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表紙を見た第一印象。
“ギャグ+等身低め”という昔の作品のイメージが先にあったので、話の雰囲気も絵柄もずいぶん変わっているのに驚きました。何気に昔の絵の方が好みかなーと思いつつも購入。
で、読後の感想ですが。
面白い!!!
前から話の組み立て方が上手い方だと思っていましたが、
さらに磨きがかかっていました。
基本的なストーリーの流れは以下のような感じです。
1:とりあえず読者のハートわしづかみ
握力かなり強いです。
初めの数ページであっという間にストーリーに引き込まれます。
↓
2:流れに乗ること川のごとく
テンポ良くさくさく進みます。
↓
3:ガッツリとしたエロシーンを通り抜け
ここも握力強いです。さすがです。濃ゆい。
↓
4:サラッと軽いオチに着地させる。
フィニッシュ!!
美しいです。すがすがしさすら感じます。
例えるなら神隠しにあったようなもんですかね。
しかもこれらの神隠しがバラエティに富んでいて、基本10~20代の男子が絡みますが、拉致束縛に青姦に強姦に動物擬人化に便所の精(と書いてスカトロと読む)…と飽きが来ない作りになっています。キャラの掘り下げもしっかりしてありいい具合。初めはそんなに好みじゃないと思っていた絵柄もいつの間にか愛おしくなっていたり。
敢えて難点を言うなら表紙絵になっている作品で、描く必要が感じられない設定(病気とか)があることでしょうか。私がきちんと読めてないのかも知れませんが…
でもそれを差し引いても本全体の完成度は高いと思うので読んで損はしないと思います。
BENNY'S作品が気になっている人はもちろん、そうでない人にもぜひぜひ手に取ってもらいたい本です。
この方の作品には削り出した、と言うよりも
練り上げたと言う形容の方が似合う感じが
致します。
細かいネタを単に繋げたという感じではなく、
きちんとある程度の要素を加えて練り上げ、
仕上げに何かの色を一刷毛さっと加えて、
という風合いですか。
表面だけのエロではございません。
侮られますな。
短編集です。
絵的に好みじゃないな~と思っていた作家さんですが、読んでみると以外に悪くない。
今では絵を見ただけでトキメクほどの作家さんです。
いや、ホント。
とにかくエロい。
BENNY'S作品はとにかくエロイです。
ハンパ無いです。表現が直接的というか。
朝チュン!?ナニソレ!?な勢いですよ。
短編の中にこれだけのエロスを詰め込めるのもまたすごい。
BL=性的表現というイメージが強い部分ありますが。
完全にエロ本ですね(ノ∀`*)ペチ
ただ、エロ度はハンパなく高いですが、キャラクターの設定というか、背景もちゃんと見えてくるので、ショートストーリーとしてもキチンと成り立ってます。
受の表情が非情に可愛い。
便所の精とか誰も思いつかないような擬人化してみたり。
エロい子好きな子にはかなりオススメw
(↑極論「エロ」しか言ってない気がする・苦笑)
全て主人公達が違う単独の短編集です。
H重視の作品ばかりなので、Hが読みたいと思う時にはお薦めです。
この作家さんは雑誌で短編をいくつか読んだことがあるだけだったので、果たしてどういう作家さんなのかよく分からずに読んだのですが、ギャグとか発想が独特というか、結構吹っ飛んでますね(笑)。
逆に言えば、有り得ない設定の作品ばかりなので、真面目なものを求めている方にはお薦めできません。
「萌」に関しても私は余り感じることはなかったので、評価は中立にしました。
読まれる時は、深いことは何も考えずに流れに任せることをお薦めします(笑)。