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『その声に、イカせて』の作品と同じように、お手頃な価格で
気軽に読める作品を探していた時に、初めて知りました。
主人公が声優さんということで、どんな話なのか非常に興味が湧き、
古本で購入しました。
『その声で、イカせて』で、剣崎さんと深見さんとの仲を
一ミリも引き裂くことが出来ずに失恋した小早川くんですが、
そんな小早川くんを救ってくれたのが攻めの上総くんで
良かったと思いました。
薄暗い場所での行為や、目隠しの行為など、
声だけでしか判断しないといけないというのは、
声や声優さんをテーマに扱う上で一番の見せ場となるので、
『その声』シリーズの中で、この作品が最も的確に描かれていて
表現されていたと思います。
もしドラマCD化されるとしたら、小早川くんや上総くんの声は
どの声優さんが良いかな?と考えるのも楽しみの一つです。
しかし、良い声の声優さんがたくさんいるので、とても悩みます。 f(^^;
今回の評価は、「神」と「萌×2」で少しだけ迷いました。
今回は「萌×2」にしましたが、気持ちは「神」に近い「萌×2」です。
『その声』シリーズの中では二番目に好きな作品です。
超人気俳優の攻めと新人声優の受けのお話と聞いて手に取ったのですが
これって「その声で、イカせて」のスピンオフ作品だったんですね~。
前作を読んでなくても大丈夫ですが
やっぱり読んでた方が、導入部分の受けの心情に共感出来て
より楽しめたかな~、とは思います。
要は、前作で振られちゃった新人声優・小早川が
超人気俳優・上総に、小早川が好きだった先輩声優・剣崎にそっくりの声で
「好きな男の身代わりを演じてやる」と言われて
辛い気持ちを埋める為に上総に抱かれるうちに
だんだん上総に惹かれていく自分に戸惑う。。。
でも、上総の本当の気持ちも掴めずにさらにぐるぐるしちゃう、
というお話なんですが。。。
上総の俺様っぷりや、それに反発しつつも上総に惹かれる小早川とか
BLのセオリーどおりのシナリオ運びで
お話としても充分楽しめるんですが
やはり注目ポイントは『よく似た声の別人』って所でしょうか。
『声』ってかなりその人の印象を決定付けるものなので
いくら上総が、優しい剣崎と真逆の性格であっても
そっくりな声で囁かれたら、そりゃぐらっと来ちゃうだろうな~、と思うわけですよw
ぐらっと来た所でさらに
上総の役者としての才能や、仕事に対しての真摯な態度
さらには、俺様と思わせておいて
さりげなく小早川のことを気遣っていたりというのが見えて来て
一気に惹かれていく、ってことで出来上がりw
ラストには
上総がなぜそこまで小早川に執着していたのかの種明かしもあるのですが
これもまた見事に王道なんですが、それがまた(・∀・)イイ!!
機会があれば、前作と
もう1作品あるスピンオフも読んでみたいです。
失恋して傷心したところに
好きだった相手にそっくりの声の男が現れて
身体を慰めてくれる・・・
と、いうお話。
人気俳優 上総×小早川 新人声優
新人とはいえ声のお仕事をしている受けは
声に敏感に反応するんだと思うんですよね
違う人と頭ではわかっていても上総の声に抗えず
抱かれてしまうわけですよ。
出会いからエッチv
上総を身代わりにエッチをしているので
どのエッチシーンも、小早川は目を閉じているのですが
誤解が解けたあとのエッチは、ちゃんと上総を見ているのが萌え。
オチは、もう序盤からなんとなく想像のつくものでw
やっぱりな展開でしたが
身体の繋がりから心が繋がるまでのシナリオは
エロの出し惜しみがなく読んでいて非常に楽しかったです。
陸裕千景子さんのイラストも好みでしたv
『その声で、イカせて』で、剣崎と深見の間を邪魔した剣崎の事務所の後輩、小早川が主役です。
実力派俳優の上総 × 新人声優&俳優の小早川の同い年&素直になれない同士のセクシャル・ボイス・ラブ!
剣崎に失恋した小早川は、仕事も全くやる気がでなく、折角俳優としてのいい仕事が回ってきたのに断ってしまいます。
そこに、映画の主演を務める売れっ子俳優•上総が、納得できないと乗り込んできます。
剣崎と声が似ているならと…弱みに付けこまれ、その場の成り行きで関係を持ってしまう小早川。
剣崎の身代わりになって抱いてやる代わりに、映画に出ろと条件を出す上総。
最初は嫌な奴で、全く好きでもなかったのに、カラダの関係から始まって、徐々に一緒にいるうちに…と、まさに王道展開なストーリーでした。
しかも、上総が小早川に執着する理由も最後に明らかになるんですけど、やっぱりと予想できる、パターン化されたお話でした(笑)
これはこれで、安心して読める分、さらりと読めていいんですけど、私的には若干物足らなかったです。
剣崎に対する気持ちが、本気の好きではなく、ただの憧れのような気持ちだったことに気がつく小早川が、自分が本当に好きなのは上総だと気がつき、自分達の間にはカラダの関係しかない現実に落ち込む姿はせつなかったです。
最後の2人の病室シーンは萌でお気に入り。
意地っ張りで、素直じゃなくて、子供っさの残る小早川は、どこかフラフラしていて、甘ったれで、地に足がついていなかったような印象だったんですけど、上総との出会いが彼を変えたんだろうなあと、このシーンで実感出来たところが良かったです。
将来の事や、自分の事を見つめ直す事が出来るようになったから、素直な自分の気持ちを上総にぶつけることができたのでは…と⁉︎
余り好きにはなれない受様だったんですけど、一気に印象が変わってからは可愛く思えました(笑)
上総は泣きボクロがある攻様で、陸裕先生のイラストで発見する度、攻めの泣きボクロもいいなあと萌でした。
ただ、あとがきでも泣きボクロを押している割には、イラストが少なかったような…そこが少し残念でした!
この声優シリーズは第3巻までなんですけど、再読にあたって、何故か最終巻だけ見つからなかったんです(泣)
大分昔に読んだ記憶はあるので、何処かにはあるはずなんですけど…今回は見つからないので、また再読できた時に、第3巻はレビューさせて頂きます。
3巻はうる覚えであるものの、シリーズの中では、第1巻が私的にはオススメです!