電子限定おまけ付き
作家買いです。
秋平先生の描かれるお話は、ストーリーももちろん素敵ですが、イラストもまたいいのです。あっさり系の個性が強い絵だと思いますが、読んでいるとクセになってくる味のある絵だと思うのです。特に表情が素敵で、こちらまで切なくなる泣き顔だったり、エロの時の真っ赤になった涙目の表情だったりが本当にいいんですよ~。今回もその可愛い表情を堪能出来ました(*´∀`)
さて、内容ですが、香子様もおっしゃってる通り、少女漫画のような可愛らしくてキラキラしたお話でした。
男子高校生の初々しくて切なキュンなエピソードの数々に、ページをめくる度にトキメキます。
両片思いの二人が、互いの言動にドギマギしたり、欲情したりしてるのが上手に表現されていて(≧∀≦)
ネタバレなしにしときますが、少女漫画のようなキュンと来る素敵なシーンの数々をご期待下さい。
それと、片思いの切なさもしっかり堪能出来ます。人を好きになると、嫉妬とか自分の醜い感情とも向き合わなきゃいけなくなりますよね。人を傷つけて、自分も傷ついて、切ないなぁ・・・と。
でも、それを乗り越えて、やっとスタートラインに立てるんだよ・・みたいなメッセージを感じました。全然、読み違えていたらすみません(^^ゞ
ところで、稲荷んと麻美もありだとは思うのですが、根っから腐っている私は白石と稲荷んでお願いしたいです。主人相手に遠慮なくチクリと言え、主人が間違えた事をした時は叱って諭す事が出来る白石に、相当拗らせた面倒くさい稲荷ん。夢(妄想)が広がります(//∇//)
引っ込み思案の翔平は子供の頃からの親友一樹に片想いしている。告白するつもりはないと思っていたが、転校生である稲荷が一樹を狙っていると知った翔平は…。
秋白さんらしく、少女漫画のように可愛らしくて初々しいストーリーです。王道展開なので、あらすじは短めにしときますね。三角関係風ではありますが、さほどイライラしたりモヤモヤする展開はありません。
二人の邪魔をしていた稲荷んは、過去のトラウマから素直過ぎる翔平に嫉妬していたようなので、それを乗り越えたんだから麻美も含めた四人の友情は大人になっても続きそうな気がします。いいな〜青春かぁ。
当て馬稲荷んと麻美はアリだと思うのだが。
いやいやいや…。
これは可愛い。可愛すぎる。
そして可愛いだけではなく、じんわり心を揺さぶる、キラッキラしたキャラクターたちのお話でした。
同学年の高校生同士。幼なじみで、小学一年生の頃からの仲良しです。
受けはずっと攻めのことが好きなのですが、一生気持ちを伝える気はありません。なぜなら親友としてずっと一緒に居たいから。攻めが居なければ、自分の人生はちっぽけなゴミクズのようだと思っているから。
攻めの方も、揺るぎなく受けが大好き。受けの視点のお話なので、攻めの恋愛感情ははじめは分かりません。でも男子高校生にあるまじき仲の良さで、ひたすらラブラブいちゃいちゃしています。イケメンで女子にもモテまくりなのに、常に受けといることを優先し、ニコニコしています。
どちらも天然なカプで、転げ回るくらい可愛い。
そんなナチュラルバカップル状態の2人の間に、超絶美少年の稲荷という転校生が入り込んで来ます。金持ちのおうちの子で超クール。そんな彼は受けの気持ちを見抜き、自分も攻めのことが好きだから、告白しないのなら自分がもらうよ、と言い出します。
ナチュラルいちゃいちゃだけど出来上がっていないカプの間に入る当て馬キャラって、ウザかったり邪魔だったりするものですが、この稲荷というキャラはすごくいいキャラでした。受け攻めの間を邪魔することに違いはなく、受けに見せつけるように攻めにくっついて、受けをヤキモキさせる役回りです。でも彼の事情や想いが定かになるにつれ、どんどんキャラに深みが出て、作品自体にも深みが出ました。受けと攻めが裏表のないキャラなので、こじらせてる稲荷がとてもいいアクセント。
受けの理解者である腐女子な女生徒、稲荷宅の使用人などを含め、まったく悪人の出てこない優しいBLでした。
面白かった!
実写化もされた初コミックスの『飴とキス』は、評価が高いのも知っていたのですが、表紙の甘い感じや絵柄に惹かれず、読みもしないで「この作家様は好みじゃないな」と勝手に思っていたのですが、すべて撤回します!!なんとなーく、本当になんとなくなんですがこちらの『エモーション!』をポチっとしたんです。表紙に惹かれたと言うわけでもなかったのに…。それが読んでみたら、最初から最後まで色んな感情が渦巻いて、何よりきゅんきゅん萌えまくってしまい、ストーリーもキャラも絵柄も、表紙までも大好きになりました(๑˃̵ᴗ˂̵)੭ꠥ⁾⁾
秋平しろ先生は初読みだったのですが、受けの翔平が慌てたりいじけたり「かぁぁぁっ」と照れる顔や、一樹が時折見せる男を感じさせるシリアスな顔、2人の仲を揺さぶる稲荷の読めない顔など、大変表情豊かに描かれていて、可愛いとシリアスの使い所の巧みさに、ものすごく感情移入してしまいました!
さらっと線の細い絵柄なのですが、感情がたっぷりと揺さぶられる表現が本当に良いのです!
翔平と一樹の幼馴染のエピソードや、翔平の相談相手の麻美や、転校生の稲荷のキャラの肉付けもしっかりしているためストーリーに深みがあり、DK同士の両片想いに萌え転がりながら、心に染み入るストーリーも楽しめるとても素敵な作品で、何度も読み返す一冊になりました。
電子の手軽さがなかったら、秋平作品を知らずにいたかもしれません。知ることが出来て本当に良かったです。
秋平しろ先生の作品は3冊目でした。やっぱり先生の作品です!
先生が描く二人は、なんでですかね?こじれていたとしても可愛いと思えてしまう…その可愛さが癖になります。
サラッと描かれているようで、2人の言動がすごい自然に入ってきて、ストーリーに入り込みやすいです。なんて事ない動作の構図まで可愛い。可愛いばっかりでごめんなさい^^;ちょっとイライラしてた時に読んでしまいましたが…汗、読んで良かった!!2人に癒されました。先生の作品がもっと読みたくなり、いちばん遠い星も購入しました。