イラストあり・電子限定ショートストーリーつき
これが先生のデビュー作とのこと。
やる気なし皇帝×超ど天然 ポジティブ人間な先読みの能力持ち
のお話でした。
みずかね先生の表紙買い&タイトルからしてせつなさぷんぷんじゃん と
めっちゃうきうきしていた分、私がちょっと空回りしすぎたのか
すれたおばはんだからなのか、さらりんと読んでしまったので萌(泣)。
フレッシュなお姉様なら、もっと高い評価になるはず・・・と思います。
インド舞台で、小国乱立している中、一大帝国(架空)が出現という設定。
移動手段にロバ、武器として剣が出てくる、そんな時代とご理解ください。
登場人物
シャリア:ヴァドラ帝国皇帝。アスラの事は覚えてない。手が早いらしい。
なんと黒い眼帯さんでした!痛ましい。ちなみに黒髪黒目さん。
アスラ:アガスティアの葉を読む「ナディ・リーダー」。
なんでもいい方向に捉えられる無敵な能力持ち(笑)。
いろんな方向に頑張っちゃう純真無垢で、周りに迷惑になる
ケースも多々あったものと推測。いや いい子なんだけどさ。
小さいころにシャリアに会ってて、その時に慰めてもらったため、
ずっと慕っていた。金茶色の髪、緑色の瞳です。
サイラ:受けの側仕え。クール。頭よさげ。
(すいません名前間違ってました 訂正・・・)
シャリアの事はいい皇帝と思っていない様子。
てな方々が主な登場人物。あ、インコもご活躍。
後、ちゃんと悪党いる 国家内紛ものでした。
どうなるどうなる まさかの○○ネタか?とびびりながら一気読み(笑)
どうなったかは書かない方がいっかな と思うので止めときます。
アスラがいい子なんですが、ちょっと頑張り過ぎちゃってるように感じられて
お前、おとなしくしとけよ とつい感じてしまい、萌えきれなかったのかも。
個人的見解ですが、文章がもう少し余韻というか遊びというものが
欲しいなあと思いました。そしたらもっと切なさが際立ったような気がする。
他のお姉様はどう感じられたかな・・?
大好きなみずかね先生の挿絵話。
カラー口絵は着衣の攻め受けキスシーン。
今回はイスラム建築様式の窓みたいな枠を全ての挿絵に
お使いになっておられます♡ 衣装などは ダマスク柄?が基調?
神絵はやっぱり表紙!!
この絵で購入した方、きっと何人もいるに違いない。額装したい。
あ、受けが超ど天然うぶうぶ なんで、エロさを求めてる場合は
ちょっと違うかもです。
私も、みずかねりょうさんの素敵な表紙に惹かれて購入しました。
設定がとても興味深いです。歴史とか神話が好きな私もアガスティアの葉というのはよく知らなかったので、紀里雨さんが参考にされた本が見てみたくなりました。でも、私のオツムでは理解できないかもしれないので、そのうち“信じる信じないはあなた次第です”的な番組で特集してくれないかな。
受けのアスラが純真無垢すぎて、他の人との会話があまり成り立っていないのがおかしかったです。ちょっと危なっかしくて、場合によっては少々面倒くさいけど、シャリアもサイラやカイも、なんだかんだで可愛がりたくなるんだろうなぁ。
一方、攻めのシャリアは…すみません、あまり私の好みではありませんでした。国民が貧困に喘いでいるのを見ようともせず、自分は豪華な宮殿で男色に耽っていて、アスラに合わせる顔がなかったというのが情けなくて…。
もちろん彼は彼で色々な陰謀に巻き込まれ、片目を犠牲にしたり苦労していたのでしょうけど、8年前にアスラと交わした『アスラに負けないように頑張る』という約束はちゃんと守っていてほしかったです。
シャリアがあまり好きになれなかったのでこの評価ですが、ストーリーは面白かった!
次回作も楽しみにしています。
シャリアよりサイラの方に好感が持てたので、サイラのスピンオフとか見てみたいと思いました。
好みの要素が多々あったにもかかわらずこの評価なのは、2点自分に合わないところがあったからです。
まず、受けが余り好みのタイプではなかったという点が挙げられます。
アスラは無垢で性的なことにはかなりうとい受けです。
ここまで無知だとちょっと…。もう少し大人っぽい方が好きです。
そして、文章が…。やはり好みではなかったです。
難解な文章ではないし、読みづらい文章という訳でもない。
ただ、ひたすら合わなかったです。作者と呼吸のペースが違いました。