内緒の音色も、乱れた顔も 俺だけにならいいでしょ?

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表題作バックステージ・ラヴァーズ

丹羽一誠
音大生,短期専攻二年
由比真尋
音大生四年制専攻

その他の収録作品

  • 後日談

あらすじ

男も女も節操なしなチャラい音大生、丹羽一誠(にわいっせい)が出会った運命の相手。
それは、泣く子も黙る作曲科の先輩、由比真尋(ゆいまひろ)だったーー!
天才ピアニストの息子なのに、訳あって作曲科にいるという由比。
彼の作る音楽に一目惚れした一誠は、由比を巻き込み文化祭でバンド演奏を目論む。
普段は辛辣で可愛げのない由比だが、ピュアでストイックな一面を知った一誠は、ついからかうように手を出してしまいーー。

作品情報

作品名
バックステージ・ラヴァーズ
著者
彩枚サトル 
媒体
漫画(コミック)
出版社
オーバーラップ
レーベル
リキューレコミックス
発売日
ISBN
9784865542752
3.1

(14)

(3)

萌々

(2)

(5)

中立

(2)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
4
得点
40
評価数
14
平均
3.1 / 5
神率
21.4%

レビュー投稿数4

ハードル上げちゃうけどでも、やっぱり言いたい!

単品売りの時からずっと気になっておりまして、一冊にまとまっていたので購入致しました。表題作まるっと一冊です!

結論から言いますと、個人的に凄く面白かったです。BL本漁り失敗してもこうやって良いのに巡り会えるから辞められないな、と思わせてくれる一冊でした。
単純に自分の好み(眼鏡受、チャラ男攻)なのもありますが、攻が受と音楽を通して成長していくお話でもあり読んでいて気分が良かったです!
恋愛面はお互いがちょっとした仕草や行動で意識し始める感じできゅんきゅんしてしまいました笑エロが決して多い訳ではないですが、丁度いい配分で満足です。

攻は宿無しで女の子の家を渡り歩くいい加減な子だけど、割と男前な所もありカッコイイ!
受は音楽に厳しくてつい口が悪くなる時あるけど、基本は箱入りでホント可愛い♡お互い女々しくなる事なく、芯はあるのでそれも良かった。言いたい事ハッキリ言えるっていいですね!

作家さん音楽詳しいのか大好きなのか音楽に関しても楽しめました!私は詳しくはないけど色々聴くのは好きだったりするので最後の文化祭の時はオーディエンスの中にいるような感じでした。あれみるとフェスに行きたくなる…w

脇の榊バーテンもいいキャラしてたので是非スピンオフも見たいなーと淡い期待を…


(以下ネタバレ)
個人的におススメシーンは割と最初にある「関係ない」と怒鳴られるシーンで飄々とした表情で「…まぁ、ないっすねぇ」というシーン!大体チャラ男はビビって逃げるのを多く見かけますが、このシーン見た瞬間!あ、この子一枚上手系の子や…とトキメキました笑
後は受の聞きたくない話をうっかり二人で聞いてしまった時にスマートに受を攻が着てるカーディガンの中に入れる紳士な姿にトキメキ(ry
受がある事情で布団にまるまる姿や猫のスタンプを送るシーンなど所々受の可愛さが滲み出るシーンに毎回萌えてました!
攻の土下座するシーンも男前すぎてトキ…(ry

最後の文化祭シーンのページ配分や擬音が個人的に少し気になったけどホント良かったので読んで欲しいです。

5

丹羽の実家って

個人的に大好物なバンド男子物。
誰かのロボ耳太郎君おススメで見て、便乗してぽちっとな。
舞台は音大で、有名なピアニストの息子が訳あって…的なストーリー。
攻めの丹羽は、お話の冒頭こそ、節操なしのクズ攻めみたいな感じだけど、ストーリーそのものは、カバーイラストの雰囲気に比べると,チャラくもエロくもなくて、途中からは結構真面目に音楽に取り組んじゃってます。
一方、有名ピアニストの息子の由比先輩も、カバーイラストの雰囲気に比べると、ずっと真面目なツンデレさんです。
多分このカバーイラストとでは手を出さなかった本だと思うので、なかなかの掘り出し物でした。

0

チャラ男xツンデレ

ロボ耳太郎くんが私のために「すごい勢いでオススメAnswer」スレにて返答してくれた作品を早速ポチったよ。
この作品の事全く知らず、今回ロボ耳太郎くんに紹介されなかったらきっとずっと知らないままだったと思う。
ロボ耳太郎くん、作品との出会いをありがとう。

さて、作品だけれど。
舞台は音楽大学。厳しい4年制と緩めの短大が併設されている。
主人公は短大に在籍の一誠。
あまり授業にも出ず、単位のためにバンドを組んでそれを実技としようとしているが、なかなかメンバーが集まらず。
家にもほとんど帰らず、泊めてくれるなら男でも女でもの、バイセクシャル?行きつけの生演奏バーのバーテンでバンドも一緒にやっている榊さん(♂)ともそういう関係アリ。
そんな一誠が出会ったのが、4年制の方の先輩学生・由比。
由比は著名ピアニストの息子で、父にコンプレックスを抱いてこじれた人物です。
表紙絵では可愛らしい雰囲気ですが、作中ではかなりツンケンしていて気難しい感じの人物。
展開としては、色々とこじらせている由比をチャラい一誠が半ば脅迫的にバンドに誘い、結果的に音楽の力と一誠の屈託なさで殻を破る事ができた…
一方チャラい一誠も、もう一度情熱を思い出して音楽に賭ける、的な…
年上のツンデレ受けには年下ワンコが誠実に攻め込む、というのが鉄板?ですが、本作の攻めはちょっとだらしなくてチャラい。そんなところに意外性がありましたし、受けがかつて信頼し慕っていた女性ピアノ講師とのエ〜っと驚く酷いエピソードありでひねりも感じられました。
受けのツンデレは攻めと結ばれた後も健在。
物語はハッピーエンドです。安心して読める作品だと思います。

1

主人公が苦手なタイプゆえ…

音楽大学が舞台です。
特殊と言えば特殊な環境。
才能に裏打ちされた人物たちがその才能ゆえに惹かれ合うという設定は読者に伝わりにくい上に、心理描写も「細胞レベルで呼応してるから!」という言い訳で疎かになることが多いので苦手です。
この作品ではきっかけは演奏でも人柄をきちんと表現しているし、受けの方は自分の父に似たタイプに触れて惹かれていったことでトラウマからの解放につながるという開眼まできっちり描写されているものの…。

攻めが苦手すぎた。

ヒモ生活をしながら卒業も危ぶまれる学生生活。寄生先は男女問わず。手が早い。ひととの距離感が近くて、触れてほしくないところにもぐいぐい土足で入り込んでくる。
ベースの才能はあるみたいだけど、漫画では音は伝わってこないのです…。
中心に好きになれない人物を据えられて、みんなにヘラヘラしているその人物になぜかどんどん惹かれて心を開いていく受け。待って、そのひと、最低人間だから!という気持ちが募る。
きっと攻めのようなタイプは初めてだったのでしょう。そこにひとつのものを一緒に作り上げた高揚感がプラスされて…、これは吊り橋効果では!?

受けに早く目を覚ましてほしい。そう願い続けて読んでしまった作品でした。

0

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