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表題作死神の恋

朝日新太郎
死期が近いIT企業課長
タナトス
死神

同時収録作品おあずけ課長

伊崎
部下
高村
上司

同時収録作品ゆめしま

眞木
内偵捜査官
不法入国の男娼

その他の収録作品

  • 記憶にあるもの

あらすじ

クールで有能な死神が殺すべき人間に恋をした!不器用で人助けばかりしている彼をどうしても死なせたくなくて―!?描きおろし付き!

作品情報

作品名
死神の恋
著者
春野アヒル 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイコミックスDX
発売日
ISBN
9784799734407
3.8

(20)

(5)

萌々

(9)

(3)

中立

(3)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
5
得点
73
評価数
20
平均
3.8 / 5
神率
25%

レビュー投稿数5

死神は真面目なストーカー

「死神の恋」
「おあずけ課長。」
「ゆめしま」の3つのストーリーの短編集。

(死神の恋)
いきなりファンタジーあふれる冒頭。
死神主役のお話。
殺す予定だった男、朝日新太郎を魔界から観察していたタナトス。
もうすでにこの頃から恋はスタートしてるんです。
(キャッww)

これ、タナトスが面白くて、面白くて…
真面目なストーカーみたいになる始末。
でも、殺さないといけない相手……
タナトスは考え、
「自分が、犠牲になれば……」
(↑ココ。切ない…。でも、そーゆーの好き)

(おあずけ課長。)
題名の通り、課長と部下の社内恋愛話。
これは、完全にエロ全開。
数ページなのですが、9割ヤってる最中。
世の中には、プレイ中に使ういろんな道具があるのですね…勉強になります…

(ゆめしま)
昔のおいらんみたいな世界の男性版みたいなストーリー。
不法滞在?で内偵操作をしている眞木と、操作対象の蛍。
仕事で出合って、恋をし、駆け落ちするも…

このお話は短編で終わらせるのが勿体ない!
もっと長編で丁寧につくりこんだら、もっといい作品になったと思い、すこし残念。

書き下ろしは、死神の恋タナトスのその後。
もぅ、タナトスかわいすぎる~~
これ、続編絶対やってほしい!!

2

死神ですから

しばらく離れてましたが、アヒルさんの本やっぱり好きだ(*´▽`*)
以上に可愛いこの子たちはなんなのさ。

表題「死神の~」
今日の標的は!!
いい仕事をしよう。魂かりまっせってなもんで
お仕事を開始した死神さん。
ターゲットをきっちりかっちり観察しているうちに
情がわく。
いやいや魂はいただきます!
そばによればよるほど情がわく。
あまつさえお股までww

ミイラ取りがミイラになんて言葉がありますが
あれよあれよなドツボ具合が可愛いお話しでした。
幸せそうで何より。なエンドがほっこりする1冊。

他短編もかわいい☆

4

この死神、萌える!

3つの短編が収録されています。
表紙で「好きそうな雰囲気」と思われた方は、ページを開いた途端に「想像以上に!好き…」となるはずです!

【死神の恋】神
死期を迎えた人間の魂をもらいに行く死神・タナトス。
最近の趣味は死期が迫った人間の観察をすることで、その中でもひとり、タナトスの興味を引いた人間がいた。
ある日、任務を与えられたタナトスはターゲットがその人間だと知って…。

タナトス萌え!!この一言に尽きる作品でした。
最初のページでまず一目惚れ。その時点で神作品確定!となるほど惚れ込んでしまいました。
表紙も綺麗ですが、本編はさらに綺麗です。眼福すぎる。
ある事情で人間として生活せざるを得なくなるのですが、人間バージョンのタナトス(棚戸すばる)を職場の誰もがナチュラルにタナトスさんと呼んでいることがツボ。
人間界のことを知らないタナトスのズレっぷりがとにかく可愛くて、「好き!」と思っているうちにストーリーは終盤へ。
後編はひたすら切ないです。
ラストは志水ゆきさんの「是」を思い出してしまいました。
最後は作者さんが当初考えていた結末と違うそうですが、そこに救いがありました。
長髪眼鏡のクールビューティ萌えの方にはぜひ!一緒にタナトス萌えしてほしい作品です。

【おあずけ課長】中立
上司と部下の話。
ちょっとくせがある内容なので、お仕置きっぽいプレイが苦手な方は苦手かもしれません。

【ゆめしま】萌2
離島の男娼宿を舞台にした捜査官と外国から買われた男娼の話。
設定から切ないのはあらかじめ予感していましたが、やはり画の力がすごい。
目新しくないストーリーなのに引き込まれました。
一瞬の表情の美しさを堪能できる作品でした。

描き下ろしは朝日とタナトスの続編でした。
本編でも萌えたエピソードが再び!という感じで最後まで堪能できました。
個人的にはタナトスは死神バージョンの方がより美しく感じられました。

3

タナトスは棚戸すばる。できる部下です。

全く趣の違う中編2本と短編の詰め合わせ。
表題作は死神とサラリーマンさんのお話。
「死神」なんていうファンタジーな存在が登場する割には中盤普通のサラリーマン上司部下物な展開があったりしてクスっと笑えます。
で、唐突にお仕置き物のオフィスラブ短編「おあずけ課長」をはさんで、もう一つの中編「ゆめしま」は遊郭島の男娼のお話。
最後に表題作の後日談と続きます。
春野アヒルさんの作品って、何故か涙腺に来ちゃうことが多くて、この最後の後日談にやられてしまいました。

3

心が温かくなる優しい作品です。

以前愛読していた「トラさんと狼さん」シリーズを描かれた春野アヒル先生の作品です。懐かしくてついつい読んでしまいました。
7,8年ぶりなのに、全然変わらない、ちょこちょこ笑えるのにどこか必ずジーンと来るこの作風。ものすごく心癒されます。

【死神の恋】
仕事の出来る死神タナトス。死亡者の観察をしていたところ、1人変わった人間が。
ターゲットはIT企業課長の旭新太郎。何度か殺そうとするのに、なぜか足が動きません。
タナトスは上から任務失敗と判断されてしまい新たなトラップが発生しますが、思わず新太郎を助けてしまいます。
泣きつかれた男に金を踏み倒され、具合の悪い人間を介抱して財布をすられ、揚句奥さんは、すられて金のない新太郎を迎えに出て目の前で事故で亡くなるという散々な人生を送ってきた新太郎。
彼の寝首をかいてやろうと部屋に忍びこみますが、寝ぼけた新太郎に奥さんと勘違いされキスされてしまいます。
なんだこれはと動揺しながらも、なんとか自分の手で新太郎の命を刈りたいタナトスは、会社員の姿をして新太郎の会社にもぐり込みますが…。
もう死期が近いので、ほっておいても死んでしまいそうな新太郎を必死に助け、自分が刈ると頑張るタナトスと、飄々とした性格の新太郎のズレたやりとりがとても楽しく、「死」という重いテーマを扱っているハズなのに、心が温かくなる優しい作品でした。
他2作品収録されていますが、どちらにも心がほっこりするような、それでいてなぜか少し泣けてしまう不思議な春野ワールドが繰り広げられていて、非常に幸せな気持ちになれます。

がっつりBLを読みたい人にはオススメ出来ません。
絵本のようにBLを楽しみたい。優しい作品に癒されたい方におススめです。

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