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作家買い。
西野先生で、花丸文庫BLACKで、しかもこのタイトル。
ときたらエロいんだろうなと思いつつ購入。
西野さんの新刊はオメガバースもの。
西野さん×オメガバースもの、という事で、確かにエロ度はすごく高いのですが、エロだけじゃないんです。
オメガであることの葛藤。
オメガの子どもが娼館に売られひどい扱いを受け続けていること。
そんなオメガを、守るために身体を張る受け。
エロの中に潜む薄幸健気受けに、思わず涙腺が緩んでしまいました。
主人公はハンターのユアン。
有能なハンターであるユアンですが、彼はオメガ。3か月に一度来る発情期のたびに娼館に行って男を買い、そして抱いてもらう。
番を見つければ発情期に悩まされることはなくなる。
が、彼には番を作ることが出来ない理由があって―。
ユアンはもともと男娼。
オメガの子どもに抑制剤を買うお金がない親に売られてきたオメガを集めた娼館にいたのだ。
この娼館が、とにかく胸糞です。
西野作品ならでは、というのか、とにかくそこに集められてきたオメガ(しかもそのほとんどが子どもなのです)に対する扱いが容赦なく過酷です。
ユアンはハンター試験に受かったことで娼館から抜け出すことが出来、現在はハンターとして働いている。彼がお金を必死になって稼ぐ、その「理由」に、思わず落涙しました。
この作品はとにかくバックボーンがちょっと独特です。
西野さん自身あとがきで書かれていますが、まるでゲームの世界のようです。
こういった世界観がお好きな方にはたまらないんじゃないかな、と。
ユアンは薄幸健気受けですが、彼を一途に愛するバルドという攻めさんが、カッコいいです。
スパダリの鑑です。
ユアンの想いを受け止めたうえで、彼に選択させ、意思を尊重する。
が、その一方でユアンを手にれるための画策も忘れない。
自分の「使命」とオメガであるゆえの葛藤を抱えるユアンと、そんなユアンを一途に愛し続けるスパダリ・バルド。
めっちゃドツボに入るCPでした。
ちなみにバルドは獣人、という事でケモ耳あります。
可愛いケモ耳ではなく、カッコいいケモ耳。
これがさ、
めっちゃカッコいいです…!
オメガバースものという事で濡れ場も多いですが、他にも尿道攻めあり、触手あり、緊縛あり、とエロのレパートリーも盛りだくさん。
エロあり、純愛あり、戦闘シーンあり、薄幸受けあり、スパダリあり。
設定は盛りだくさんですが、それらがうまくミックスされた非常に萌える作品でした。
そして、特筆すべきは駒城さんの挿絵。
めっちゃ綺麗。
そして、作品のイメージにぴったりでした。
表紙をめくってすぐのカラーの口絵が、これまたクッソエロいので、本屋さんでカバーを掛けてもらう派の腐姐さま方、ご注意を。
受けさんが他の男に抱かれるシーンとか、男娼ちゃんたちが可哀そうな目に合うシーンもあって、もしかしたら読み手を選ぶ作品かもしれませんが、個人的にはめちゃめちゃツボに突き刺さる作品でした。
オメガの身でありながら、必死で自力で生きようとする受けが健気で可愛かったです。
背負えるはずもない、仲間たちの命というものをそれでも背負って立とうとする姿は美しいとさえ言えるもので、ただの強気受けとは違っていたのがよかった。
攻の獣人王バルドも、優しくて強くてかっこよかったし、肌に入れ墨みたいな刻印があるのも萌えました。
のですが、もう少し悔恨などの感情が全面に出ていた方が好みだったかもなあ、とも。
ユアンは最初から運命に抗おう、自分で生きようとしていたと思うのですが、でもそもそも一番最初の段階で、バルドがユアンを救い出せていたらユアンはこんな苦労をすることもなかったとも言えると思うので。
ユアンが決してバルドに頼ろうとしないことへの淋しさを漏らしたシーン、あの場面にほんの少しでいいので、一番最初の段階で助けられなかったバルド自身を責める気持ちがあったらより萌えたかな、と思いました。
おまけのSS程度でもいいから、バルド視点のお話も読んでみたかったかも。
そんな気分にさせてくれるお話でした。
お久しぶりの花丸文庫BLACKです。
もう、あの超人気シリーズが終了しちゃえば撤退かもと思っていただけに、こうしてBLACKの方で新作が出て嬉しい限りです。
で、西野先生でオメガバースでBLACKとくれば!
そう、超エロエロです。
そしてそして、甘い!!
BLACKなのに、予想外に甘ーーい!!
作者さんもおっしゃってますが、ハンターにギルドにミッションと、ゲームっぽい世界観なのです。
で、敵対関係にある二人ー。
一応、主人公でハンターであるユアンが、賞金首であるバルドの命を狙っていると言う関係なのです。
なのですが、もうバルドはユアンにベタ惚れ。
基本的にユアンに甘い事がバレバレな為、二人のシーンはじゃれてるようにしか見えないんですよね。
まぁそんな感じで、切ない成分は1ミリ程度。
世界観にワクワクし、ゲーム感覚でハラハラドキドキを楽しむ。
そしてひたすら受けに甘くて包容力のある攻めを堪能する!
それを、超エロエロで!!
と、とても楽しい作品でした。
内容ですが、賞金首の獣人王でアルファのバルド×元オメガの男娼でS級ハンターのユアンによる、オメガバースでハイファンタジーになります。
オメガを集め客を取らせている娼館「養成所」。
かつてそこで男娼だったユアンですが、現在は凄腕のハンターとして活躍しています。
そんな彼が狙う賞金首・バルド。
ユアンにとって男娼としての初めての客でもあるバルドですが、何かと「俺の番になれ」と口説いてきてー・・・と言うものです。
で、この二人の関係が何とも萌えるものなのです。
命を狙われてるにも関わらず、ユアンの前に表れては「番になれ」と口説くバルド。
そして、「首を斬られても知らないぞ」と、憎まれ口を叩くユアン。
で、ユアンの冷たい態度も何のその、「お前を嫁にすると決めている」と、余裕綽々で愛を囁くバルド。
ついでに、ユアンは反発しながらも、発情期になればバルドに抱かれちゃったりして。
そう、この二人、どう見ても互いに好き同士なんですよね。
何だかんだ言いつつ、ユアンもバルドへの想いと言うのが透けて見えちゃってて。
が、ユアンがバルドの想いを受け入れられない理由ー。
実はユアンですが、「養成所」のオメガ達を解放するため、ハンターとして稼いだ大金をつぎ込んでいます。
まだまだ目標額にはほど遠く、養成所の皆をおいて、自分だけ幸せになる事は出来ない・・・。
健気なのです。超いい子なんですよ。
そんな中、養成所からの依頼・獣人の里の玉座にあるレリーフを盗み出す仕事が入ります。
高額の報酬と、オメガを三人解放すると言う約束のもと、依頼を受けるユアン。
レリーフを盗み出す、あと一歩の所でバルドに捕まってしまい・・・と言う流れです。
で、ここから監禁・手錠で繋がれてお仕置きエッチに突入なんですけど。
先にも書いたのですが、基本的にバルドはユアンにベタ惚れなのです。
超甘いのです。
依頼人を調べる為に、エッチでユアンをいたぶって口を割らせようとするバルド。
焦らされるだけ焦らされ、グズグズになっちゃうユアン。
普段の西野作品はですね、もう容赦無しなんですよ。
この展開だと、受けが痛々しくて仕方ないみたいな。
が、今回の攻めは一味違います。
受けをいたぶり続ける事が出来ず、「クソッ」とか言いつつ許しちゃう。
そして甘々エロに突入。
いやもう、弱いな。ユアンに本当に弱いな。
そして甘いな!
ユアンが本気になったら、アッと言う間に寝首をかかれちゃうんじゃなかろうか、この男。
この後もですね、いかにバルドがユアンに甘いか、良く分かる展開が続くのですが。
ユアンの為なら、自分の持てるもの全てを使っちゃうのねと。
うん、でも、ユアンの背負ってるものは重く、彼は相当意地っ張りなのです。
ユアンの頑なな壁をぶち破るには、バルドのちょい過剰なほどの愛情がちょうど良いんだろうなぁ。
実は、お話としては、ちょっと都合良すぎな気がするんですけど。上手く行き過ぎと言うか。
あと、値段のわりに本が薄い!
200ページちょっとしか無いので、あっと言う間に読み終わってしまう・・・。
まぁしかし、受けが第一で包容力ありまくりの攻めも、健気な受けも、そして二人の関係性もとても萌えるものでした。
攻めはですね、受けを宝物のように大切に扱うべきと言うのが、個人的な信条ですので。
あと、いつものごとくエロエロですが、最初にユアンが買った男娼達とのモブ姦があるので苦手な方はご注意下さい。
個人的には、触手と尿道責めに萌えました。
花丸ブラックで西野さん作品でオメガバースな訳ですから「黒くてエロくてキツイんだろう」と読み始めましたが、そんな先入観は見事に裏切られました。
こんな感じの裏切られ方なら大歓迎です。
読み終わった時、爽快な感じすらうけちゃいました。
依頼を受けて有害で危険な生物(獣人、ひょっとしたら人間も含む)を『狩る』のがハンターであるユアンの仕事。当然のごとく獲物は危険であるほど報酬も高い。ユアンは危険な仕事ばかり受けています。かつて自分も所属していた養成所のオメガを開放するためにやっているんですね。
で、ユアンを自分の『運命の番』と言い、事あるごとに抱こうとするのが獣人王のバルド。
この人、真直ぐな攻めさんです。一途だし、強いし、何よりもユアンの意志を尊重している所が良い。いやらしい行為は数々行えど、心根がいやらしくないスパダリです。
で、ユアンはバルドに惹かれつつもその気持ちに応えられません。自分だけが幸せになってしまってはいけないと思っているから。バルドへの気持ちを断つために、ユアンは彼を狩る仕事を引き受けます。
で、ここからがハンターはハンターでも『トレジャーハンター物語』の様相になって来るんですよ。
古い映画で恐縮ですが、ちょっとだけ『イン〇ィ・ジョー〇ズ』のかほりが。
えーっと……ここからは自分の偏りについて叫ばせてください。
西野さん作品って、それがどんなにシリアスなものでも所々にムフッ(『クスッ』ではない)と来る所があるんです。あくまでも『私にとって』なんですが。
今作では『養成所』がその一つ。
ハンター養成所の看板を掲げていても、実は男娼館であるって、ちょっと待て!
きわめてマッチョな『狩人』と『男娼』の言葉の組み合わせが、すごく変。
そもそも、体格や能力的に劣る存在だから差別されているはずのオメガですよ?「この国の政府は一体何をやっとるんだ」と苦笑いしてしまいました。
もっと凄いなと思ったのは、トレジャーハンター部分のクライマックス。
お宝の眠る宝庫を開くためには必ず何らかの『鍵』が必要なのはお約束。
いや、西野さん作品ですからね、そう来るんじゃないかとは思ったのよ。
でも何と言うか、期待を上回るはっちゃけぶりでした。
『桃色メーター』がエロ可笑しいったらないの。
お話のトーンは一途で健気、筋立てはアクション及び冒険もの、エロ方面では娼館あり、触手あり、獣姦ありで、ちょっとしたスパイスにトンチキ風味という『てんこ盛り』のワンダーランドです。
愛しの無敵ピンクでございます(n*´ω`*n)うぇいv
オメガバースと聞けば買いあさってたわたくしでございますが
そんなレベルではない拡大具合になりましたね。
秀逸なオメガバースを集めて教えてほしい。
さて、今回はそんなオメガバースをもとにしたお話でございます。
S級ハンターをしている受。
小柄な体にピンクの頭。見た目も目立つがその腕もなかなか。
けれど発情期がくるとどうしても身体のうずきが抑えられず男を買う。
そんな無敵ピンクをおってくるのはハンターの受からすれば
ターゲットであるべき男。
運命的なものを感じつつも抵抗を続けていたが~・・な
いつものやつですw
オメガな受が、他の男に犯されるというのはオメガバースでは
もはやセオリーな展開なのですが、
逆にオメガが男を買うって設定は少々新鮮でした。
せっかくだからもっと詳細に生々しく描いていただけるとうれしかっ・・(殴
もとは男娼というのも良きですね。
買われる立場から買う立場に・・・いいねv
攻に関していてば
受の境遇に反比例するように甘くて一貫しているのがまた純愛っぽくて好き。
どうでもいい相手にはむごいのかな~とも思うのですが
ターゲットには一直線なとこ、好き!
西野さんらしくエロも多めで大満足でございます☆