卒業まで関わりたくなかったはずの人間が、いつのまにか、毎日会いたい人になるなんて!

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表題作緑と楯 ハイスクール・デイズ

兼古 緑
荻原 楯

あらすじ

未来浅草高校に通う兼古緑(かねこみどり)と荻原楯(おぎはらたて)。学年や男女の垣根を超えて多くのファンを持つ楯と、緑は高校二年で同じクラスになるが、楯に対していけすかない印象を持つ。それは、彼の周りには常に誰かがいて、愛されるのが当然のような存在だから。彼を見ていると自分の劣等感を刺激するので、なるべく距離を置くようにしていた。そして持ち上がりで三年になったのだが、ある日、長期病欠していた楯の家に担任の使いで訪れることになり、いやいやながら向かった緑なのだが――。

未来東京に生きる二人の男子高校生の、じれったいほど凸凹で、照れくさくなるほどピュアな恋の軌跡。

――カバーイラスト 紀伊カンナ――

作品情報

作品名
緑と楯 ハイスクール・デイズ
著者
雪舟えま 
イラスト
紀伊カンナ 
媒体
小説
出版社
集英社
発売日
ISBN
9784087711660
2.4

(5)

(1)

萌々

(1)

(0)

中立

(0)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
1
得点
9
評価数
5
平均
2.4 / 5
神率
20%

レビュー投稿数1

新鮮!キュート!ファイン!

とあるアンソロジーに入っていた短編から、雪舟さんの作品を知り辿り着きました。
表紙は紀伊先生だけど、普通に集英社だし…とBLの期待値低めで読み始めたら……、めっちゃBLでした(笑)そしてめっちゃ好きでした!

2055年の未来浅草高校に通うDKのラブストーリー。
ぼっちスタンダードな優等生・緑と常に周りは人だかりな人気者・楯。
なんの接点もなかった二人、むしろ自分と真逆な立ち位置の楯に対し敵対心を抱いていた緑が、担任(馬)に頼まれ、水疱瘡で欠席している楯の自宅に課題を届けに行くのですが(楯のおうちの雰囲気がとても素敵なのです!)、何気ないこの出来事から、すでに特別な雰囲気を感じてしまいました。この二人が、お互いじゃなきゃだめな関係だという予感が行間に満ちてます(たぶん)。
恋心がぐんぐん加速していく様子が、緑の一人称でDKが憑依してるかのように語られます。
一人で色々考えるときは利口なのに、好きな人を前にすると馬鹿になるってゆー表現があって、初恋にもがくDKが、おかしいような切ないような…とーても可愛いです。

ラブストーリーの展開として、割りとオーソドックスだとは思いますが!
表現とかことばの使いかたがほんとーに素敵で、作中なんども”はっ”とさせられてしまいました。

軽やかで、ポップでキュートな雪舟ワールドに癒されます。ただ、とてもユニークなので、この文体や作風についての好き嫌いは別れるんだろうな、とは思います。

緑(攻)が楯(受)を好きで好きでたまらない!
という気持ちと妄想が全力疾走する楽しい作品です。
とりあえず、私は続編にも手を出してしまいました。

3

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