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今度は金髪美青年の襲来!? 極道の嫁の受難は続く……!
ハートフルな子育て極道もの、第3弾です。
2作目が出た時に歓喜しましたが、まさかの第3作目!!
「極道さんシリーズ」と銘打ってあったので、今後も続いてくれると嬉しいです♪(´ε` )
感想なんですが、今回もとにかく甘いです。
シリーズを通して、家族愛と賢吾の佐知に対する溺愛ぶりがテーマとなっていますが、今回はそこに主役カプのイチャイチャが増量。
いや、前作でもイチャついてましたが。。(^^ゞ
何だかシリーズ3作目となり、3人で色々乗り越えて来た分、いい意味で遠慮の無くなった甘い二人が読めるのですよ~。
割と賢吾の掌の上で転がされる感が強かった佐知ですが、今作では佐知の方に余裕があるんですね。そして賢吾は佐知にしてやられている!!
特に、いつもはツンで意地っぱり気味の佐知が、後半で見せたデレぶりが最高でした。賢吾と一緒に、私も幸せを噛みしめましたよ。。。
今作ではフランス人写真家が当て馬として出て来て、二人の仲を引っ掻き回してくれましたが、この子もなんか憎めなくて、読んでいてほのぼのとさせてくれました。当て馬好きの私としては、もうちょっとグイグイと頑張ってくれるともっと萌えましたが!!
シリーズものとしてすっかり安定して来た感があり、こんな雰囲気で長く続いてくれると嬉しいです(^^)
世界的写真家のクリスがたまたま覗いた保育園の運動会で史の愛らしさに心奪われて、東雲家に写真を撮らせて欲しいと押しかけてくる…というストーリーですが、はっきり言ってクリスうざい。
独特の押しの強さ、へこたれなさでグイグイと迫り、悪気はないのかもしれないけど、無遠慮です。
私はこのキャラに微笑ましさを感じられなかった。
賢吾と佐知の仲はもちろん揺るぎないものだから当て馬にすらならないというか、賢吾に抱きつくクリスに対してヤキモチを隠せない佐知の姿を見て、賢吾が幸せに浸ったりするので二人にとってはいいスパイス程度だったかもしれない。
でも賢吾の忠告に聞き耳を持たなかったせいで、案の定、クリスに押し倒されてしまう佐知…。
危機感なさすぎぃ!
少しでも邪な心を抱いて佐知に近づく男を小さい頃から景吾が排除し続けてきたせいで、佐知は他人からの視線や思惑といったものに関して絶望的に鈍感なのだけど、もうちょっと危機感持って欲しい…。
私が嫌だなぁと思ったのは、東雲家を無遠慮に引っ掻き回すクリスのせいで終始、不安定な史の姿。
無遠慮な大人のせいで、子供が我慢&皺寄せがいく…という構図が一番嫌なので、読んでてモヤモヤしました。
萌えた箇所は、賢吾が佐知に抱かれてもいいとさらりと言ったところ!
「お前がどうしてもって言うなら、俺のケツかしてやってもいいぞ。」
「お前の童貞をもらうっつうのも悪くねぇ。」
あの、賢吾が!
相手が佐知だから。佐知相手ならそんなことも何でもない。
世界で何よりも特別な存在だというのが、この本当に思いもよらないリバ提案によって際立ってました。
それに対して返す佐知の言葉も男前だったし、この二人のエピソードは愛がいっぱいで好きです。
(結局、リバはしていないです。リバ大好きだけどこの二人はリバしなくてもいいと思います。この賢吾の言葉が聞けただけでもうもう満足。)
まぁ史の母親の写真のくだりが良かったので、クリスの存在も最後には許せたけど、もう二度と来なくて欲しいわ…というのが正直なところです。
電子書籍には二つの書き下ろしが収録されていて、そのどちらも素晴らしかった。
クリスのような邪魔者がいないので、二人の甘い世界にこれでもかと浸れます。
極道さんな隠れ男前パパ攻め×町医者のツンデレ天然美人受け+幼稚園児のちみっこ、という布陣のほのぼのファミリーやくざもの、第3巻です。
今回は攻め受けとちみっこの写真を撮りたがる世界的なカメラマン・クリスというキャラが当て馬キャラとして登場します。
前巻には攻めの昔なじみの女性が当て馬キャラとして出てきましたが、彼女はウザいながらも受け攻めの関係を強固にする働きがあったのですが、今回の当て馬にはほぼそんな働きはありません。むしろ当て馬のトラウマのフォローに受けが回る、的な感じです。
それが、続編シリーズは受け攻めがメインであってほしい派の自分としては、すごくうっとうしい展開でした。もう出来上がった攻め×受け+ちみっこのファミリーに茶々を入れて引っかき回すキャラの存在自体が邪魔な上に、その当て馬・クリスが個人的に好きになれなかったのも痛かったです。子供っぽく悪気なく受け攻めの邪魔をしまくり、いざというときには雄っぽくちょっかいをかける、そのどちらの方の態度も受け付けなかった。
彼を好きになれる人が読んだら楽しいかもしれませんが、お邪魔当て馬ウザい派の人が読んだらムカつく感じかなと思います。とにかく、1巻と2巻とで結構受け攻めが揺るぎなく出来上がっているので、そこに引っかき回し系のキャラは要らなかった気が。
あと、ラストの「組のみんなもクリスも、全員ファミリーだよ」的なオチも疑問でした。組員たちはともかく、なぜゲストとして滞在していたカメラマンがファミリーになるの?
当て馬キャラの存在は邪魔でしかありませんでしたが、受け攻めのラブラブとエッチは相変わらずすごく萌えました。前作までに、性的な知識に疎い受けは「エッチの時はしてもらいたいことを言葉で伝えるのがマナー」と教え込まれていて、恥ずかしがりながらも「こことここ、舐めて…」とか言うのに滾りました。ツンデレなのに誘い受け…最強です。
ちみっこも相変わらず可愛かったけれど、当て馬クリスのせいで始終精神的に不安定でかわいそうでした。
評価的には、当て馬と当て馬メインの構成はしゅみじゃない、ハートフルやくざパートは萌×2。