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結構痛々しい要素、怖い要素も盛り込まれた作品ですが、攻め様と受け様の関係だけを読む分には凄く私は萌えました。
先ず、なんといっても、攻め様が強引!!!!そして半端ない執着っぷり!!!!なにせ高校時代からの片想い・・・
交換条件の初Hなんかも凄く萌えるんですが、嫉妬からのかなり強引なHシーンも萌えてしまう私・・・
でも、受け様が爆弾事件に巻き込まれて失明してしまっうシーンはとても痛々しいです。
それに、犯人である同級生の喜多村の行動がいちいち戦慄物です。
でも、その痛々しくて怖いエピソード以外は本当に萌えます。
夜光花先生の初期作品。
サスペンス色の強い現代ものです。
そしてレビュータイトル通り、攻めがヤバい。
佐田三季先生作品とかお好きな方に大おすすめの狂気じみた執着攻め。
暴力的な衝動を抱える刑事と、今はピアノの調律師となっている高校のクラスメイト、そこに連続して起きている爆弾騒ぎが絡んで…
…というお話。
この刑事・竜治は高校時代に爆発物を作ろうとして優等生の裕也に止められた過去あり。
なのに刑事になった今でも地下室で時限爆弾(のようなモノ)を作っていて、それを見つけてしまった裕也に、俺のものになってくれたら止める、と取引をして強引に関係を持ち…
この強引さは最近の作品ではあまり見ない感じで、一周回って新鮮でもある。
愛があるのに全く容赦がないのです。いや、愛故に激情をぶつけるのか?
過去があるせいで心底竜治を信じる事ができない裕也と、そこにイラつく竜治。
かなり終盤まで2人の関係性はヒリついて、また謎の爆弾犯人のモノローグが挟まれてサスペンス色が濃くなっていきます。
実際再び爆破が起こってしまい裕也が巻き込まれますが、裕也の負う傷は大変な重症で、これも驚き。
裕也が巻き込まれて竜治は犯人をぶっ殺す寸前までイっちゃったり。
とにかく竜治という攻めが怖い、という作品。
で、続編があります。これも読まなきゃ。
サスペンス要素もあるラブストーリーということで、
ハラハラドキドキの展開でした。
単なる取引で始まった肉体関係から、徐々に恋愛関係に進んでいく様子にトキメキました。
家庭の事情で何事にも投げやりになっていた攻めが、受けが側にいるようになると荒んだ気持ちにならなくなっていきます。
不器用で愛情表現が下手な攻めを、包容力がある受けが受け容れる、
という展開に完全にハマってしまったようです(笑)
続編があるようなので、そちらも早く読みたいです。
調律師の裕也は高校時代からの親友の刑事・竜治の部屋で爆弾を見つける。かつて竜治は爆弾を作ったことがあり、巷でも爆弾事件が起きていた。竜治が犯人と考えた裕也は、竜治を止めるため彼と交際を始める。だが爆弾事件は続き、竜治の狂気をはらんだ面がみえてきて…的なお話。竜治は危険な面を持っていて、いつ狂気に転ぶかわからない。裕也はだいぶ絆されちゃってるみたいでちょっと今後が不安な一作でした。続きが楽しみです。
高校時代からの親友である竜治と裕也。
一度だけ竜治から告白された事があるが、冗談だと思って軽く裕也は断るが、その想いは竜治の中から消える事はなく。
そんな中、事件が起こり、二人の関係も変わっていく――。
複雑な生い立ちの竜治は、何も欲しくなく、誰とも付き合いたくもなく、虚無的に生きてきたけれども、唯一裕也だけが欲する。
その欲し方に、健気ささえ覚えます。
お前さえいれば他には何もない、とまで言われたらちょっと重いかもしれませんが^^;、それでも裕也もそんな竜治を見放しません。気持ちはお母さん?(笑)
冒頭で(身体的には)くっ付く二人ですが、そんな中高校時代の友人や事件が絡んできて、と、ただの恋愛だけでないので、そういうのが好きな方にはお勧めかと。
随所で竜治の執着が露わになりますが、それでもその姿は親鳥を慕う雛のようにも見えて、ちょっと切なくもなります。