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この作品は崎谷はるひさんの公式HPで読めるので購入する必要はなかったかな~と、ちょっと後悔。同時収録の『純愛ポートレイト』はダリア文庫から出てますしね~。
『恋はあせらず』の方ですが…なんか崎谷作品にしては中身が薄い…。元家庭教師×生徒。イラストもなんだか印象に残らない…。内容はまぁ年の差カップルにありがちな話です。生徒の由高は家庭教師の永瀬にずっと恋をしていました。でもなんだか、永瀬の方も由高が好きなんだろうなぁということも途中で薄々気づくし、永瀬が年の差を気にして由高に手を出せない感じもわかります。展開が読めるんだよなぁ。
初Hもそんなに濃くはないです。あっさり系。由高のお姉ちゃんのキャラはよかったけど。二人が両想いだということを見抜いていて、初Hが終わった頃を見計らい「終わった?」と永瀬に電話してくる姉ちゃん…。強者です。
続編の方が私は好きでした。大学生になった由高と永瀬のデート編。永瀬視点です。大分Hにも慣れてきた由高。最中の台詞が崎谷さんっぽかった。「これつけてたら終わったかわかんない」と、中出しをおねだり。エロエロ~。あれ?でもこのくだり、なんか『白鷺シリーズ』の知靖×藍のやりとりであった気がする…。
『純愛ポートレイト』はよくぞダリア文庫であれだけ長編になったなというくらい、ここでは短い話になってます。基本の内容は変わってないけど。あ~でも亮祐の性格が変わってるか?ダリア文庫の方がヘタレになってる気が…。
まぁ『恋はあせらず』を文庫化するにしても、今の崎谷はるひさんの文章になるならガラッと変わってくるんだろうなぁ。今年は懐かしい作品が続々文庫化されるようなので、気長に待ってます。