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表題作Replay

上領彰
リーマン
橘歴也
リーマン

その他の収録作品

  • BLUE
  • 手紙

あらすじ

高校から付き合ってきた恋人・上領と別れた歴也だが、恋人関係が終わっても会社の同僚としての日々は続く。上領は関わってくる時には心に深くその存在を刻みつける男なのだ。歴也は上領の影から逃れられずにいたが、そんな折、大阪から後輩である執行がやってきて!?

作品情報

作品名
Replay
著者
榊花月 
イラスト
高橋悠 
媒体
小説
出版社
大洋図書
レーベル
SHYノベルス
シリーズ
抱きしめたい
発売日
ISBN
9784813010272
3.6

(3)

(1)

萌々

(0)

(2)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
3
得点
11
評価数
3
平均
3.6 / 5
神率
33.3%

レビュー投稿数3

シリーズ二冊目

抱きしめたいシリーズの新装版の二冊目です。
七年目の破局を迎えた、歴也と上領。
真面目だけど掴みどころのない蛋白な歴也(受け)。
俺様で傲岸不遜で浮気者の上領(攻め)。
上領の浮気現場に遭遇したのが別れたきっかけだったけど、浮気そのものが別れの原因というわけじゃないんだよね。それまでも上領は、何度も何度も浮気してきたし、それを歴也は知りつつも受け入れてきたし。
積もり積もった心のすれ違いが、境界線を一気に超えてしまったのだ。

この巻は、歴也にも新しい恋人ができる巻です。
上領のことを思いながら、新しい恋人に抱かれる。
新装版には旧版にあった『歴也の名前を心のなかで呼びながらセックスする彰』のエピソードが抜けてたので、それだけが残念でした。

ラストの『手紙』はめっちゃ良かった。
うるっときました。

1

別れた二人

「抱きしめたい」シリーズの2巻目。
表題作「Replay」は彰と別れた歴也が、東京に転勤してきた執行司と付き合い始める話。
「BLUE」羽鳥と彰の出会いの話。
「手紙」彰の独白。

7年以上付き合っていた相手と別れて、それも、まだ未練たらたらで、
そんな歴也が司と付き合おうと決めるためには、それなりに、いろいろきっかけが必要。だから、司の生い立ちが重いのは必然。にしても、、、。
一方の彰の方といえば、歴也という恋人がいながら、会社が一緒じゃないからすれ違いばかりだからといって、他の男に心惹かれて、その上、社内でいきなり押し倒すとか、、、勝手すぎ。
「手紙」で明かされる彰の本心も、身勝手すぎて、、、だな。


1

雀影

セルフつっこみ
重要だけとうざい女性社員達。
中でも藤井さんのエピソードに、JのSの某キム~氏が実名でバンバン登場する。
2014年現在の今じゃ考えられないな。

苦しい

序盤から歴也の変化に気付いてくれる藤井ちゃんが良い味出してて
見てくれてる人もいるんだよねと嬉しくなりつつ
彰の背中を見かけた時思い出すシャツの下の肌とか
うわぁ……しんどい……そりゃ体調も崩しますよね……。
そこでまた勝手な彰の言動!!!
自分で振っておいて、これ以上歴也を傷付けられるその神経が理解できない。
後に、エレベーター乗る前にわざわざ歴也に
「恋人に、かけてたんだよ」とか言うんだ…。
どれだけ抉れば気が済むんだろう。
歴也が動揺してるのを見れば?自分に縋ってくれば??
好きでも全部は自分のものにならないから、なんて
彰にとっての愛ってなんだろう。
相手の気持ちを思いやることより自らの所有欲が満たされることなら
その程度の男とまで思ってしまいます。

前の会社にいて、羽鳥との出会いと好きになった経緯等も読めましたが
やっぱり好きだと思ったって羽鳥にあしらわれてやりきれなくて
出張中の歴也に「──会いたいんだよ、今すぐにっ」だなんて無茶言うし。
こっちで満たされないからあっち、なの??
思い通りにならないから癇癪起こす子供みたい。
こういうひとを不器用とか愛してあげたいだとか思えない懐が小さい人間ですみません…。

ただ、何が良かったって執行司カムバ────ック!!!!!!!!!!!!
なに…あのナイターの誘い方とか……
母親のこととか気の毒ですし、諦めたはずの歴也の現状に憤ったり
素直でええこやね……。
ただの同情ではないような感情になる歴也と
想いを溢れ出させてしまう司の愛おしさったら!!
余裕の無さもまたグッときました。
ホームで別れる時、彰へ罪の意識なんて感じなくていいのに…。
歴也の心にはずっと彰がいるのはどうしようもない事なんだろうなぁ。
そんな簡単にハイ、じゃあ次!なんて出来るわけもないですもんね…。

腹立たしくもあり、やっぱり幸せになってほしいです。

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