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電子書籍で読了。挿絵なし。あとがきあり。
EGOISTE(3) となっていますが、サイドストーリー集といった方が良いかと。ただし、前の二巻にどハマリしてしまった方は絶対読むべきです。
白井と古谷が出会う前のそれぞれの物語を後追いで読むことによって「ああ、だからあの場面ではあんな風に感じたのね」とか「古谷がチラッと話していたあの話の全貌はこう言うことなのね(笑)」とか、ちょっと舞台裏を覗く様な感じで楽しいことうけあい。
そして、前二巻の後のエピソードが素晴らしい!
白井の母の一周忌に兄から渡された写真の話は涙なくしては読めませんよっ。その悲しさ、切なさがあるからこそ、新しい家族としての古谷との幸せが浮き上がるという、対比の妙が冴える『二人静』。
また、古谷から愛されているという自覚がどれだけ白井を魅力的にするかという『名残の熱の…』と『有罪』。誰もいない南京町の通りの真ん中で「ダンス」などと言いながらくるくる回る白井の姿が見られるなんて、酔っているとはいえ、お話の始めには想像すらしなかった。
三冊、連続で読み終えて、少し酩酊した様な、幸せな余韻に浸っています。
萌萌萌。(MAX:萌萌萌:めちゃオススメ)
「egoiste」シリーズのファンにとってはとても重要な、補完的短編集です。
白井と古谷という人間を掘り下げる意味でも、彼らの行き先を見届ける意味でも決して外せません。
特に印象的なのは、本編から数年を経た二人が、恋人という関係から生涯を共にする家族へと形を変え、静かに暮らしている様子。
まるでサナギが蝶になったような白井の成長を、古谷が穏やかに胸の内で語る「名残りの熱の…」は、二人を見守ってきた読者にとっては喜びもひとしおだと思います。嗚呼…
「若葉の頃」:白井との初対面を古谷視点で。
「ソーダガラスの微熱」:白井の悲しい初恋を振り返る話。
「白梅」:22歳の白井と父の葬儀、家族との確執。
「私生活」:同居して半年、白井に対する複雑な心情の古谷。
「ホワイト・クリスマス」:同居して初めてのクリスマスの日。
「蝉時雨」:高校2年の古谷と友人の中西。二人の複雑な関係。
「河原町」:大学2回生の古谷と友人二人。古谷が先輩に狙われる話。
「二人静」:母の1周忌に合わせた白井の帰省。兄との歩み寄りと、古谷の愛に満ちた嘘。
「名残りの熱の…」:出会って6年。30歳を迎える白井との日々を古谷視点で。
「有罪」:出会って7年、21世紀最後のクリスマス。二人で過ごす様子を両視点で。
という、過去から未来までを網羅したとても贅沢な1冊。
旧ビブロス版では、白井・古谷・中西の幻の3P話「ラッフルズ・ホテル」が収録されていますが、クロスノベル版にはありません。
その分「私生活」「蝉時雨」「河原町」「二人静」の4作が、多く収録されています。
(ちなみに「蝉時雨」はビブロス版「egoiste」に収録)どっちを手に入れるか、これを参考にどうぞ。
幻3Pを読みたいがために両方揃えてしまいました。
両想い後はやっぱり1対1じゃないと…という方(私)でも安心して読める内容でしたよ!大丈夫。
白桃さま、はじめまして。コメントありがとうございます☆
腐界の住人仲間が増えてうれしいです。
寝不足大丈夫ですか?エゴイストシリーズは不思議な吸引力があって読むのが止められないですよね。わかります~
古谷と確かな関係を築けた背景に、白井が孤独だった過去があってこそなのは分かっているんですが、やっぱり切ないですよね…不憫で。
そしてレビューがお役に立てたようで何よりです。
さんぴー本が早く届きますように!
ともふみさま、はじめまして。
まだBLに日が浅いのでいろいろ発掘中です。
egoiste1,2と読んで睡眠不足で、今、Fetish読んでいる途中なのですが、さ、さ、3P-!? と、早速ビブロス版も注文してしまいました。
『ソーダガラスの微熱』の白井の呟き「寂しいなぁ…」は、一人だったら泣いてました。電車だったので我慢しましたが。
もちろん、月日が経った後の幸せに暮らしている二人を知るのも幸せな気持ちになります。
ステキなアドバイス、ありがとうごさいました<(_ _)>
「エゴイスト」ファンにはたまらない一品。
1巻・2巻を必ず読んでください!
すごく面白いですよ!はまる事 間違い無しです。
完結編。
月日がたち おだやかな生活でした。
ちゃんと家族になっていました。
男夫婦(夫夫)です。
あの衝撃の1巻『プール突き落とし事件』を読んだ私は
感無量です。
ドS医者(古谷)が白井を大切にしているだけで 涙です。
お互い 辛い事をたくさん乗り越えてこその幸せを
いつまでも共にしてくれる事を祈る。