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鬱憤晴らしに自分に色目を使ってきた生徒・三船を
からかったつもりが実は三船にからかわれ尚且つ襲われ
そうになったと言うダメ大人・数学教師雨宮。
清純な風情で雨宮に近付きからかい、落そうとした…
が結局小姑ポジションに落ち着いた極悪生徒三船。
そして、元々三船のストッパー役として雨宮に接近した
筈が雨宮の見せるダメ大人振りに思わず惚れて今日に
至ってしまう堅物生徒木島。
この作品とともに三島さんのお家芸である『年下攻め』は
磨かれていった様に感じます。
同級生同士の恋愛を描く他同時収録作もかなりの
水準と愚考するのです。するのですが、今一つこれだ!
と言うずば抜けた決定打が無いのです。
表題作を生み出した事は、三島さんの作家生命を
かなり延ばす結果をもたらしたか、と。
巻頭に四点収録されているピンナップも味わいがあって
良いですね。一見の価値ありと愚考します。
生徒×先生モノ。年下攻で、プライドの高い受で、裏表の激しいライバル…。三島さんらしい1冊です。
この人の凄いトコは出版社が変わっても作風がブレないトコだと思う。漫画を読む際に出版社チェックって結構重要で、同じ作者さんでも話の系統がガラリと変わるのは編集さんと出版社の影響が大きいと思う。
今回のお話は女に振られたあげく男子校に配属された数学教師・雨宮は最悪の気分。そんな雨宮へ頬を染めて近づいてきたのは生徒・三船。それを見て一段と沈む雨宮。何故男に好かれるんだと。そんな2人に割り込むように入り、何かと雨宮を睨む生徒・木島。
生徒で振られたムシャクシャの憂さを晴らそうと考える雨宮。
ベタだけど、ベタじゃない。
絵柄はちょっと古いけど、露骨な表現が良い。
多分最強なのは三船だろうな。勘の良い木島でもあわあわしちゃう。先生を三船から守る為に必死になる木島は男前!
何も知らないで2人の生徒に振り回される雨宮先生がツボです。
全部で4つのお話が入っています。
表題作。
先生の我儘っぷりたるやスゴイですw
ちゃ~んと後で我儘言ったことをあやまるんですけどね。
そして三船くんの悪っぷり、こちらもスゴイですww
あの“悪そうな顔”ったらもう爆笑するほど。
3つ目に入っている「触心」
いつもの三島さんの調子で読むと
ちょっと雰囲気が違う作品な気がしましたが
この1冊の中では、1番好きかも~な感触でした^^
主人公2人(森川くんと小野くん)の
2人の心情が、とっても短い作品の中に
しっかり入ってたように思います。
全体的には、コメディながらもちょっとキュンとなるような
そういう作りが三島さんだな~なんて思いながら
楽しめました^^
あとがき読んで、これが初コミックスなのかーとビックリしました。
すでに三島一彦ワールドが完成してる!
とくに、年下攻めの一生懸命さが三島作品に共通する大きな魅力なんですよね。
ちるちる見るまでシリーズものだとは知らなかったもんで、続きを読みたいなと思いました。
たしかにここで話が終わりというのはもったいない。やっぱもうちょい進展させて欲しいなと思ってたので、続きあるのが嬉しいです。
しかし受けの先生がわがままだな!しかもモラル低いし!大人としても社会人としてもダメダメなのに、可愛いと思わされてしまうのが素晴らしい。
あと脇役の三船もいいキャラでした。どう見ても受けの乙女顔なのに、じつは鬼畜攻めってかなり萌える。彼が主役になった作品も読みたいなと思わされました。
で、なにより攻めがステキです。なかなか手を出せないでいる純情さ、必死の思いがなかなか伝わらないでいるフビンさに萌え。健気な年下攻めが大好きです。
これが三島さんの初コミックスだそうです。
2001~2003年に雑誌掲載された短編が3作品と表題作シリーズが収録されています。
表題作に関しては男子校で生徒と数学教師とのお話なのですが、この雨宮先生が俺様、ワガママ、腹黒なキャラで序盤で「こんな教師はいないだろ~」と思ってしまい、そのまま感情移入出来ずに読み終わってしまいました。
生徒の一人、木島君の幼馴染、三船君も結構無茶なキャラ設定です。こんな生徒がいたら即退学だと思うんですけどね…(汗)。
ギャグ物として読むにははっちゃけ度が足りない気がするし、萌え所がよく分からなかった作品でした。
同時収録作品は全て生徒同士のお話。
残念ながらどれも萌を感じるまでには至らず…。
全編通してHは低め、同時収録作品に1作品だけ控えめなHシーンがあります。