傲慢な貴方と姫君な僕

華族・宇喜田侯爵家の跡取り音色は傾いた家を再興する為、若き成功者・原井黎慈を訪ねた。
原井は有望な者に投資し、莫大な富を築いた財界の将軍と呼ばれる男だ。
投資を申し入れた音色に、原井は華族の遊びに付き合うつもりはないと言いつつも、条件を出した。
それは原井の仕事を手伝いながら同じ屋敷で暮らすことと、身体を差し出すこと。
音色は驚き出来ないと訴えるが、原井に「やはり華族様の覚悟などその程度か」と挑発されて、思わず条件を飲んでしまった―。
大正エロティック・ラブ。