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今回は年末からのお話になります。
年末みんなは神様のところで宴会をし、正隆はいつも一人で年を越していました。
去年は胡太朗くんたちがいたそうですが、今年は1泊だけ古万乃神社に帰る胡太朗くんとコタ。
大晦日の日、みんなそれぞれの場所へ出発するのですが…。
正隆が一人残るのが少し可哀想だなぁと思っていたので
あっという間に帰ってきた胡太朗くんとコマをみてホッとしました。
さすが胡太朗くんとコマ…!!!!
2巻も動物いっぱいで幸せでした~!
2巻では熊が出てくるのですが小熊がすっごく可愛かったです。
小熊を巡ってひと悶着あるのですが
そこは虹悦のウロコと善博、颯助、雪蒼が戻って来たので無事解決します。
そして!!!!!!!!!
颯助とコマのお話に進展がありそうな気配しかなく、今後も目が離せない作品です。
コマがツンデレなので一筋縄では進まなさそうなのですが、颯助の対応に期待するしかありません。
十二支色恋草子シリーズ通算5作目は年末年始なお話で、正隆には子・丑が憑いています。
年末年始を一人で過ごそうとする正隆を胡太朗とコマが放っておく訳がなく、三人で仲良く過ごします。
お休み処が熊に襲われたり、寝具がお布団からベッドになったり、烏の兄弟と一悶着あったりしますがすぐに解決するので楽しく読めました!
颯助とコマの仲も少しずつ進展して、見ていて微笑ましいです…!
後ろから颯助を抱き締めるコマが可愛すぎました!
シーモアは白抜き修正でした。
何も憑いていない正隆とのえっちが最高にえっちでした!!
動物の神使が休息するお休み処を舞台にした『十二支色恋草子』シリーズも5冊目になりました。
最初の全3巻は、お休み処宮司・正隆と、コマ(猫)に憑かれてるコタの二人が中心でしたが、続編にあたる『~蜜月の章~』はお休み処にやってくる神使にスポットが当たり、シリーズの世界観がどんどん広がってます。
本巻は、小熊を預かることになった話と、烏兄弟の心の呵責を解いてあげる話の二本立てです。
※動物は十二支漢字ではなく、常用漢字で書いてます。
●小熊預かり編
お休み処は大晦日、コタとコマ(猫)は猫神社への里帰りに浮かれていたけれど、正隆が結界の中で一人で正月を過ごすと知ると、正隆と一緒にいることを選ぶ。
だんだん家族らしくなっていてホッコリします♪
そこに仲能(鼠)が小熊の面倒を見てほしいとやってきた!
ヤンチャな小熊の面倒を見るのは大変なりに、ほのぼのっと楽しんでいたのに、母熊に惚れている雄熊が子熊を渡せと襲撃してきて…
自然の摂理で血が繋がらない子熊を淘汰する気なのかと、シリアスな空気が流れますが、雄熊は愛情深く男気があり、家族は血の繋がりではなく心で結ばれるものなんだっていうのを見せてくれます。
鼠はずる賢く擬人化されることが多いけど、仲能(鼠)は大将としての責任感が強く、謙虚で物腰柔らかなところが好きです♪
コタは、十二支が憑いてない正隆の生気を奪ったら大変だから我慢してるのに、正隆は十二支が憑いてない自分は価値がないって勘違いしちゃってねぇ…
軽くすれ違っちゃいますが、後ろから抱きついて甘えるコタがかわいいんだ♪
「何度も射精しなければいいんですよね?」と言いつつ、濃いエッチをするのが正隆って奴ですよね!(なにげにドS…)
そして颯助(犬)とコマ(猫)。
1巻でコマ(猫)は生気をもらうために颯助(犬)の口(舌)を舐めて以来、颯助(犬)のことを意識しちゃって、緊張でぎこちなくなってます…
十二支は子供ができるとお仕えに支障がでるから世代交代になるそうで、当面は繁殖禁止のようです。
それを聞いたコマ(猫)は、颯助(犬)にそんな気はないって安心しかけたのに、またチューしてきやがってよぉ。
フラグは立っていたけど、可愛いコマ(猫)の相手は颯助(犬)なのか…
大人の魅力がある善博(虎)とくっついて欲しかったぁぁぁ。
イタチのお姫様も可哀想じゃんかー。
いつも温和な颯助(犬)もコマ(猫)がピンチになると、怒りをむき出しにするのが凛々しいと思うんだけどさ、犬の素直すぎる感じが逆にあざとく感じちゃって私は苦手なんですよね。
●烏兄弟編
雄熊に壊されたのでお休み処は改築、正隆は大きなベッドを入れるも、コマ(猫)は颯助(犬)と一緒に寝るのが恥ずかしくて、コタとも一緒に寝ない宣言を…
そんな時、黒烏の兄・青星と、白烏の弟・赤星がお休み処にやってきた。
青星は天寿を全うした後も弟と一緒に居られることが嬉しいのに、赤星は生前だけでなく今も兄を巻き込んでいることが心苦しく、兄を解放したいと思っている。
そして赤星は、コマ(猫)を利用して、コマ(猫)からは颯助(犬)を、自分からは青星を引き離そうとするけれど…
これも兄弟がお互いを大事に想っている、それを理解し合う、ジーンとする良いお話でした。
一緒に寝てくれないコマ(猫)に、「正隆との交尾も我慢する。コマと一緒にいたい」ってお願いするコタのかわいさったら!
「交尾しない」って言われてるのに、正隆も二人の百合的なかわいさに泣いてますw
そして颯助(犬)は、自分が居なければコマ(猫)はコタと一緒に寝られるし、猫神社に帰ることもないから、「大将月以外はお休み処に来ない」と言い出して、、、
コマ(猫)は超ド級のデレをします…
颯助(犬)の背中に頭をグリグリしちゃうコマ(猫)がかわいすぎてクッラクラします。
あぁ、このデレを受け止めてくれるのが素敵な善博(虎)であったなら…
かくなる上は、善博(虎)も素敵な彼氏と出会って欲しいです。
コマ(猫)よりかわいいのは難しいと思うけど、コマ(猫)とは雰囲気違う健気美人タイプとか?
推しの善博(虎)のキュン話が読みたい!
エロシーンは今までと比べると少なめな気もしますが、描き下ろしの舐め合いっこがかなりエロいです♥
お休み処にやってきた神使にスポットが当たっていますが、それを通して、正隆とコタは家族としての絆を深めていく、そして颯助(犬)とコマ(猫)のくすぐったい恋模様も発展していく、巧みな構成になっています。
いろんな神使が登場するのも楽しいけど、私は十二支の萌えストーリーが読みたいなぁ。
男同士なら繁殖に関係ないからやりたい放題みたいだし。←楠(猪)談。
「ディアプラス」で、追っかけてたので。纏まって読めて嬉しい。
やっぱり、コマは、モテモテの颯助が気になるんですねー♡
このツンデレめっ!颯助、文字通りのワンコ攻め。
物語はまたお正月からスタートなので。
子の仲能のエピソードから。
十二支は、子供が出来ると次世代に神使を譲るという、世襲制?の様なしきたりがあるという。
己の種を優先したいという、私欲に囚われてはならないから。
仲能は言う。それは選択の自由なので。何を優先したいかは、自分次第だと。
自分にとって、大切にしたいこととは何か。
問いかける様な、少し重いかもしれないけれど、優しいテーマを持っていて。
コマや、周りを取り巻く人々、そして、読み手側にも考えさせる様な。
時事問題的な要素もあって。仲能が護ろうとした子熊たちを取り返そうと襲いかかって来る雄熊は、
さながらシェルターに匿われた子供たちと、虐待ストーカー父かと思われたのですが、
実はそうでは無くて。誤解もあって。
子熊を引き取りに現れた、母が今時のバリバリのキャリア母ちゃんっていう。
ほのぼのしいラストを迎え、新しい家族の在り方を一つ、見せてくれるのです。
一方で、お正月の三ヶ日、何にも憑かれず、「ただの正隆」になって、精気の弱まった正隆を弱らせるまいと遠慮するコタに、「ただの正隆」では、魅力が無いのか⁈ と誤解して、怒って、拗ねる正隆。
もちろん、ちょっ早で仲直りエチ‼︎ 通常運転で、この二人はエッロエロ♡ です。
子の次はもちろん丑。私の一番好きな、楓の物語。
ただし、楓はやはり良きバイプレイヤー。この男はいつも。主役としてしゃしゃって来ることは無い。
そういうところも好きだなぁ。「十二支色恋草子」2巻でもそうだったように。
「撫で牛」といって、傷や心を癒してくれる温かい楓。
その精神的負債の為に、傷付いた心を持って訪れたカラスの兄弟。青星、赤星。
互いに互いを想い合うが為に、すれ違い、傷付いている。
その心をつまびらかにして、愛情を認めた時、温かく包み込み、邪気を祓う楓。
最初の、子熊騒動で、住処の一部が壊れて、改築したのをキッカケに、正隆はベッドを買うのですが、
もちろんそれはコタとエッチする為のもの。
正隆がすぐすぐサカるので、畳の上でコトに及び、コタに畳跡を付けてしまうから…。
と、身も蓋も無い事を皆の前でしゃあしゃあと言ってのける正隆。
コタは勿論、大赤面ですが。この後。めちゃくちゃ積極的にエッロエロです♡
意識し過ぎて、何となく颯助を避けていたコマでしたが、寂しくなった颯助が、お休み処を出て行こうとして。初めて。その背中を抱きしめて「行くな…!」と言うコマ。
この二人はもぅ、秒読みです♡
皆さまお待ちかね、楠と清忠の絡みが無くて残念〜。次巻では見る事が出来るでしょうか。
この既成事実ありありの二人の今後も気になります♡
大好きなシリーズの最新刊です!『蜜月の章』という題名に偽りなく、今回も甘々を堪能させてもらいました。
2巻でも、熊の子供たちを預かったり、カラスの兄弟が泊まりに来たりと、お休み処は大忙しです。
そんな中で、実家に帰ったのにすぐに戻ってきたり、おしおきと称してHを仕掛けたり、正隆を守ろうと奮闘したりと、胡太郎の愛が確実に深くなっててニヤケまくりです。
まぁ、この2人はケンカしてても、もはやイチャイチャにしか見えないところまできてるので、安心して見ていられます。
反対にドキドキしたのがコマと颯助の2人で、コマの照れ具合が可愛くて悶えました。
あんなに意識してるなんて、くっつくのも時間の問題ですかね?
なんにしても、続きがまたまた楽しみです。