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木村あやさんの作品を読むのは初めてですが、台詞がめちゃ良いです‼︎キャラの名前も良い。
そして今作主人公の藤井くん、めっちゃ口悪くて素直じゃなくてすごく良い。そしてその事を自身でうじうじ考えないところも(そういう強がりで可愛い系なのは飽和しているので)
フ◯ラ後「噛み切った方がよかった?」
もしかして1話読切から連載になったのかな?と思うような2話からの繋がりにちょっと戸惑い読み返したりしましたが、明るい子と友達いない子の交流というベタな設定でも作者のキャラ作りは(山本は勉強出来なすぎて、でも藤井は全然甘やかさない)ちょっとずつベタからはみ出していて面白かったです。
表題作が良くて、その余韻のまま同時収録があると大体げんなりするのですが、それでも「with love」は良かったです!
オネエ口調のゲイバー仲間の会話でも、作者の台詞センスがバチバチ!
お話がちょっと駆け足なのが勿体ない作品でした。
町田くんかわいい。
あとがきでタチ専と知りちょっと戸惑いましたが(オネエ口調はみんなネコだと思ってた)
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表題作の他に番外編と短編が収録されています。
表題作は高一の二学期に東京から転校してきたコミュ障の藤井と明るくて天真爛漫な太一のお話です。藤井は前の学校で唯一の友達だと思っていた子から点数稼ぎのために一人ぼっちの藤井とつるんでいると聞かされ、それ以来友達なんていらないと思っていたような子です。田舎の高校に来てからも周りと距離をおき、近寄りがたいオーラを発していたり、キツいことを言ったりして、友達を作りません。キャラとしてはあまり好きじゃない部類ですが黒髪マッシュな髪型と太一にだけ見せる寂しがりな顔、言葉とは裏腹に顔を真っ赤にして照れるところなんかがとても可愛いです。
男同士でつきあっていると友達に公表しても、からかわれることなく理解されたのは太一の人柄なんでしょうか。番外編ではその友達ふたりのお話が楽しめます。
最後に収録されていた短編はゲイバーの綺麗なママと隣に住む可愛らしい眼鏡の男の子のお話ですがこちらは途中までは良いのですが最後の方が急な展開でバタバタっと終わってしまったような印象を受けました。