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殺して=欲情
なぜかビリーバリバリーさんの作品だと思い込んで読んでいました。みちのくアタミさんではないですか。あとがきに初めての人外とあり、あれ狼モフ描かれてませんでしたっけ、と思ったら違う作家さんだった。。絵でわかるだろ。。自分。
さて、シリーズで3巻まであります。第1巻は舞台を整えた感じで、吸血鬼だけれどそれに目一杯逆らって生きている和重と、人間の小林少年の出会いから始まります。押しかけ女房の小林。帰れと言いながら合鍵を渡すまでが1巻です。
和重を吸血鬼にした将門が恋路を邪魔してきそうです。
初読み作家さん、表紙の絵が好みだったのと、
吸血鬼設定が好きなので!
一巻はまぐわい無し、ストーリー展開が中心です。
和重は吸血鬼。
半世紀も前に死にかけの吸血鬼に血を求められ、
受諾したら自らも吸血鬼に。
「お前さん」っていう呼びかけが昭和な雰囲気。
片や、孤児院育ちの不憫な身の上、金髪の昭彦。
命を救ってくれた和重に押しかけ女房しているうちに惹かれていく。
将門と師夏がなんともいかがわしい雰囲気です。
巻末の傘のくだりがほっこりして好きです。
吸血鬼ものが読みたいなあと思って探していて、みちのくアタミ先生のこちらの作品に辿り着きました。
7年前の作品ということで、今とは少しだけ絵柄が違う感じがするかも?60年代ファッションや黒電話などが目に楽しいです。
吸血鬼の昭彦(受)と、昭彦を吸血鬼にした張本人である将門、どちらも美しく、麗しいお姿で眼福✨
現代のお話だろうと勝手に思い込んでいたら、なんと1968年の日本が舞台のお話でした。
ところどころ、時代を意識したタッチのコメディ調の絵が出てくるのが可愛かったです◎
落ちてくる鉄筋から昭彦を守ってくれた吸血鬼の和重。部屋にきのこが生えている吸血鬼です笑
全3巻なんですが、この1巻では大きくストーリーが進むと言うよりも、キャラクターとその背景紹介という感じだったかな。
不可抗力的に吸血鬼にされ、自身は死ぬこともできず妻と娘を見送り、隠れて鶏の血を啜って絶望する和重。
死にたいと思う気持ちはあるけれど、飢えるあまり目の前の食べ物(保存血液)には手を出してしまう、そうしなければ人を襲ってしまうだろうからー
その人生の寂しさと彼の葛藤に胸が痛みました。。
和重に惹かれていき、和重宅のトイレであんなことしちゃった昭彦との関係が今後どう深まっていくのか、続く2・3巻が楽しみになる、吸血鬼シリーズの幕開けでした・:*+.
友達からのおすすめで購入しました。
全巻まとめてのレビューです。
線が綺麗で絵柄もレトロチックで時代軸に合っており、内容も儚くて美しいお話でした。和重が人を失う事への辛さを知っているからこそ別れを覚悟して過ごしている様子は切なかったです。でもそれ以上に昭彦が和重を思う一途さや、お互いに想いあってる姿がすごく素敵でした。そして将門様も師夏くんと共に過ごせて良かったなと思いました。
友達におすすめされて試し読みした後、購読させてもらいました。
みちのくアタミ先生の作品を購入するのは初めてです。
まずこの作品を読んでみて最初に思ったのは、絵柄が綺麗!!あとがきではキャラデザのモデルや時代の作画などアタミ先生のこだわりが知れて読む上でより楽しめました。
昭彦くんが師夏くんと出会った話を和重さんに話しているシーンでは「和重さんと同じで綺麗なんですけど…」という言葉に対し、硬派な和重さんが赤面してるのがすごくかわいかったです。
行ってらっしゃいと笑顔で見送る昭彦くんを見た和重さんが行ってきますとちゃんと返事の挨拶をしたり。他にも昭彦くんが用意していった夜ご飯を金の無駄遣いと言いつつもしっかり食べたり。昭彦くんの健気さに絆されている和重さんが微笑ましたかったシーンがいくつもありました。
そして尊敬なのか恋愛感情/欲情なのか無自覚な昭彦くんが初心で可愛かったです。
このタイトルにもあるレッドベリルとは宝石の種類の一つであり、別名 赤のエメラルドと呼ばれているらしいです。この作品にピッタリなタイトルだと思いました。