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大好きなシリーズ一作目!ヤクザと美人大学生のラブコメ、ふたりの出会い編です。
酔うと女性を口説き、その記憶が飛んじゃう酒癖の悪い比呂くんが、朝目覚めたら全裸でホテルのベッド。聞こえるシャワー音、ベッドの周囲には脱ぎ散らかした衣類。またやっちゃったかーと頭を抱えていたら、浴室から顔を出したのは背中に刺青のある男で。
記憶は無いけど一夜を過ごしただけのヤクザに何故か執着され、頼りになりすぎる友達を巻き込んでヤクザの組長、柏木から逃げ回るお話です。
一部、柏木視点もありますが、主に比呂の一人称で書かれています。この比呂くんの発言や心の声が面白すぎて!何度も笑わせていただきました。
数日前出会ったばかり。そんな柏木からの重すぎる執着や愛に戸惑いつつも絆されかけ、でも信じきることもできず柏木から逃げ出す。
物語スタートから本編終了まで数日間のお話です。色んな意味でハイスピード。比呂からすると相手を認識したその瞬間からドドド執着されてるんですよね。ストレートに愛をぶつけられて、流されてあっという間に囲い込まれ…そりゃ自分の気持ちもはっきりわからず逃げ出しちゃいますよ。こわいよ、囲い込みがすごいよ。
ドドドドドド執着されてる理由は柏木視点で語られます。これぞ運命。
形振り構わず比呂を追いかける柏木と、逃げる比呂。笑ったりうっかり涙したりな鬼ごっこ、すごく面白かったです!
怒涛の展開ですね!
朝起きたらホテルで裸であきらかにやらかした〜!しかも相手は男でヤクザ?
ひえ〜!!な主人公ヒロ。
なぜヤクザこと柏木浩二はヒロに愛してる、逃さないなどと言うのか?出会ったばかりなのに、信じられないヒロ。
実は…となり。
追いかけっこもハラハラでした。
しかも張本人のヒロが、本当は追いかけて来てほしい捕まえてほしいって。逃げてきたの自分なのに、俺を逃した!って傷ついてて。
この作者さんのお話はまだ3冊目ですが、受けの考え方や流れが昔の少女漫画にもとめられてたような、乙女主義?な感じですね。そこがしっかりハマると神なんですが。
なんかな〜と引っかかると萌えきれなくて惜しい。
イラストがしま先生だったので購入しました。
最初の始まり方がかなり強引で、
結果的に比呂は無理矢理初めてを奪われてる形になるのですが
なんだろう…読んでいて嫌な気持ちにならないんですよね。
無理矢理なのに可哀想…!って気持ちにも私はなりませんでした。
ほんと…なんでなんだろう…。
あれよあれよと家まで与えられて流されまくる比呂。
(一応ちゃんと抵抗はしているのですが、柏木のほうが何枚もウワテです。)
でも、そこからはひと悶着あります。
柏木が何故比呂にここまで執着しているのか最初はわからなかったけど
柏木目線のお話でその理由がわかりました。
そして、それがわかると、振り回されていたのは柏木だったんだな…と思いました。
柏木から逃げている時の亮がかっこよくてほんとに良い友達だなぁと思ったし、
比呂が柏木の名前を何度も読んでるシーンで涙が…(;_;)
お互いにとってとても良い終わり方になったなぁと思いました(;_;)
続編もあるようなので楽しみに読みたいと思います♪
受けがつんつんし過ぎ。攻めのことを拒否拒絶しすぎ。困らそうと思って問題起こすなら良いけど、攻めから逃げるために余計なことするのにイライラ……。
エロシーンもずっと拒んでばかり。そんなにつっけんどんだと萎える。
この受けはまだヤダヤダイヤイヤ期終わってないんすかね……。
攻めはいい人なんです。受けだけを想って、拒まれてもめげずに……。
自分が攻めだったら、あの何がなんでも拒否る姿にブチギレる。(スパダリに向いてない)
私がヤクザBLにハマるきっかけになったのがこの小説です笑
攻めがヤクザだと、乱暴な言葉遣いだったり、拉致監禁や陵辱といったタグがつくことが多いと思うんですが、基本的にこの小説はやさしい世界です。
攻めの柏木は受けの比呂を溺愛していて紳士的だし、柏木の側近の玉城さんや、安瀬さんといった組関係の人たちも丁寧です。もちろん暴行を加えての拉致監禁なんてないし(監禁…と言われればそうかもだけど)、平和です。
ヤクザBL入門にはピッタリだなぁと思う一冊です。(私はこの小説のあとすっかりヤクザBLにハマってしまって、重め系にどっぷり浸かるように…)
どちらかというとスパダリ物が大好きな人にはぐっと来ると思います!