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よくこれが中古であったもんだ…
まず本の方は1巻のびっくりする位若く見えるパパ、千里が息子の高校に潜入(違和感ゼロ)という所から高校の美術の先生に見とがめられ、ひと悶着あります。
そして後半は里樹の無謀ともいえるお願い(翔との泊りがけの旅行なんて千里が聞くわけないw)から全員実家になだれ込んでのさらに
「お前らには年齢という概念はないのか!」
と言いたくなる鷹司さんちの人々との絡みで、3巻以降に続く話になります。
「自分の恋愛は親父に認めてほしいけど息子の恋愛はゆるさーん」
という千里のお前が言うな的なわがまま(?)な心情とそれに対しての息子たち(千里にも言える)の反抗っぷりを楽しめる本です。
そしておまけCDが本編以上にびっくりする位にアホw
里樹@宮田さんはどういうイメージでこの子をやったんだと思うようなショタ声だし、千里@緑川さんは水樹ラブのあまりひどいことになっとるなぁ・・・
見た目は少年、中身は中年の一児の父親でキレッキレで難しいんじゃないかと思うんですが普通に落ち着きがなくてかわいいです。
なぜか俊介×千里、翔×里樹と以外に翔×千里のラブシーンが(妄想内だけど)あるしw
俊介のど嫉妬からのS発動は完全に翔の作戦内という事で。
(いや、この本は総じて翔が一番上手ですが。)
よくできたCDだと思いますがでもセットで1600円だったら、買ったかなぁ・・・うーむ。
なんにせよ中古で単行本以下の価格でこれが売ってたら「あわよくばCDがついてるかも」と賭けに出るのは悪くない選択です。
今回もしょっぱなから飛ばすキレパパ・千里。
「一年振りに連載再開したと思ったら36才だと!?くそ!!このペースじゃ介護マンガになってしまうわー!!!サ●エさんのようにうまくやれ―!!!」と通行人を殴りながら怒り狂っています(おまわりさん、こっちです)。千里さん、まだ本編始まっていませんよ(空いたページのおまけマンガです)。
さて、気をとりなおして本編。俊介×千里が書斎でいかがわしことをしていると、隣の部屋から最愛の息子・里樹のえっちな声と、里樹の恋人・二条翔のうふふ♥な声が…。鬼の形相で邪魔しにはいる千里は通常運転なのですが、途中でおあずけ食らった俊介まで「ゴゴゴゴ」と不穏な音を立てつつ静かに怒っています(お願いだからスタンドとか出さないでね)。
なぜお邪魔虫2人がやって来たかというと、俊介が「水鬼シリーズ」の映画化をゴネているから。「映画化」の一言を聞いた千里パパ。ショックのあまり作画が変わってもはや誰なのか判別がつきません(ホラーマンガレベルの顔になっています)。
なぜそんなすごい話を断るのか問い詰める千里。ただでさえ2人で会える時間が少ないのに映画化されてしまったらもっと会えなくなると答える俊介。千里は、俊介が映画化を成功させ、さらに成長出来るよう「最近仕事が入ったから忙しい、暫く会うのは止めよう…」と、身を引きます。
映画化が決定すると、俊介は各メディアに引っ張りダコ。「お祝いのために食事でも」と千里が電話してもスケジュールが埋まっていて断られてしまいしょぼくれた妖怪のように…。
見かねた里樹は自分の大き目の制服を千里に着せ、いざ、高校へ!!36才の千里さん、違和感なく学校へ潜入。ところがそこで俊介が女の子に囲まれている姿を見て、ショックを受け逃げ出してしまいます。運悪く、雨で転びそうになった所をサングラスのイケメンに助けられた所へ俊介が追いつき、一気に修羅場モード。そう、この方、今回の当て馬・蓮音 奨(実はこの方高校で美術を教えながら、水鬼シリーズのイラストを担当しているので余計に俊介は怒っています)。すれ違ってしまった2人の運命やいかに…。
といった感じで、今回もBLあるあるてんこもり。若くてキレイ命の千里の作画が派手に崩れるシーンやギャグ要素も増し増しになっているように感じました。
ギャグもありつつ、きゅんと来るシーンもあるんですよ。テレビのインタビューで俊介が千里さんに向かって「俺だけを見てなさい、千里さん」と公共の電波を私物化し、告白するシーン。歳の差どこ行った?というぐらい俊介が大人なんですよねぇ。(でも子供っぽいアホな千里さんもそれはそれで非常にかわいらしいです。)
その後一週間千里の家で同棲♥というご褒美もあり、楽しく一気に読めました。
後半の千里の実家の旅館のお話も面白かった。
千里さんと同じく里樹ラブ♥、ありえない程若く見える千里のパパ(里樹の祖父)に、兄達。
千里の父千歳に俊介との仲を反対される千里さん。少しは里樹の気持ちが理解出来たのでしょうか。
っていうか、千里さんの血縁者みんなキャラ濃すぎ!!!
なんやかんや言いながら見事にハピエンで終わるハイテンションギャグなので、安心して読めるし、意図的に崩したりデフォルメすることはあっても決して崩れない美しい作画を満喫させて頂きました。
個人的贔屓も含め(笑)、萌え評価とさせて頂きます。
あー、楽しかった!!
あとがきによると前巻が出てから1年ぶりだったそうなのですが、その時間の経過は感じませんでした。
相変わらず千里がキレてて、しかも前巻よりキレ度が上がっているような気がします(笑)。
主人公2人はもう既に相思相愛なので、ラブ度は上がっていると感じられたので、評価は萌に。
ギャグのパターンは個人的にはちょっと苦手系なのですが、ノリが合えば楽しいかも。
今回は千里の息子の里樹と俳優の翔の出番も増えて、2人の関係に大反対の千里が周囲を騒がせてます(笑)。
自分も里樹と同級生の俊介と付き合っているのに、それは完全に棚上げしているという(笑)。
年を取らない千里の父親にも笑ってしまいました(笑)。
攻め様の俊介と翔は2人とも男前です。