電子コミック限定特典付き
受けのルイが可愛かった。落ちこぼれだけど、まじめで健気。時々見せる、勉強嫌だよ~みたいな顔が可愛かった。恋煩シビト先生の作品はこれが最初で、とても気に入って、この後他の作品も色々と読みましたが、なかなかこの受けの可愛いアホ顔(失礼でごめんなさい)が見れたのは、今の所この作品のルイだけでした。攻めのマルコは寡黙で頭が良くて、何でも出来てしまう。その為この受けのルイのぽやぽや感に癒されていたのかなと思う。
最後、ルイも黒髪になるけど、ショートで更に幼く見えて、可愛いかった。この髪型の方が似合うな。
2人は天界からは追放されてしまったので、戻れないから人間界で暮らしていくと思うけど、貯金とか保険とか、車とか、そこ等へんどうなるのか大変気になった・・・。人外だから、金銭的には魔法か何かでなんとかなるのだろうか・・・。マルコは食料品の店主をしていたけど、そうやって2人でひっそりと暮らしていけるのかな。それにしても住民登録とかは必要になってくるのではないだろうか・・・。余計なことが気になってしまった。人間界でこれから色々な試練がありそうだけど、2人で頑張っていって欲しい。
今まで数多くのBL作品を読んできましたが、本作は一番好きな作品(つまり神作のかなり上位、一軍戦士)の一つです。
「一番」なのに複数あるんかいw って思った方、それワタシもオモタよ!
(突如あらわる謎のインド人)
ゴメンナサイ、1作品になんて絞れないw
本作を読んだのは数年前ですが、本作のレビューを書くためだけにちるちる登録しようかと当時思ってました。
それぐらい衝撃的で、結局当時はせずに今年登録して今コレ書いてます。
本作は、
1話:カメラマンx義理の甥(血はつながってないけど、ド不倫なので地雷の方は注意)
2話:人狼x登山家
3話:神社に祭られている鬼x神社の跡取り
4話以降:おかっぱイケメン天使xゆるふわ天使(メインCP)
です。
1話目でかなり損してると思うんですよね。子門さんも甥くんも目つき怖いよw
でもその後は3人の天使がお互いの・・・あー!書けません!とにもかくにもさいっっっこうなので、ご一読ください。
良い意味で、高河ゆんさんのアーシアンに影響受けたのかな?という感じですが(シビトせんせ、違ってたらゴメンナサイ)、設定が似ているというだけで、その他要素はシビト先生独自の世界観で、シビト先生風味で、カッコよく、可愛く、コミカルで、なにより美しく仕上がっています。
3話の鬼がブサ可愛いうえに、人に変身した姿がやんちゃっぽいイケメン!この姿での絡みが見たかった・・・!
そしてマルコはおかっぱイケメンランキング1位(2位はハク。異論は認める)。
てゆーかこの双子の髪型が好きすぐる!(そうでなくても二人とも顔面偏差値クッソ高くてびびる)
ユーゴやショートヘアピアス君でスピンオフ描いてほしいです先生・・・切に願います。
特にユーゴ!こんな伸びしろのありそうな素晴らしいキャラ、1作だけだなんてもったいない!
本編であんなせつない終わり方をしたので、彼にぜひ新たな恋をさせてあげてほしいです。
読んだ当時、あまりにも本作が好きになりすぎて、毎日いろんなマルコ・ユーゴ・ルイ・ピアス君の話を考えたりしてました。
(ものっそいオタクです、すんません)
3人の幼稚園時代とか見てみたい・・・ルイだけ飛ぶのヘタで、双子が練習に付き合ってあげるほのぼの編とか見たい。
(でも四方八方に飛び交う園児たちをまとめなきゃいけない保育士さんたちが大変そう)
メインCPがくっついた後に、電車の中でマルルイがピアス君とばったり出会ったりとか・・・
(でも全員黒髪になっちゃうので画面が黒っぽくなってしまってセンセが大変、という要らぬ心配をするあたくし)
そもそもピアス君は本編で深い森で誰に出会ったのか?
ピアス君は受けだとセンセがインタビューで断言されてたので、お相手はいけおじ吸血鬼なんてどうでしょう?
(妄想がとまらん)
もしルイが料理に目覚めて動画配信者になったりしたら、
「ルイのおにいさん、料理ですー!」とか言っちゃうんだろうか。
(あっこれ権利的にアウトか)
ていうか電子限定描き下ろしがwww めちゃくちゃほのぼのおもろいwww
本編がシリアスなんで描き下ろし読むまでわからんかったけど、くっつく直前にも日本で意外と仲良くしてたのねw
シビト先生の人外系に興味持たれた方はぜひ、「恋煩シビト 鬼はそと福はうち」で画像検索してみてください。
めっっっちゃくちゃイケメンな鬼が見られますよ。
「俺とセックスしてください」に収録されてます。
自分の全てを曝け出せて、そして相手の全てを受け止める
例えそれが自分以外の誰かから見て異様でも、例えそれが人の理とされる事から逸脱しようとも、、、
背徳的行為や禁忌を犯すという観点からだけではない「欲」と「愛」のボーダーラインの内と外から眺めるような関係性に大きな魅力と魔力を感じました
正に自分の内側にある欲を掻き立てらっるような刺激を得られた1冊
4組のお話しがオムニバス形式で紡がれていきます
1冊を通してガイダンス役でもあり主要CPともなるのがマルコ×ルイという表紙の堕天使(悪魔)×天使さん
いきなりこの2人のお話しになる前に3組のお話しが読めます
先ずは叔父×甥というタブーCP
この作品の始まりの方向性を示してくれるお話しです
マルコに唆される甥
そんな甥が叔父を誘う際に手にしているのは「林檎」
「禁断」を暗喩するアトリビュート的な扱い方がゾクっとさせてくれて官能を高めてくれます
2組目は人狼×人間
人ならざる者に心を奪われ「禁忌」を犯し孤独という隙間を共依存的に埋め合う2人
傍から見たら異種間の情交でありタブー
だけど寄り添い求め合う2人の姿を非難すべき理由はあるのだろうか、、、と天使のルイ視点で読者(=私)も惹き込まれてしまう
3組めは鬼神×人間
代々社にて祀られて来た鬼神
その家の者にとっては崇高である鬼神もその家の境界線を越えればバケモノとして見えるかも知れない
だけど受け入れている者にとってはバケモノではなくまごう事なき「護るべき者」である
神との交わり、秘められた場所でのみ繰り返さられる背徳の日々
それを誰が咎める事が出来るだろう、、、
こうして3組の愛欲と愛情を間近で見て知る事で誰の尺度で引かれたかが不明瞭になっていくボーダーライン、、、
それは優秀な天使として天界(楽園)にいたマルコを虚無に一度は堕としながらも、その一線を越えたから見えた先
そしてそこにルイも辿り着く
分かり合える者だからこその共鳴であり惹かれ愛
ここに至る迄の流れが素晴らしかった…‼
そうして辿り着いたマルコとルイのフィナーレ
境界線の内に居る者としてマルコの双子の兄の天使ユーゴを配置する事でより一層、一線を踏み込ませる効果が増しています
「楽園」の定義は自分たちで決める
そこに辿り着いたのか、堕ちたのかは誰が判断出来るものではない
少なくとも恥も外聞も投げ捨て、自分を相手に曝け出しそれを受け入れ、寧ろ求め合い快楽を甘受する2人の姿は私には幸せそうに見えたのでした(*˘︶˘*).。.:*♡
官能的な世界観をシビト先生の美麗画で浸って読める贅沢!!
しっとりとコケティッシュな雰囲気に魅了されながらも重くなり過ぎないキャラ達が愛らしかったっです
「ルイ」というまさに天使の存在が素晴らしいキャラだったと思います
お気に入りはそんなルイとコンビニスイーツを奪い合う鬼神w
スイーツを食べたがる鬼、、、可愛すぎるwww
修正|白抜きですが目立たないです 基本攻めtnは挿入されてる、途中描写が多くそこは白抜かれていない事が多かった印象で、受けtnは元から描かれていない感じでした(シーモア)
どうレビューしたらいいのかな、難しいな・・・
シビトさんの作品ってアプローチの仕方が音楽みたい。
作者の中にずっと渦巻いているテーマがあって、それをアルバム毎に表現を変えて深化させていくミュージシャン的な手法で作品を生み出されている感じがします。
特にここ何年かの作品はそれが顕著で、それがまたなんというか玄人の域に行こうとしている音楽人っぽくもあり。
『シュガーダーク』『三色混ざれば黒になる』『俺とセックスしてください』ここら辺を本作と一緒に読むとより一層味わいが増すと思います。
前置きばかりが長くなって申し訳ないんですが、本作を読んでぼんやりと思ったことがあるのでもう少しつらつらと書かせてください。
少し前の作者の作品に「食べたいくらいに」という短編があってこれが非常に秀作なのですが、本来ならば前コミックに収録されていたであろうところ、ある大人の事情で収録叶わずこのまま忘れ去られてしまいそうな気配があります。
この短編について「頑張りすぎた結果やりすぎちゃった! 」「悪影響お墨付きなので、逆に自信になりました。」と前作のちるちるのインタビューで言ってらっしゃるのは決して大袈裟じゃないなと私は思っていまして、この短編に都が有害判定を下した事実こそがまさにシビトさんがずっと問い続けている「正しい愛ってなんですか?」という問いに対する有識者達のアンサーなわけですよね。これは“正しくないもの”だとリアルに答えが返ってきてしまった。そして出版社もこの短編をコミックには収録しないことを選択した。
これについて都の判定や出版社の判断にどうこう言いたい気持ちは私には特になくって、まぁそうだろうなと私自身も思っている、この「自分の頭」が一番厄介だなと。
あの短編は秀作だと思う一方で、まぁそうだろうな、良くないわなと思う。
それが普通の感覚で、それは自分の中に【正しいもの/正しくないもの】の線引きを持っているからなんだけど、でも“正しくないもの”を真っ向から全否定することもそれはそれでなんだかモヤモヤする。
あぁ、これって私が前々作の『三色混ざれば黒になる』のレビューに吐き出したモヤモヤ感そのものじゃんって思いまして。
で、本作を読むと、アプローチを変えてまたこの問いに向き合っているシビトさんがいる。
なんかもうね、凄いなって思うんですよ。
しかもどんどん深いところに突っ込んでってる。
本作は、そんな過程の中でのある一つのシビトさんなりの集大成っぽいなと。
1冊を読み終えた時、私の中にぼんやりと湧き上がってきたのはそんな感想でした。
・・・とまぁだいぶん前置きが長くなりましたが、別に本作をそんな風に小難しくぐるぐる考えながら読む必要は全然なくって、まずは美しい天使と妖艶な悪魔が出てくるシビトさん渾身のキャラデザにうっとりしながら読みたいファンタジー作品です。
特に私が声を大にして叫んでおきたいのは、マルコ(悪魔)のビジュアルくそかっこいいんだけど!!!(๑>◡<๑)♡♡♡ってことですね。
表紙のマルコも美しいですが、中の絵の凶々しい美しさがたっぷりの真っ黒なマルコがもうね、カッコ良すぎて。黒い天使の羽根がよく似合うこと…!このマルコの姿に思わずMORRIE氏が私の頭に浮かんだことは分かる人だけ分かってもらえたら嬉しいです。
また天使のルイは、蛇目の三白眼キャラが多いシビト作品では見たことないような可愛らしい見た目でこちらも必見です♪
作中には、“正しくない愛”に我が身を投じる3人の人間達が登場します。
義理の甥っ子に惹かれることを止められない男、親や俗世を捨てて人狼と生きることを選ぶ男、バケモノ扱いされる鬼を護る為に生きる男。
主人公である天使の〔ルイ〕に課された役目は、これらの正しくない人間達を正しい道に導き戻すこと。
だけど下界で実際に自分の目で彼等を見たルイには天界で天使の勉強だけしていた時には分からなかった「迷い」が次第に芽生え始める。
──彼等は本当に正しくないんだろうか?
ルイと一緒にこのクエスチョンを今一度立ち止まって考えてみることが、本作を読んだ意味に繋がっていくのではないかなと思います。
自分が正しいと思うものを信じたらいいじゃない。
自分が幸せと感じる場所が楽園でいいじゃない。
そしてもう一つ大事なこと。
でも「天使」として生きる道を選んだユーゴについてもそれはそれでいいじゃない。
そこまでを自分の中に飲み込めたらこの作品を読んだ意味としてはひとまず上出来でしょ、と私は思います。
で、もう一度冒頭の話に戻りますが、
「食べたいくらいに」はやっぱりどこかに収録されて欲しいなぁ。
なるべく多くの人の目に触れて欲しいなと思う。
読んだ上で気味の悪い作品だと感じる人はそれはそれでいいと思う。
マンガにもCDのようにParental Advisoryシールが貼れればいいのにね。
電子特典の1ページ漫画がダークな本編とうって変わってほのぼの可愛くって最後にいい和みをいただきました♪
下界で暮らすようになったルイが薄い板(タブレット)で本がたくさん読めるよ〜と喜んでいるんですが、本棚をマルコが覗くと・・・
わんわん(犬or狼)と人間の禁断愛作品ばかりを買いまくっている超性癖の偏ったルイなのでしたw
【電子】シーモア版:修正△(1話目は白抜き、他ははっきりと描かない構図になっています)、カバー下なし、裏表紙なし、電子限定特典(1p)付き
大好きなシビト先生の「人外」もの!
主人公は可愛らしい天使くんのルイ。(←私の趣味よりはちょ〜っと女の子っぽいかな〜)
ルイは迷える子羊を救うため、人々を正しい道に導くために、人間のふりをして下界に降りてきています。
そして色々な「愛」と「欲望」のカタチに立ち会っていく、という展開です。
まずは写真家と少年。
続いて人狼と青年。
鬼神と青年。
そこに天使ルイを邪魔する悪魔マルコが絡んで、物語が進行します。
善と悪、愛と欲望、純潔と肉欲といった対比は、どこか哲学的な要素を含みます。
善の象徴である「正しい天使」でルイの幼馴染である白く輝く美しいユーゴが、3つ目のCPである鬼神を殺しにやってくる場面では。
ルイは青年が鬼神を愛してる事を知っているのでユーゴを止めようとします。でもユーゴは聞く耳を持たない。
異形のものへの愛は「黒い愛」なのか?
ならば白いだけの愛は存在するのか?……
下界の存在である私たちは、白だけの愛も黒だけの愛も無いとわかってる。
だってこの下界では白と黒はグラデーションで結ばれていて、善と悪も、愛情と欲望も、恋の中では表裏一体、分かち難く結びついているものだから…
だからここは単純に漆黒のマルコの鋭い美貌、深みのある視線、シニカルな笑み、そしてルイを見る瞳に映るおそらくは苦悩、そして「正しい天使」ユーゴの白く輝く美しく気高い姿をただ愛でたい。
傷もしみもない白いユーゴも、可愛らしいルイがマルコを助ける場面で本当は揺らいでる。
ルイの心が純粋であることを知っているから。
そしてマルコがかつて誰よりも優秀で、皆の憧れだった輝きを覚えているから。
悪も黒も排除しようとする残酷な「善」であるべきユーゴも、悪の中にも一つかみの善が正義が愛がある事を薄々わかってる?だからマルコとルイを見逃すのでしょうか。
マルコと共にいることで髪も瞳も黒くなるルイ。
それでもマルコとルイの暮らしには「幸せ」な空気が流れている。それが全て。