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表題作タクミくんシリーズ フェアリーテイル おとぎ話

崎義一(ギイ)
高校3年生
葉山託生(タクミ)
高校3年生

同時収録作品フェアリーテイル

古舘乙哉
大学生,21才
野々宮秀一
23才

同時収録作品デートのセオリー

真行寺兼満
高校2年生,剣道部
三洲新
高校3年生,生徒会長

その他の収録作品

  • ごあいさつ
  • 夢路より

あらすじ

たとえばそんな、おとぎ話――。人里離れた山の中腹に立つ名門全寮制男子校・祠堂学院に夏が訪れた。長い休暇を思い思いに過ごす生徒たちにまじって、いまだ人目を忍ぶ逢瀬をつづける託生とギイは…。8月のおとぎ話・タクミくんシリーズ第16弾!

作品情報

作品名
タクミくんシリーズ フェアリーテイル おとぎ話
著者
ごとうしのぶ 
イラスト
おおや和美 
媒体
小説
出版社
角川書店
レーベル
角川ルビー文庫
シリーズ
タクミくんシリーズ
発売日
ISBN
9784044336196
2

(7)

(0)

萌々

(0)

(2)

中立

(3)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
3
得点
9
評価数
7
平均
2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数3

んー…

三年生の夏休みに突入しました。
タクミくんシリーズ16冊目です。
学園を離れ、ギイとタクミは二人で某所で開かれる婚約披露パーティに出席するため旅にでる。そこで、乙哉と秀一の悲しい恋の顛末を知ることになる。
学園を離れたとたんにつまらなくなりました…。
ギイもタクミもしょーもない焼きもちやくしさー(幼児のときに花いちもんめやって「〇〇くんが欲しい」と言ったからって、なんで妬くの)。
乙哉と秀一の切ない恋の顛末も、萌えどころがなくてつまんなかった。
なにより、タクミやギイが乙哉と秀一の恋に首を突っ込む必然性を感じないというかなんというか。必然性を無理やりこじつけて作ってるようにしか思えなかった。
早く夏休みが終わって欲すぃ。

1

夏休み

表題作シリーズのお話が2作品と真行寺x三洲カップルの短いお話が1作品収録されています。
全てギイとタクミが高校3年生の時の夏休み中のお話です。
メインは表題作にもなっている『フェアリーテイル』で、ギイとタクミも登場しますが、恋愛のお話としてはギイの友人である乙哉君のお話になると思います。
このシリーズ、今までも舞台が学校以外でメインがギイとタクミ以外のカップルのお話になった時に、ちょっと私にはモヤモヤ感が残るお話が多かったのですが、今回もそんな感じでした。
今まで必ずと言っていいほどそういうお話は切ない系だったのですが、どうもごとうさんが描かれる切ない系のお話はどこか引っかかる所があって、不完全燃焼感や腹立たしさを感じさせます。
物語の要となる真相もギイの推察の範囲で、結局真実はどうだったのかははっきりと分からない。
『夢路より』の中で乙哉が良美に話を聞いたのなら、そこで真実を知らせるチャンスはあったと思うのですが、それもなかったので、読後感は萌より残念感の方が強かった作品でした。

1

おとぎ話の遺志、汲み取れず

実は「フェアリーテイル」から「恋のカケラ」までの5冊だけは未読のままだった。

3年生夏休みバージョンをこれだけ無理に引き伸ばすなんて有り得ね~~っっと怒っていたが、最終巻を読む前にこの5冊もきちんと読まないと、という事で改めて挑戦。
本当言うと二学期編の「プロローグ」から萌えが再熱しなければここでこのシリーズ挫折するところだった。

まず、1冊目の「フェアリーテイル」は…
ギイが知人の婚約披露パーティに招待されて、一人だけは気が重いからと託生にも一緒に出席してほしいと無理を頼んだのがきっかけで、海のそばのリゾート地に行く事になったのが発端。

今までの番外編はたとえ本編と関係なくても託生とギイの目を通して何かしらの想いを感じ取れるのに、今回はさすがに難しい。
いつもの通りお節介を発揮するところもあるものの、今度は完全に巻き添えをくらったなぁって雰囲気に感じた。

話としては人魚姫、ロミオをジュリエット(これは戯曲だっけ?)、そしてもう一つ有名な童話を連想するものの、それらの雰囲気に浸る前に乙哉の自分勝手さが気になってしまう。

表現の回りくどさも気になってしまったし、結局は駆け落ちの夜の真相を推測でこねくり回すばかりですっきりしないしで、読んでいてもなかなか話に入り込めなかった。

故に、この巻は<趣味じゃない>評価としたものの、最後にチラっと登場した京介叔父さんに僅かに萌えを、あとがき後の補足の数ページにかすかな希望を発見…

0

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