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幻冬舎ルチル文庫の「蜜惑オメガは恋を知らない」の主人公・宇田川が暮らしていたアジールで知り合った類(受・オメガ)と一充(攻・アルファ)の話です。カナコも出てきます。
類が一人称で語る「類と一充」、一充が一人称で語る「一充と類」、類が主人公の「二人」、あとがき、「新月夜会にようこそ-類と一充編-」という内容です。
文庫では類はアジールでムードメーカーというか気遣いの人だと思っていたのですが、こちらではびっくりするくらい鈍いうえ言葉を選ばない率直ぶりで意外でした。
「新月夜会にようこそ」では数年後の話で、一充は相変わらず唐突で言葉足らずなのですが、類が一呼吸おいて対応するというコツを覚えて気遣っているというのが微笑ましかったです。
一充は呉竹ホールディングス社長という優秀な男性なのに、類に関してはどうしようもない男になるというのが、アルファがオメガに超弱いというこのシリーズ共通の面白さでした。
作中で一充が類にやらかしたという「あんなこと」が書かれるのを楽しみに待ってます。
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