田ストーリーでした。
元バーテンダーでチャラい宇野と、真面目なパティシェ見習いの藤崎。
藤崎が初めて宇野に会った時、宇野はゲイのセフレと揉めていて、さらに自分をセフレをあしらうダシに使われ…最悪な第一印象!
宇野は大学受験に失敗して、家に帰れず、店先で泣いているのを助けてもらった恩で、いまのケーキ屋に弟子入り志願してパティシェを目指している。
飲み会も行ったことがなく友達もいなそうで、恋愛経験以前に、人と接することを知らなすぎるコミュ障。
そんな交わらなさそうな正反対な二人。
でもチャラいってことは人付き合いがうまくて、宇野はマジメすぎる藤崎の失敗をうまくフォローして、狭くて凝り固まっていた藤崎の世界を少しずつ広げていく。
それに振り回されながら一喜一憂していく藤崎がかわいいんだ。
それと藤崎のマジメさは、今までテキトーに流されてきた宇野にとっても生き方を真剣に考えるキッカケになった。
正反対だからこそ惹かれ合って、個人のマイナスな部分が、相手にはプラスに変わっていく…
実はこれ以上ないってくらい相性が良い二人です♪
描き下ろし「恋多め、やきもち少々」が甘々ですごく好き!
付き合って4年後、藤崎は宇野の誕生日にバースデーケーキをつくる。
長く付き合ってるのに、いまだに「宇野さん」呼びで藤崎は初々しいまま、宇野もちょっとしたことに嫉妬しちゃって、付き合いたてのような甘さです。
嫉妬しちゃう宇野がかわいくて、藤崎も初めてのご奉仕を…
ケーキより二人のイチャつきのほうが甘い!