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久しぶりの託生とギイの登場です!改めてお互いを認め合い、許し合う。託生と島岡さんの初めての通話、ギイの嫉妬。いろんなものが詰まっていました。しかし二人のあれこれよりも、やはりタケルの存在。タケルが淡々と話す昔話、思いの丈。カミサマじゃない、どうにもならなかった。この言葉に暫く文字を追うのを止めて考え込むほどでした。結局ああで良かったのか、わたしには判断をつけることはできません。総てを理解するにはまだ時間が掛かりそうです。再読して深読みしたくなるそんなお話でした。FINALは処の気持ちが何だか浮ついてるだけに映ってしまい、あまり好みな方ではなかったです……。
今回はギイとタクミが高校2年生の1月、学校から1学年まとめてスキー合宿へ出かけるお話がメインになっています。
他に約40ページの短編が収録されています。
表題作はギイとタクミがメインのお話で、久しぶりにじっくり2人のお話を読んだ気がします。
4泊5日で北海道という舞台もいい。
もちろんホテルでの部屋は2人で一緒で、他の生徒や大人たちの存在はあるものの、2人のラブラブ度はこれまでの作品の中では高めだったのではないかと思います。
1学年全員で合宿しているので、友人達も沢山来ているはずですが、それ程登場していなくて、逆にちょっと寂しかったです。
それで合宿中にもちろん出来事があるのですが、今回はちょっとファンタジー要素があって、今までも時々あったんですが、なんとなくパターンが分かってきた気がしました。
切ないのはいいのですが、大人の都合で子供が傷つくのはやるせないですねぇ…。
ギイがとても男前でした。
シリーズ九作目、相変わらずラブラブイチャイチャのギイとタクミです。
今回の話は少しSFチックでミステリーチックでした。
他のカップルもほぼ登場せず、ひたすらイチャイチャと謎を追いかけてた。
合宿でスキーに行ったんですが、「まさかタクミが遭難してギイが救出するのでは」と思ったら、本当にその通りの出来事が起こり、このお約束っぷりに、「マタキター」と。もう何も言いませんw
祠堂のスキー合宿にて、宿泊先のホテルが行方不明となっている同級生の親元という事から話が進行していく。
う~ん、切なさは味わえるものの…
ミステリー風味で、ギイ以外は接点のない同級生だし、この巻で登場するタケルはつかみどころがないしで、思いっきりシリーズの本編から外れてしまっている。
同じようなミステリー+怪談もの(?)に10月編の「季節はずれのカイダン」があるが、あちらのほうは学院内の出来事で、過去の事件と教師(今の担任)×当時の生徒を上手く絡めていたからしっくりしていたのに。
それに今回のスキー合宿って祠堂の修学旅行みたいなものだよね?
修学旅行ネタといえば学園ものの萌え処だろうに、普通の生活から飛び出してのハプニングとかあっただろうに…(まあ、きちんとハプニングは用意されているけどさ)
なんかもったいないなぁ。