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あまーーい!(照
その一言に尽きます。
シリーズ2作目。
順番的には違うのでしょうが、好みのカプからと思いこの作品から読み始めました。
でも最後まで読むと結果的にはその方が良かったのかも…と思う箇所も。
特に狼登場の辺りやラストなど。
攻めは郭都の皇子 咲埜、25歳。
受けはある集団から逃げている少年、真菜。
咲埜は子供の頃から自分の立場を深く理解している為自己の希望や欲より、国という大きなものの利益をとる、ある意味王族としてリアルに描写されています。
側に侍らせるのは若い少年ばかりという性癖を周囲は眉をひそめるものの、彼がその他に関しては己の責任を理解しているゆえに許されているのかなと思います。
その辺りが描き方としてひじょうに好みです。
多分今に後継をもうけるために妃は迎えるのだろうなとは思うのですが、愛しているのは真菜だけであろうし。
視点は攻め受けの交互の三人称。
電子なので表紙しか見ていないのですが、攻めの口調がひじょうに柔らかいのに絵は騎士っぽいというか…微妙にイメージと違いました。
なので挿絵なしでわたしとしては良かったです。
攻め受け共にツン要素がまったくなく、とても気持ちよく読めました。
・・・とわざわざ断るのってどういうシリーズなんでしょうか。
『ムーンリット』シリーズ2作目です。
表題作は、郭都の皇子・咲埜(攻)と、旅の途中で飛び込んで来たいかにも訳ありな少年・真菜(受)のCP。
私はいろんな意味で『可愛い受』はまったく抵抗ない、というよりむしろ好みなくらいですが、この真菜はちょっと幼過ぎて・・・
ファンタジーですが、無理に当て嵌めればせいぜい中学生になるかどうかくらいだよね?こういうのをショタって言うんだなって感じでした。
水壬さんには珍しいんじゃないかという気がしましたね。
う~ん、それでも『ラブ』に限ればこの年代でも別に構わないんですが(Hもね)、この真菜の場合背景が悲惨過ぎてどうも・・・そのあたりがちょっと引っ掛かってしまいました。いくら『過去』でも、小さな子にこの境遇はな~。
咲埜が一見優しくて穏やかないい人そうでいて、さりげなく(?)腹黒全開なんですが、とにかく真菜が健気で可愛過ぎて、咲埜も徐々に情が移って行って・・・
咲埜は、自分の中の葛藤を超えて覚悟を決めたあとは真菜を溺愛してます。イヤもう、この子は甘やかしてやりたくなっちゃうよね~という感じでした。
それにしても、咲埜さまは年齢(25歳)の割にオヤジ臭いです。
ストーリーは真菜の抱える事情もあってなかなかにスリリングな部分もあり、スピード感があって面白かったです。
このシリーズは、メインCPが次々に移り変わっていく形式なんですが、キャラクターもエピソード・シーンもかなり錯綜していて、シリーズ通して読む楽しみがあります。
こちらも、前巻を受けている部分もあり、向こうのキャラクターも出て来ますし、逆にこちらで登場した脇キャラクターがこれ以降の作品に出て来たりもします(メインになったり脇で顔出したり)。
シリーズ中でも結構好きです。 CPで言うなら4番目かな?
むぼちさま。
かえって気を遣わせてしまったらすみません。もう読まれてたんですね。
こういうコメントもメールも、(孤独ですから・・・)嬉しくてついお返事してしまうんです。むしろうるさいんじゃないかな~と思うことも(^^;
逆に、コメントいただいても気づかなくてお返事が遅れることもあるかもしれませんが、それも故意ではありませんので。
どんな形にしろ反応していただくのはとても嬉しいんですが『何か書かなきゃ』と気にされる必要はまったくないですよ。もちろん、書きたいと思われたら遠慮は無用でお願いします。
趣味の場ですからお互いに無理は禁物で行きましょう。
でも、こういうコミュニケーションって本当に感激なんですよ。
コメントありがとうございました。
いつもコメントにお返事を下さってありがとうございます。
以前は、「自分はファンタジーが苦手だ」と思い込んでいたのですが、大違いでした。
森羅万象シリーズは、実はkiraraさんのレビューを見て興味を抱き、既に一作目を読み終えているのです。(二冊目以降は、来年のcharaのフェアのためとっておこうと我慢してるところですが、いつまでもつか...)
人外のもののけなげさは、たまりませんね。今や大好物です。
ほかにも、kiraraさんのお陰で読むことができたよい本が何冊もありますが、ひとつずつお礼をするのも「お返事下さい」みたいかな、と控えておりました。
たくさん教えてくださってありがとうございます。
むぼちさま。
ファンタジー・人外もお好きだったんですね。お役に立てたのならよかったです。
それにしても、まさかこのジャンル(?)で好みが重なるとは!ファンタジー苦手という方も多いのですごく嬉しいです。
もし、シリーズ2作目以降もお好みに合うようでしたら、同じ水壬楓子さんの人外もの・和風ファンタジーで『森羅万象』シリーズが、ムーンリットシリーズと近いものもあると思いますので参考までに。
ただ『人間→動物』ではなく『一応、動物→人間』なんですが。
・・・あまりの嬉しさにちょっと暴走しました。オススメは単に私の勝手ですのでお気になさらずさらっと流してくださいね。
コメントありがとうございました。
kiraraさんの、このレビューを見てすぐに、シリーズ一作目を注文しました。
それを読み終えたのが昨夜で、今残りの6冊をカートに入れたところです。
同人誌も買おうと思っています。
人が獣に変わる話は良いですね。
教えていただきありがとうございます。
このシリーズは、動物変身モノと変わりダネですが、人間同士も ちゃんとあります。
全9カップル中、片方が動物なのが3組、両方動物なのが1組、人間と半獣が1組、人間同士が2組(うち1組が今作品)。
動物はちょっとな~と、抵抗のある方は、この一冊と『ムーンリット・ドロップス』の2冊をオススメします。
薬(毒薬・媚薬)、陰謀、暗殺、密偵&刺客・・・といった、どちらかというと『コルセーア(水壬楓子)』に似通った世界観なので、カナーレ好きには、また違った設定で楽しめる一冊かと。
<エスケープ> 【郭都の皇子・咲埜×薬師・真菜】
彩都に向かう郭都の皇子・咲埜は、道中、何者かに追われ逃亡中の真菜に出会い・・・。
攻・咲埜は25歳だけど、セリフがかなりオヤジくさい?(笑)
皇子だからその口調なのかもだけど・・・(なんかセサーム様を思いだすw だからか声のイメージが三木さん・笑)
受・真菜の境遇も、眞都王家専属の薬師一族の弟子で、色々と仕込まれて・・・(暗殺集団「シャリク」っぽい?)
咲埜に仕える美貌のスパイ・珂耶も・・・(カナーレっぽい)
う~ん、どれもこれも、『コルセーア』とカブる~~
というのは、ひとまずヨコにおいといて^^;
見た目のほほ~ん実は策士な攻と 健気で一途な受の組合せが、いい味出してました。
攫われそうになった受を、『ハンティング』の衣織(狼姿)と月鹿が助ける、というオイシイ一幕もあり、ハラハラドキドキきゅ~んとなるストーリーでしたv
<ティータイム>では、イチャイチャする咲埜&真菜を見せつけられた衣織が羨ましがり・・・月鹿の「クセになる」発言炸裂(笑)
しっかり調教してるな~♪
あと、咲埜が 「ま~な、まなまなまなまな」 と、受を猫のように呼ぶのが 微笑ましかった。
<ムーンリット・チルドレン>では、咲埜の双子の妹が登場。
オマセでキュートな双子達が大活躍で、ヘタレ気味の攻がヨかった(笑)
<~バトル会場>では、咲埜vs衣織 の対決!
何を競ってるかって?
それは、真菜と月鹿につけた、キスマークの数♪
結局、真菜と月鹿にタッグ組まれて、ションボリな2人w
あはは、おバカだね~ 最強なのは受!なんだよ~?(笑)
しょうもないけど、このコーナーも毎回面白くて好き☆
『コルセーア』シリーズを先に読んでしまうと、どうしても二番煎じの印象を受けるので、両方未読な方は、まず『ムーンリット』から読むことをオススメします。 (たぶん、こっちが元ネタだと思う)
私にとっては、どちらも好きな設定なので、2倍楽しめましたv
ムーンリットシリーズ第2弾。
主人公は順次変わるのでこれだで読んでも全然問題なし!
前作を読んでいたら、背後関係とかがわかるけども。
前作の登場人物も登場するので。
っていうか、このシリーズは全部片方は動物絡みな感じかと思っていたのですが、そうじゃなかった!!
郭都の後継ぎ・咲埜×ワケアリ薬師・真菜
旅路を行く咲埜の野営の近くで不審者として捕らえられた真菜。
傷だらけで何にも喋ろうとしない真菜を旅に同行させることにした咲埜。
徐々に打ち解けてくる2人。
咲埜は真菜の純真さに次第に惹かれていくが…。
過去の出来事からどこか生きていくのもしんどいような真菜。
そんな真菜は咲埜と出会って、咲埜にもらった言葉で救われたところがあったように思う。
咲埜はまるで真菜とは違う生き方をしてきて。
何事にもそれほどの執着も見せず、計算で生きてるようなところあって。
それが、真菜と出会うことで変わっていく。
真菜が自分の手から離れてもいろいろな計算の上で仕方ないと思う一方で、何故だか気になって仕方ない気持ちもあって。
素直になってみることを始めて。
ようやく平安を手に入れたとも言えるのかな。
「ティータイム」
前作の衣織×月鹿ペアも登場。
とりあえず、完全にこの2人の力関係は月鹿>衣織だな、と(笑)
すごいほほえましいですが。
そして、真菜の名を連呼する咲埜も大概だと思う(笑)
「ムーンリット・チルドレン」
咲埜の双子の妹たち・りんりんが登場。
この双子、子供ゆえの強気さなのか双子だからの強さなのか。
したたかというかなんというか。
あっけらかんとした感じでした。
そして、ちょっぴり咲埜と真菜のやりとりにジンときた。
郭都の皇子、咲埜は英才と誉れ高く人々の期待も大きい。
他国で開かれる祭りのために旅に出た咲埜の元に、ある日傷だらけの少女のようにかわいらしい少年が飛び込んできた。
素性もわからず、始終何かにおびえているような少年、真菜を不憫に思い、旅に動向させる咲埜だったが、真菜には何か重い秘密があるらしく……
飄々とした王子×ワケアリの少年。
健気な真菜は確かにかわいいけど、少女のような美少年は基本的に私の守備範囲外なのでそれほど萌えず。
どっちかっていうと男の子!!という感じの方が好みです(という個人的嗜好の問題)
しかしこの年齢差はショタというかはんざ……げふんげふん。
策士を通り越して色んな意味で強者な咲埜は楽しかった。
伊織相手にあの態度です。なんて大物。
作中ではあんまりクローズアップされていませんでしたが、人語を操る謎の鷹、タキの色々も気になるところです。
書き下ろしの咲埜の妹の双子の話は普通に可愛いお話でした。