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水城せとな病です。
切なさ攻撃にノックダウンされ、まるでダウン系のドラッグにハマったジャンキーのように、怒涛のように読みました。
この話も切ない。勘弁して。
絵が古くて最初は気になってけど、途中からまったく気にならなくなった。
舞台は上海。
偶然出会いキスした二人は、のちにお互いが敵対する組織にいると分かってしまう。いわゆるロミオとジュリエットな設定です。
「会話をすれば敵同士だということを認識しあわなければならない」という状況のなか、会話もなく、ただ体だけを求めあう二人が悲しいです。
同棲愛を読んだら、いてもたってもいられず他のBLレーベルも
取り寄せしてしまいました・゜・(ノД`)・゜・やばい・・・
というか、水城さん、思ったよりBL描いてたんだね・というのが一番でした
今回の舞台は中国上海。
敵対する二つの若いマフィア。
お互いに互の組織の枢軸にいる二人は、名前も知らないときに出会い
惹かれた。すぐに敵対する組織の枢軸の人物であることを知るが
惹かれる気持ちと体を抑えきれず逢瀬を重ねるが・・?!
というところですね。
「つづくとロクなことがない」
とあとがきにありますが、毎度毎度の展開は
ある意味ワザとと思うと、そうとうですね(ノ∀`)
大概の作品はハッピーエンド。
作家としても幸せにしてやりたいと思うものな心理だと思うのですが
水城さんの作品でしっかりハッピーな終わり方ってあんまり見たことがない
ある意味プレイなのかマゾなのかw
今回のお話あ序章。
とはいえ、1巻ですでに二人は結ばれて~なところなので
実際問題この辺で読み終えておくと苦しまないで済むのかなとも思ってみたり
私が初めて読んだBL漫画です。
新宿で待ち合わせまでの時間潰しに本屋をブラついてた時に見つけたんだと思います。
手に取った理由は水城せとな先生の本だったからw
(当時は少コミとかで連載をしてた少女漫画家さんだったはず…)
まさかボーイズたちのラブだとは思わなかったんですw
でも内容にすごく惹かれて、その後は花音買って続きを読んだんじゃないかな?
隔月発売だったのでなかなか先に進まなくてヤキモキしたような…w
端的に言うとBL版ロミオ♂とジュリエット♂って感じです。
半グレっぽい子達の話なのでウエストサイドストーリーの方が近いですかしらね。
互いに敵対するグループの一員である事を知らずに知り合い惹かれ合い
上海の喧噪の中に取り残された空き家で何度も逢瀬を重ねるが…。
お互いの正体を知った時、二人が出した答えは…!?みたいなね。
全4巻。
未だにCD化されてない事に驚きました。
名作なのに。名作なのに。
当時だったらどなたがキャスティングされたのでしょうか?
今だったら絶対に古川さん×サトタクさんでお願いしたい!
↑食傷ぎみって言わないで!個人的な好み120%なんですw
そんなことを考えながら昔の作品を思い返すのも面白いなと思いました。
痛いほど切ない作品。1995年と言う昔のものだけど、これほど衝撃を受け、感情を揺さぶられた作品に私は今まで出会った事がない。(あ、BL作品の中でね;;)
絵の古さが気になるのなんて最初だけ。すぐにお話に引き込まれてしまう。まるで物語のその場所に自分もいるかのような気分になる。街の雑踏、人々の喋り声、一転してシンとした部屋の空気。全てを感じさせてくれる描写は素晴らしい。
2つのマフィアの抗争の中で、お互いがマフィアだと知らずに出会ってしまった敵同士のタウとシュエ。惹かれ合った二人はお互いを知ってしまってもなお、求めてしまう。絶対に報われないと解っていながらの恋愛。そしてこの巻の最後の言葉に胸打たれました…もうこの時点で二人は覚悟を決めていたのかな。
笑える所はないに等しい。胸が締め付けられるような思いになった。でも、凄く満たされる気持ちもあるんですよ。なんだろう。水城せとなさんの作品は不思議です。
このお話は4巻まで続きます。今は廃盤になっており入手困難ですが、文庫にもなってるみたいですので気になる方は是非☆
裏社会×同性版のロミジュリ的組み合わせですね。絵に関してはやはり時代を感じますが、すっきりとしていて読みやすく、私はまったく気になりませんでした。体の関係を持つのも早かったけれど、電撃的に恋に落ちたんだなぁというのが伝わってきたので、展開が早いとは感じず。
シュエのビジュアルにも雰囲気にも、きっとタウは一気に恋をしたんでしょうね。その気持ちを受け止めるシュエの方も、タウの純情さを無意識に感じ取って、愛されることに心地良さを感じているのかなと思いました。台詞もなく目と目で会話して、激情をぶつけ合うセックスが、洋画のようで素敵でした。敵対している組織にいる彼らが愛し合える道はあるのか、続きが楽しみです。