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好きなシリーズなのに出版されたことを見落としていました。不覚。
あとがき以外に4本の短編が入っていますが、一番長いのは表題作。14巻『さあ、今から担当替えです』のその後を描いています。
前作はかなり哀しい気持ちになったんですけれど、今回は笑っちゃった。
そうね、前作の大河は格好良すぎたもの。
それが『秀の編集でなくなるってどういうことか』を解っていなかったから出来たことだったなんて、抜け作にもほどがある。
その意味を解ってからの大河の慌てようを読むと、これは一種の『攻めザマァ』物語だと思います。『昭和のお父さん的なもの』に対しての『ザマァ』なのかも知れない。
いや、私は大河、好きなんですけれどもね。
でも正直なところ、このくらいのショックを覚えた方が良いと思うのですよ。
だって『作家、阿蘇芳秀』が自分のものでなくなる(『担当編集者は嘘をつく』)だけでなく、恋人(と、いう認識なのかどうか……むしろ『妻』なのか?)としての『秀』が自分より先に死んでしまう(『妻夫善哉ってなんだっけ?』)可能性に今更気づくなんて……あまりにもアホです。
でも、自分の地位に安閑としている夫って、得てしてこうだよなぁ。
(ただ、その後に必死になる大河は可愛いと思う)
長く一緒に暮らしてきたパートナーをお持ちの姐さま方は面白いんじゃないかと思いましたです。
14巻とご一緒にお読み下さい。